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採用基準 地頭より論理的思考力より大切なもの

内容サマリー

マッキンゼーで採用しているのは、論理的思考力に長けている人ではなく、「リーダーシップ」を持っている人で、これは個々人で持つべき一種のマインドで、問題解決に能動的で、課題が見えた時に手を挙げて解決に向かえる人のことを指しています。この「リーダーシップ」に長けている人で構成されている組織は、各人が能動的で積極的な発言や受けることになるかもしれないミスや恥を恐れないので、推進力があり合意形成が早く、成果主義のマインドも染み付いています。

感想

「リーダーシップ」とは個人が持てるもの

  • リーダーシップは組織図的にはメンバーを持ってから発揮されるべきだという、今振り返ると悪い定義を持っていましたが、組織の中の個々人が持っていることが求められ、このマインドを持つ人間で構成された組織は力があると思いました。

  • なぜなら、この組織の人たちは誰かに何かを言われる前に、やるべきことを理解しており、手を動かすことで問題を解決すること、そして解決できた時には達成感を得て次の問題に手を挙げることの意義を理解しているためです。

「リーダーシップ」についての常識を変える必要がある

  • 学校で習ってきたリーダーシップは「生徒会長」「部長」などが分かりやすいですが、本書で定義していて組織に求められるのは、そのような役職のリーダーではなく、個々人のマインドで持つべき「リーダーシップ」である理解です。そのため、私が持っていたリーダーシップの定義と常識を覆す必要があり、例えば大塚さんに勧められたコリン・パウエルの「リーダーを目指す人の心得 」も読んでみる予定です。

自分にどう活かすか

違和感を誰にでもフェアに伝えること。そのために必要なことは少しの勇気。


「日本的組織」の中で、先頭を走って何かを決め切ったり、上司とフェアなマインドで物怖じせずに自分の主張をこなすことは、時に非難を受けることなど痛みを伴います。そのため、できれば静かにしていた方が平和ではあるかもしれないですが、マッキンゼーのコンサルタントのエピソードであったように、このマインドは訓練可能でその先には私個人の考え方やキャリアの主導権を自分で持つことができると思いました。


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