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新卒で暗号資産取引所のマーケターになること

なぜこれを書くのか

なぜ新卒で暗号資産の会社のマーケターになるのか、この一点に特化して言語化を行い、自己理解を深めるため。また今後誰かにキャリアや、私の考えていることについて聞かれる機会が、仮にあった場合、参考資料としたいため。

なぜコインチェックなのか

コインチェックとは、何か?

コインチェックとは、新しい価値交換を、もっと身近に。を掲げた、暗号資産の事業やNFTマーケットプレイスの事業を行う会社だ。ブロックチェーンの会社、NFTを発行している会社ではない。

ブロックチェーンは、インターネット上において価値交換の考え方を根本的に変える。しかしこのようなテクノロジーの進歩を、人類が使いこなすのは決して簡単ではなく、その新しさを暗号資産の事業などを通じて、ユーザーに新たな価値を体験させる、コインチェックはそのために存在しているのだと、私の中では理解している。

私の興味のある分野

一度きりの人生、何でも好きなことを一貫して行い、何かを成し遂げ歴史を作ることが良いのは、ある程度人類の共通認識だろう。そしてこの考えは風化することなく、歴史を遡っても人類の潜在的な欲求でもあるだろう。

しかし過去には例えば江戸時代には、どこの家に生まれるかで人生は決まっていたと言っても過言ではないほど、士農工商など身分が先天的に区別されている時代もあった。その時代に生まれていたら、好きなことをして生きていきたい、人生は自己実現のためにあるなど、こうした哲学や思想のもとで生きることは難しかっただろう。過去には聖徳太子が冠位十二階という、身分や家柄に関係なく、優秀な人材を登用していく制度を設けていたこともあるが、平安の貴族時代、鎌倉から江戸の武士、将軍の時代においては、自分のやりたいことをやるには、今よりハードルが高かったように思う。

前置きが長くなったが、現在では好きなことを実現しやすい世の中であるのは間違いないようだ。しかし贅沢なことに「好きなことなんてない」病にかかっている現代人は多いようだが、幸いなことに私は、これから当たり前になると私は信じている新しい価値交換の時代、新しいインターネットの時代に好奇心を全力で燃やしている。今のところこの好奇心を燃やしている燃料は、これ以外には見当たらない。新しい世の中のあり方を切り拓いていくその瞬間を、当事者として両手で手触りを感じながら目の当たりにしたいのだと思う。

新しい世の中をあり方とは、何もブロックチェーンに代表されるものだけではない。例えば今後ロボティクスにおいても革命は起こり、3Dプリンティングの技術は医療現場のゲームチェンジャーであり、バッテリー技術の進化は自動車のあり方を根本的に進化させるものである。こうした世の中の切り開き方にも興味がないわけではないが、最も興味のある分野ではない。そして現実的に全ての世の中のあり方を進化させる分野の当事者であることには、限界があることは言うまでもない。

ではなぜ私はその中でも「新しい価値交換」に最も興味があるのかを言語化すると、価値交換自体には歴史があり、また新しい価値交換が与える影響は、他の新たな技術革命より、進化の影響を受ける母数が最も多いインパクトになると思っているからだ。

私の持っている歴史に関する知識を遡ると、かつて価値交換は物々交換で行っていたと認識している。そこから国が発行する和同開珎のような貨幣が登場し、今では日本人は日本銀行が発券している日本円・お札を価値のあるものだと認識しており、政府が発行量を調整できる日本円は、国内国外問わず現在の経済活動の中心にいる。

このように価値交換には歴史がある中で、今後多くのものがデジタルに吸いあがり、例えばメタバースと呼ばれる空間などで第三者と行う価値交換は、 物々交換や和同開珎、日本円での経済活動とは根本的に異なる。新しい価値交換を人類は間も無く当たり前に行うと考えており、その中で中心となるのがコインチェックだと思っている。

また価値交換の進化、新たな価値交換がもたらす影響は、例えばロケットの進歩などよりも、影響を受ける人間の母数が多いと思っている。私たちは小さい頃から、基本的には生きるために価値交換を行ってきた。価値交換を行ってきた歴 = 年齢と言っても不思議ではなく、人類が生きていくためには、価値交換という行動は必須である。例えば自動販売機で飲み物を買う際、年齢に限らず欲しい飲み物に見合った、価値が等しいとされている日本円を入れなければ、その飲み物を手に入れることは不可能である。人間の生存活動と価値交換は不可分の関係性である一方で、ロケットの進歩の影響・恩恵を受けることになるのは一部の層になるだろう。ロケットに行くことと、人間の生存活動は不可分ではないと認識しており、コインチェックが入り口となり、新たな価値交換を一人でも多くの人に体験してもらうことは、全ての人類を対象として新しい世の中を切り拓いていくことだと、真剣に思っている。

話をまとめると、私の興味のある分野・好奇心を燃やすものは、新しい価値交換の時代、新しいインターネットの時代である。そして、新しい価値交換のあり方をコインチェックという場でユーザーに体験させること、コインチェックを入り口にして、メタバースなどの世界に1人でも誘うことは、新しい世の中を切り拓く、体験することになる人類を一人でも増やすことになり、私が作りたいと思っている世の中への参加者を一人増やすことと同義である。

だから私はコインチェックという環境を選んでいる。

なぜ事業会社のマーケターなのか

私の野望、キャリア戦略における最適解

私の野望は、新しいインターネットの上で、新しい価値交換を実現すべく、一人でも多くの人間をなるべく早く巻き込み、世の中を前に進め切り拓いていくことであり、キャリアではマーケティングを職能としたいと考えている。この野望とキャリアの掛け算の最適解が、コインチェックでマーケティングを行うということだった。

なぜマーケターという職能なのか

これは抽象的だが、プロダクトやサービスを、数字やファクトに基づき、どう売り上げを伸ばすか、あるいはどうそのプロダクトなどのブランドを強めていくか、広めていくかを考えることが好きだから、その力を付けたいからだ。

なぜその力をつけたいのか、多分本当の根本的なところは、金儲け、数字で戦略的に競うことが好きで、もっと言うとこのように数値で競うことが好きなのは、負けず嫌いで、自分の努力値がわかり、敵(相手)との差分が具体的だからだ。

私は過去にはアメリカの会計士を目指していたことがあり、米国の会計士を勉強したことのある人ならわかるが、試験を受けるための単位認定試験も一部合格するところまでは勉強していた。その傍らでマネーフォワードでファイナンスのインターンをしていたのだが、これが私の相性とあまり合わなかった。職能を無理やりオフェンスとディフェンスの二つに区分すると、会社によってそれぞれ色はあるので異論は認めるが、マーケティングや新規事業開発はオフェンスで、ファイナンスや法務はディフエンスに区別できると思う。インターンとは言え、マネーフォワードでも7ヶ月ほどチームの統括やり、米国の会計士の勉強も進めていたため、人よりはファイナンスが何かを理解しているつもりで、ファイナンス、ひいてはディフエンスタイプの仕事は私には相性が悪かった。

コインチェックに入社するまでは、マーケティングは未経験だったが、どうすれば売り上げに貢献することができるだろう、設定したKPIを達成するために、どのような手法を取ればユーザーに魅力的に映り、このサービスを使うことになるだろうと、これまでのデータや仮説に基づきながら考えることは、自分にとっては楽しいことだと、実際に仕事をしていて分かった。

昔から数学はそれほど得意ではないが、数字で考えること、売上や利益などをどう大きくするかを考えることは、今でも好きなこと、個人的には得意なことである。また考えることも大学受験時代に、現代文の勉強を人より真面目にやった成果なのか、好きなことではある。

仕事をする上で、「楽しい」と思うこと、「自分が得意なこと」をやる、「自分が信じる世界や可能性を普及させる」そしてその職能のもとで自らの野望を実現し、キャリア戦略を構築することは大事であり、私はマーケターという職能の持つ性質の旨みや楽しみを、享受できていると思う。そのために職能として「マーケティング」を選択している。

未来、どういうマーケターになりたいか?


私のいわゆるキャリアとしては、マネジメントの方に行きたい。これまでの22年間の経験的に、専門性のある職人気質なプレイヤーより、リーダーの方が合っていると思う。中長期的には、もっと大きな道標となる戦略を立てたり、俯瞰した立場から、暗号資産を買う際には、ユーザーは迷いなくコインチェックを選択するような、ブランドにする必要があると思う。

現在私が何をやっているかというと、主にプロモーションやデータ分析、(最近はあまりですが、、)比較的少なくはない、このweb3界隈でのコネクションを活かし、外の団体と企画を立てたりしている。こうした施策は、短期的には目の前の収益を上げるためには効果的だが、中長期的な認知の獲得や、コインチェックというブランドの強化にはあまり貢献しないと思う。

中長期的には、コインチェックをもっとmass adoptionさせるために、ブランドを強めて暗号資産やNFTを買う初めての場所にするために、マーケターとしてもっと大きく抽象的なことを扱う必要があると思う。

マーケという職能のレベルにおいては、売れないものはない、伸ばせないものはないと外部評価を持つようなマーケターになりたい。どんなブランド、サービス、プロダクトでも、あいつに任せれば何とかなる、と思われるような人間。しかしその対象は、自分が信じているもの、自分が可能性を感じ好奇心を持てるものである必要はある。

私が対象としている暗号資産やNFTは、新しすぎるため、そもそも皆知らない、あるいは存在は知っていても、その可能性を疑問視している人が多い。

しかし、その分私は可能性を持っていると思うし、「あいつに任せたら何でも売れる、伸ばせる」というような外部評価を得るには、十分に面白い対象であることは間違いない。

そのために必要なマインドセットは、圧倒的に稼働し、好奇心の対象として、圧倒的に考えること。そのサービスを、ユーザーのデモグラなどの属性も含め、社内で最も熟知することなどがあると思う。

新卒 × 事業会社 × 暗号資産 × マーケターのキャリア第1歩としてこだわること

私のキャリア哲学

新卒で事業会社のマーケターになることは、珍しいと考えている。マーケターの新卒採用を行っている事業会社は、P&G、資生堂、日清食品くらいしか私は知らない。もっと他にもあるだろうが、総じて新卒で事業会社のマーケは希少性が高く、そこに暗号資産の会社でマーケティングを行うとなると、さらに希少性は増えるだろう。キャリアを考える上で、私が大事にしている哲学は「希少価値か ≒ 人と違うか」「成長産業か」「野望実現のための手段か、性格にあっているか」あたりだろうか。

「希少価値か ≒ 人と違うか」

希少価値は、社会人において求められているものかもしれない。これはつまりレアな経験をしているか、に近いかもしれない。なぜ「希少価値」に基づくキャリア戦略が有効だと考えてるのかは、レアな経験をしている人間は市場には少なく(供給が少なく)、今後の個人の時代(バズワード?っぽくてこの言葉自体は好きではないが)においては会社の看板より、私一個人が何をやってきてどんな実績を残してきたのか、これが全てだと思うからだ。

学生時代は、人より相対的に優れていることが優秀の定義とされていた。例えば100m走も、人より早く走ることで認められ、成績もテストで点を取ると、行きたい学校に行けるなど、人と比較した時に相対的に優れていることが、学生時代においては良いとされてきた。人よりどれだけ相対的に優れているか、これを示すの成績や偏差値であり、人より外れていること、オンリーワンであることは、少なくとも今の日本の教育とは相性が悪い。しかしこの評価の物差しを、社会人になって持ち込むことは個人的には違うと思う。具体的には就職ランキング上位のところを受ける、とりあえずコンサルに行く、などは人より優れている「年収」「知名度」という測り方のもと考えられたキャリア戦略だろう、と私は仮定している。もちろんそのような会社に行くことが、自らの野望を実現するための手段であるならば、厭わないだろうが、私の周りには人より「知名度」「年収」が高いところ(その物差しにおいては他者より優れていることがわかりやすい)からキャリアを始めたいという一つの願望に基づき、キャリアを考えている人が多い気がしてならない。

しかしそのような思考を持ってキャリア構築をしている人は、あまりにも多いために、市場には溢れかえっている気がする。そして彼らは往々にして物差しで人より優れているために仕事をしているために、これは個人的な感想だが、つまらなそうに仕事をしている人間が多い。市場に多いということは供給過多の状態であり、自分のキャリアが供給過多の状態であることは望ましいことではないだろう。

私の周りには、金融機関やコンサルティングファーム、総合商社などに行くことになっている人も少なくないが、私はキャリアにおいては「稀有さ」を筆頭に置いて考えたかったため、彼らのようなキャリアは考えていない。(大前提、彼らのキャリアを否定している気持ちは全くない)しかし就職活動を始めた大学2年の冬においては、そのような「稀有さ」を追求する気持ちはある一方で、今のような野望があったわけではなく、苦し紛れではあるが、米国の会計士を勉強することである程度の希少性を主張しながら、投資銀行や会計のプロフェッショナルなどを目指して就活をし、経験としてマネーフォワードでファイナンスの仕事もした。

しかし腹の奥底では、大学を卒業したら、誰も前例がないサンプル数「1」のキャリアでスタートしたいと思っており、この投資銀行や会計のプロフェッショナルを目指して就活をしていた時期は非常に苦しかった。理想と現実狭間にいるとはこのことであり、私もなんとなく人からカッコいいと思われており、高収入で箔が付くが、別にやりたいことではなく、それほどやりたいことではなことを仕事にするのかと思うと、自分に嫌気が差していて、相当に自己肯定感が低いのは事実だった。その時は特に何かをしたかったわけではなく野望もなく、会計士の勉強をしていたことと、マネーフォワードでのインターンの経験から、就活は比較的順調だったと思う。早稲田卒で30歳で年収1,000万的な、いわゆるどこにでもいそうなエリート、ハイキャリア層にもなれたと思うが、一度きりの人生に自分に正直に生きるために、この選択肢を絶った。何度も言うがこのキャリア自体を否定しているわけではない、私というフィルターを通すと私のキャリア戦略とは合っていない、というだけなのだ。

そのような中で、2022年の初冬に、暗号資産業界の面白さ、世の中は情報交換は実現しており、次は価値交換のフェーズに行くことをしっかりと勉強し、この業界に入った。仮想通貨のやり取りは2020年3月から行っていた、コロナ禍でおうち時間が増えたことで、半分暇つぶし感覚でコインチェックで、ビットコインとLISKを買った。実際にこの業界に入ってマーケティングで仕事をする中で、この価値交換の可能性、これから人類が当たり前に行うことになる新しい価値交換の時代に、なるべく早く一人でも多くの人を誘う必要があると思うようになった。この瞬間が私の中で、野望が生まれた瞬間そのものであり、一般的なキャリアの道を経ち、私自身が信じる世界の普及のために、希少性を持ちながらキャリアを作ろうと思ったきっかけだ。

「成長産業か」

私はこの業界は今後成長産業であり、コインチェックにいる方達も、この業界は成長産業である、と信じていると思う。巷でweb3と言われている新しい世界は、とりわけデジタルに関するデータを民主化し、メタバースにおいてはNFTに基づく新しい価値交換が今後展開されると思っている。

価値交換の形が変わる、進化することは、長い人類史を見てもそれほど多くあることではないと思っている。この大きなパラダイムシフトに最先端で立ち会っているのだ、そしてそのタイミングが大学卒業で社会人になる時とほぼ同時と言っても過言ではないのだ、これほど好奇心を刺激することが他にあるだろうか。この価値交換のパラダイムシフトに関しては、後述する。

またコインチェックではない第三者のデータとして、ARK InvestのBig Ideas 2022のレポートの中には、Blockchainに関わる時価総額は、2020年は$1.4Tに対し、2030年は$49Tとなっており、年平均43%の成長率で拡大していくとのレポートはある。このようなレポートは参考程度に留めておくべきだが、Blockchainが今後直近10年のインターネットの主役になり、長い人類史に新しい価値交換の歴史を刻むことになることは、ある程度の共通認識であると考え、この業界はいわゆる「成長産業」であると言い切れるかもしれない。

インターネットに関わる業界は多岐に及ぶために一概に括ることは難しいが、基本的な大枠として成長産業であることは、現代を生きる人のある程度の共通認識だろう。2010年はWeb2の時代であり、いわゆるGAFAの株価は高騰し、当時小中学生ながらにその勢いはわかっていた。2020年代は、暗号資産・ブロックチェーンの時代であり、これまで株式に流れていた資金は、徐々にCryptoにも流れてくると思う。今のところは機関投資家の中でも、暗号資産の価値に懐疑的な投資家は多いが、近い将来ビットコインの時価総額の大きさは無視できないほどになると信じている。

仕事とは何か?22歳なりの答え

今現在思う仕事とは、に対する答え

仕事とはという、人生とはみたいな大きな問いを掲げてみて若干恥ずかしいものがあるが、仕事とは、"楽しい"ものであり、自分が創りたい世界と同じ野望を持っている人と、時間を過ごし四苦八苦の中で喜びを享受することだと思う。自分が創りたい世界を作る、自分がこうであれば良いなと思う世界を創ると、ミッションやバリューとして宣誓しているところで、時間を過ごすことは、最高に楽しいものであると思う。

私にとって、今のコインチェックはそのような場所である。私なんかが恐縮だが、私たちが実現したいと思っている世界のイメージや方向性は基本的には同じだと思うし、だからこそ私たちは集っているのだと思う。

これから大学を卒業し、社会人になるわけだが、仕事とは何で、何でないという仕事の哲学は持っておくべきだと思う。私にとって、仕事とは耐えるもの、金銭と交換のための活動では決してない。自らの望む社会のあり方を創るために、惜しまずに時間を投下することであり、その先には今よりももっと良い未来が拓けていると思う。

学校を卒業してからが、本当の人生が始まる

私はアリババの創業者であるジャックが好きで、彼の人生も紆余曲折しかないようなすごいものだ。大学入試を何十回も受け、ケンタッキーのバイトにも落ちたことは彼の中では今は笑い話かもしれないが、彼が発言している言葉の中で、好きなものがある。「大学卒業、大学の卒業証書(diploma)は、あなたの両親が学費を納めた証に過ぎない。本当の人生は、大学卒業後から始まる。」これは私の和訳なので誤差はあるかもしれないが、ようやく本当の人生が始まると、私も感動が止まらない。これまでの小中学校は、義務教育という正義のもと、得意不得意、好き嫌いに関わらず、とにかく一律で同じことをやらされ、比較をされ続けてきた。またそのルールからはみ出すものは除外され、みんな等しく同じようにすることが、善であり正義であり正解であった。本当は若いうちから好きなことを徹底的に学校も親もさせてあげるべきなのだが、未だに少なくとも日本は、明治時代初期にできた教育のルールから変化がない。日本の教育に関して問題を言う気はないし、ここに関しては私の興味の対象ではないが、とにかく本当の意味での自由は、大学卒業のタイミングだと私も思う。ここからようやく、全ての時間を自分のやりたいことに全投下できるのだ。

情報交換の時代から、価値交換の時代へ。パラダイムシフトをコインチェックから起こしたい。

初期のインターネットは、情報を民主化した。初期のインターネットをWeb1と定義するなら、1990年代後半から2000年代にかけてだろうか。1990年代後半はまだ生まれてさえいないので、当時世の中がこれから来るインターネットの荒波にどう反応し、バブルが弾けた後にインターネットの可能性を信じ残るものと、離れ去るものに別れた時代を想像することしかできないが、どうやら私の先人は偉大なことをしたのは間違いないらしい。Web1の時代、いわゆるビルゲイツのMicrosoftのWindows 95が主役の時代だったと思うが、その時インターネットに生きる者、例えばAlibabaのJack maは、ビルゲイツが全ての仕事を奪い、我々のやる仕事はないと本当に思っていたらしい。しかし人類の進化はこんなものではない、まだまだ終わらない、先人たちが残した情報交換の時代は、新たに価値交換の時代を迎えており、私たちはまた次の時代を切り拓こうとしている。情報交換の歴史も古い、私は当然その時代を生きていたわけではないので推察に過ぎないが、大陸を跨ぐような情報交換にある程度の日数がかかっていたのは、おそらく事実だろう。情報とは一極集中し固定化され、流動的ではなかったのだと思う。情報を手に入れるには、金銭的にも時間的にも今とは段違いのコストがかかり、自分の認識する世界の大きさは今とは異なり、狭かったことが推測できる。そのような長い時代を経て、インターネットが登場した。当時の映像やインタビューを見るのは面白い、ある者は「インターネットは世界を変える、これは革命なんだ」と心躍らす一方で、ある者は「そんなものは実現しない、インターネットはバブルに過ぎない、現実としてバブルは弾けているではないか!」と懐疑的な立場を取っている。

そして現在でも、懐疑的な立場をとる、あるいはそもそも暗号資産やNFTなどが見せてくれる新しい世界のことを、そもそも認識していない人は多いと思う。しかし新しい価値交換の時代は必ずくるし、私もそのトップランナーとして業界に貢献したいと思っている。何より当の本人が、この業界のことを面白いと思い、日夜情報収集し明け暮れ、暇があればイベントに出て満たない行動をしている、業界に貢献して1日でも早く1人でも多くの人をこちら側の好奇心躍る新しい世界に誘うことに、使命感さえ覚えている。

この業界の否定的な意見は認識している一方で、22歳という多分まだ若い私の若気の至りのブレーキとなり、ストップさせることにはならない。新しすぎるこの業界なので、物は試しだし、相場が冷えて沈みかけることもあるが、不思議なことに冬は終わり、春は来ると信じている(まだそのような大層な経験はしたことないが、先人たちが作ってきたインターネットの歴史や、コインチェックの歴史が証明しているようにも思える。)

総論

ここまで10,000文字以上書いているので、まとまりがないかもしれないが、もう一度冒頭の問いに戻り、この話を一旦上書き保存しようと思う。

問いは以下だ。
「なぜ新卒で暗号資産の会社のマーケターになるのか」

結論は端的に以下だ。
「新しいインターネットの時代、新しい価値交換の時代の入り口に立つことは、私の興味のある分野・好奇心を燃やす。そして、コインチェックを入り口にして、新しい価値交換のあり方をユーザーに体験させ、Web3に代表されるメタバースなどの世界に1人でも誘うために、マーケターという職能のもと、その世界を魅力的に映えさせ、会社が作りたい世界を創ることに貢献する。その結果、新しい世の中を切り拓く、体験することになる人類を、私が作りたいと思っている世の中への参加者を一人でも増やすためだ。」

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