12月22日(金)Canva de Design~エンジニアでも簡単にできる!はじめての画像制作~を開催しました

はじめに

Canvaというツールを使ってデザインに関する勉強会を開催しました。


1日目で早くも15席ほど埋まり、12月19日時点で満席になりました。

当日はキャンセルも出て、最終的には、11人程の参加者でした。

なぜ開催しようと思ったのか

1つの社会的背景と目標

社会的背景として、エンジニアもデザインを学ぶ必要性が出てきたと思ったからです。

昨今、優秀なフレームワークやライブラリの登場で、作るハードルが下がり、エンジニアリングでの差別化が難しくなってきました。

WEB界隈だと、ニコニコ動画だけに取り入れられていたコメント機能は、今はAbemaTVにも取り入れられていますし、チャット機能だと一部の動画でYoutubeにも搭載されています。

世間を賑わしているデータサイエンス・AI界隈でも、Pythonだと深層学習のライブラリが豊富ですし簡単なものだと書籍を見ながらつくることができます。レコメンドエンジンもamazonをはじめ、様々なECサイトに組み込まれています。

これらは、数年前とかでは考えられなかった凄いことだと思いますし、それだけフレームワーク・ライブラリのレベルがあがってきたのだと思います。(それでも求められるプロダクトのレベルがあがってくると依然として高い専門性・網羅性が必要ですので、まだまだ差別化ははかれるとは思いますが)

そこでプロダクトでの差別化が難しくなった今、どのようなことが起こっているかというかというと、ユーザーに使ってもらえるようなプロダクトを作ろういう時代の流れになってきて、結果、UX(ユーザーエクスペリエンス)やサービスデザインという概念・手法が登場しました。

そのため、今後は、プロダクトをどう作るかという「How」の部分よりも、何を作るかという「What」の部分、また、どう魅せるかという「Lust」の部分に重点が置かれる、まさにデザインの時代になってきたのではないかと思いました。

こうした社会的背景に応えるエンジニアを一人でも多く生み出せるきっかけになるイベントにするためにはどうしたらいいか考えた時、1つの目標を掲げました。

「まずはデザインを楽しんでもらって、1つの小さい成功体験を作ろう」

それが私がこのイベントに掲げた目標でした。

エンジニアが感じるデザインの壁とその壊し方

上記の目標を達成するためにどのような壁があるか考えました。

1つめ デザインツールでの壁

デザインツールは、adobeのイラストレーター、フォトショップが主としてありますが、私的にロゴやアイキャッチなど小さいプロダクトを作る際にもう少し手軽に使いたいと思うところがございました。また操作面でもわかりづらいということもありましたし、無料体験版はあるもののお金が発生してしまうということで気軽にデザインを楽しめない点がありました。

エンジニアの方にも、こうしたツールを使う上での壁があるのではないかと思いました。

2つめ 学習での壁

デザインは学ぶことが非常に多いです。

UX→情報設計→デザイン この3つの工程の中にも様々なものが詰まっています。ですので、「まず何をはじめたらいいの?」「どういう工程を踏めばいいの?」と学習の段階でつまづくのではないか?と思いました。

そこでまず、1つ目の壁を壊すために、自分でも趣味で使っている、無料でオンラインでテンプレートを利用してデザインが作れる「Canva」というツールを採用

2つ目の壁を壊すために、年末という時期だったということもあり、クリスマスや年賀状で使えるメッセージカードの制作を通して学べれるよう、最低限必要な概念と工程をイベントの内容に落とし込みました。

イベントをはじめるにあたっての意識

「自分がUXを語るなら、イベント自体のUXも高いものにする」

これは私がいつも意識づけていることです。

ユーザーフレンドリーな内容・対応を心がけ、このイベントを通して、良いUXも得て帰ってもらおうと思いました。

準備

現在持っている知識を抽出し、成功体験までの道路整備(イベント構成)考えました。

またサポーターとして、Canvaコミュニティの方への依頼、場所としてサポーターズ様にご連絡し、手配して頂きました。

当日

事前に作成した資料に沿ってデザインのプロセスを説明しました。

その後は、皆さんに工程に沿ってもくもく作業を行って頂きました。


皆さん、PC・iphoneで熱心に作られており、

友人同士で来られた方は、時折、自分たちの作品を比べて談笑しながら作業をされていて、とても良い雰囲気の中で制作をされていました。

また、参加者の方から不明点が出てきたときは、Canvaコミュニティのサポーターの方が迅速に対応して下さり、非常に助かりました。

発表

素敵な作品ばかりで、自分のアイデアはないものがどんどん出てきたこと、予想以上のクオリティのものばかりで本当に驚きました。

予め、お伝いした順序に沿って発表をお願いしますとお伝えしていたのですが、皆さんその通りに発表して下さって、その姿勢にとても感動しました。

私からもデザインの視点からフィードバックを多くさせて頂きました。

参加者のつぶやき


アンケートの結果

11件の回答を頂くことができました。

まとめると

①女性の参加者が54.5%で男性より多かったです

②職種はエンジニアが45.5& 次点で学生の方27.3%の方が参加(公務員の方も参加されていました)

③年代は、20代・30代ともに45.5&。あわせて90%でした

④イベントを知った方法は、知人・友人が36.4%、TECHPLAY、connpassページがともに27.3%でした。Twitterで拡散しまくったのですが9.1%でした。(ここの情報の伝播方法は不思議だと思いました)

⑤イベントの総合的満足度は、大変満足が45.5%、満足が54.5%でした。

⑥今回の勉強会を通して1つのスキルが身についた!新しいことを覚えた!という実感はあったかについて、全員が「はい」と回答し100%でした。

個人的に、⑤⑥の結果を見て、UXが高いイベントにできた、1つの成功体験を作る目標を達成することができたのではないか、と思いました。

以下アンケートの詳細です。


イベントを通して学んだこと・今後に活かしたいこと

・テンプレートを使用してデザインができるCanvaは、すぐアウトプットとして形が見え、成功体験に結びつきやすいと感じた

・制作物を作る。フィードバックする。制作者と主催者の双方向の会話を行うことでUXがあがる?

発表時にフィードバックを詳しく行わせて頂きました。また、肯定的な意見だけさせて頂きました。

今回のイベントは、デザインの成功体験を得てもらうことだったので、

自分がやったことに対していっぱい意見をもらうと、とても嬉しく思うし、おそらくやった分以上の実感や満足感が得られるだろうと思ったからです。

他のもくもく会だとあまりそういったフィードバックがなく寂しいなと個人的に思っていたので、実践できてよかったです。

アンケートでも、総合的な満足度の黙々に、フィードバックに関して好印象な意見を頂いたので嬉しかったです。


御礼

最後に、参加者して下さった皆様、Canvaコミュニティのサポーター様、勉強会の場所を貸して下さったサポーターズ様。

このうちどれか欠けてても、イベントとして成立していなかったと思います。

またTwitterやFacebookで拡散して下さった方々等

イベントに関わって下さった全ての皆様に改めて御礼申し上げます。

また、次回、イベントをする際は、何卒、宜しくお願い致します。


ゆきしお