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のきさき古本市の話

駆け抜けるように秋が終わった感じですね。どうも、ゆうやです。

【BOOKUOKA】のきさき古本市

先日11/3(日)に、福岡・けやき通りで開催されました「のきさき古本市」に参加してきました。

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のきさき古本市は、2006年から開催されている本のお祭り『BOOKUOKA』の目玉イベントでもあります。

ネットの普及に伴い、衰退していく福岡の書店・古本屋・出版社が「福岡を本の街に」と手を組んで始めたのが契機で、BOOKUOKA開催期間は、トークショーや各書店でオリジナルイベント等、福岡の文学の秋を牽引しています。

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のきさき古本市が開催されるのは、繁華街である天神より少し離れた大通り。

「けやき通り」と呼ばれる場所は、文字通り大きなけやきに囲まれ、交通の要所でありながらも閑静で、映画「悪人」のロケ地にもなりました。

その優雅なけやき通りに、ズラーッと直にレジャーシートを敷いて、古本を売るのです。青空市です。

私が初めて「のきさき古本市」を見かけたのは大学生の頃、通学バスの中で「今日も渋滞してるなぁ」とか思ってた時のことでした。

ぼんやりけやき通りの紅葉を眺めていると、お洒落な商店街にいつもより多くの人が賑わっていて、見ると沢山の青空市が!

写真が少なくて恐縮なのですが、ざっくり言えば美しいんですよ。

秋空の青に、けやき通りの紅葉が、商店街の赤レンガにはらはらと舞い散る。

そんな中を笑顔で行き交う人と、色とりどりのレジャーシート、箱、その中を埋める本たち。

『読書の秋』を絵にしたらこんな風になるのではないか、もしくは(行ったことないけど)西洋の文化を垣間見たような、ロマンチックな光景が目の前に広がっていて、要するにめっちゃ憧れたんですね。

私の本業は、「書く」側なのですが、まあ書く人間なら読む本もあるわけでして。

私はこの「のきさき古本市」の景色の一部になりたくて、毎年家の中からあるだけ古本をかき集めては参加しているのです。(出店料も1,000円と優しい価格)

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上記は今年、購入した本たちですが、ここ最近気になっていた山口ゆかりの詩人・中原中也と、情報誌のお勉強として写真の雑誌、まさかの早稲田文学と短歌系書店として有名なajiroさんの本と、子供たちがすぐビリビリにしてしまう絵本たちが買えて幸せでした。

自身の同人誌を頒布するのと、古本を売るのはちょっと雰囲気が違っていて、古本を売ってる方が、純粋な「売る!」「この本は良い本だよ!」と言えて、エンターテイメントとして楽しめる感じが嬉しかったです。

また来年も参加したいなあとぼんやり思うのでした。

詳細はコチラ↓↓

【BOOKUOKA公式サイト】

あと、しつこいですが1ヶ月きったので、宣伝させてください。

1日限定の文芸同人誌book café

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日時:2019/12/7(土)11:30~16:00
「ちょこっとブックカフェ」
http://chocottobc.mystrikingly.com/
場所:福岡県福岡市中央区天神3丁目10-27
天神チクモクビル1F レンタル喫茶「柾」
内容:文芸同人誌(活字主体作品)の委託頒布・即売会
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お待ちしております☆