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がぶがぶにっきvol.5「舐め猫」

ガブさんでいちばん手をやいてるのは
噛みぐせで或る。

引っ掻くのは結構あったのだけど
だんだんと爪を出さなくなってくれた。
ほんと少しずつだったけど(笑)

ただ噛む。
ほぼ咬む。

舐めては咬む。
此れは幼少期に兄弟や親猫と戯れたりした経験が浅いからだと思う。
戯れ合って痛く咬んで怒られる
咬まれて痛くて怒る
ってあるべき工程がなかったからだと思う。
一時保護さんとこには他に2匹兄弟が居たけど
どうしてたんだろ。

然し
此の噛み癖は半年以上経っても治らんので或る。
ガブさんに噛み返してみたけど毛だらけになるだけで
あたしには立派な犬歯がないので
見事な犬歯のパペットを買って咬み返したこともあるが
治らない。
そして気づいた、
此奴、あたしを猫と思ってる、と。

咬む以上に舐めるのだ。
足を手を顔を。
舐めるのは愛情のしるしなのだとしても
舐め過ぎなのだ。
お風呂入ったら毎日出待ちされとるのだけど
出て来たら速攻足を舐めるのだ。
愛情愛情
ジョリジョリ痛いけど
愛情なのだから
と耐える日々を送っている
とある日、
ガブさんがあるものを舐めていたとこを目撃する。

テレビの画面

愛情、
よな?(笑)

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