刘雨昕 《XANADU》


刘雨昕のアルバム《XANADU》、三曲目までリリースされました。

全10曲、それぞれ異なる10スタイルのダンスで構成されたMVもリリースしてくれるとのことで、あと7曲が楽しみです。

アルバムタイトル《XANADU》は、「桃源郷」の意とのこと。コンセプトを知りカバーデザインを見た時に、ああ刘雨昕がずっとやりたいと言っていたことが実現できているのだなあと非常に感慨深くなりました。

6名の少数民族の人物像が象徴的なカバーデザインですが、このデザインの刺繍は、刘雨昕の地元貴州の少数民族の皆さんによる無形文化遺産とのことで、リリースされた三曲のMVや音楽にも、それぞれ少数民族文化の特色が盛り込まれていています。
MV撮影地も雲南省あたりのようですが、ここはさまざまな少数民族の文化が濃厚な地域ですし、本当に彼女の思いが一つ一つ形になっていっていることがひしひしと伝わってくる内容のアルバムになっていると思います。
刘雨昕によると、それぞれのMVをつなげると一つのストーリーが出来上がるとのこと。MVを二曲目まで見た時になんとなく二本につながりを感じましたので彼女の言葉を聞いて納得しました。(この事に関して彼女が話してくれた動画に字幕を付けました。)そしてそれぞれのMVにタイトルがあるのも、物語の各章として一つ一つが創り上げられているからのようにも思えます。

そのMVですが。
一曲目《Baby I Know》ではカラフルな鳳凰を思わせる鳥が登場します。雨昕はその鳥に導かれたのか、曲の終わりには天に昇るように消えていきます。
二曲目《黑日白月》ではどこからか移動してきたと思われる雨昕が鳥の声の聞こえる森で目覚める様子から始まります。こちらでも鳳凰のような鳥が現れ、最後は雨昕、エレベーターの中へと進んでいきます。
三曲目《飓》では雲南省を象徴するような石林の中に立つ雨昕の姿が。今度は鳥は現れませんでしたが、最後、彩色の物体がしるべのようにも見えました。

この三曲目《飓》の彼女のダンスを見た時、私は心をがっしりつかまれてしまいました。
これはKRUMP?と思いながら彼女のパワーがあふれきった美しい動きから目が離せず。ああ本当に私の大好きな刘雨昕はこんなにもこんなにもすごい人になりつつあるんだと、好きになってよかったと、しっかり感じさせられました。
正確にはKRUMPにSTOMPの要素もとり入れたダンスとのこと。このMVの内容に関して彼女が話してくれていた動画に字幕を付けました。結構色々多くを語ってくれていてうれしかったのと、それからまた刘雨昕を誇らしく思ったのと、まあやっぱり大好きだ刘雨昕、ということなのでした。
(動画関してはすべてに日本語訳を付けたかったのですが、問題ない範囲にとどめました。)

次のリリースはいつでしょうか。楽しみです。





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