ラルク初心者へおススメ♬「ラルク観」を色濃く感じるベストセレクト。
ラルクのファン歴は18年です。知っている曲は8.5割ぐらい。
ライブでも稀に初めて聞くな…と驚き、あらためて引き出しの多さ、新しい曲を発見した喜びに浸ります。
そんなラルクファンが、いわゆるメジャーな、ラルクと言えば、から離れた魅力をお伝えします。
ファンからは、それも有名でしょと言われるかもしれませんが、あえて今回はラルクの「壮大、圧巻、美麗」といった世界観にフォーカスします。
思わず静かにじーっと聞き入ってしまう曲、感動して涙を流してしまう曲、綺麗な曲に飲み込まれてしまう圧巻の世界観です。
こうした世界観が私は、ラルクの真骨頂だと思っています。
公式でアップされている曲がなかったので動画のリンクはありませんが、できる限りその世界観を表現してみますので、お楽しみ頂ければ幸いです。
・Anemone
15周年ライブの公式ファン投票で11位の曲です。全436曲中11位です。(集計時は436曲ありませんでしたが)人気曲なのは言うまでもありません。
音楽なのに美しい。それがこの曲です。静かな始まりですがサビでは力強く、また常人離れの高音が続きます。それでも歌いきるhydeの美しい歌声と曲の美しさが合わさった曲です。
ライブでもほとんど歌われる事はなく、DVDやBlu-rayでも見たことはありませんが、一度だけ生で聞きました。
「感動」
この一言です。
・White Feathers
15周年ライブの公式ファン投票で3位の曲。
聴く絵画。
曲を聴くと思わずその光景が目に浮かぶようなリアルな音楽です。
「壮大、悲観、リアルな日常」色々と想像させられます。
8分近くもある長い曲ですが、それを感じさせないぐらい思わず聞き入ります。
曲調が真逆に変わり絶望感を感じるリズムに、心が激しく揺さぶられます。
・虹
15周年ライブの公式ファン投票で36位の曲。
「ザ・ラルク」
なぜでしょう?自然と涙が流れる音楽です。
小さな心の痛みを表現しているような繊細さ。過去を振り返り、歩んできた軌跡・懐かしさを味わえる曲です。
フランス語でL'Arc 〜en 〜Ciel=「虹」
終わり「虹」ならすべて良し。
・風の行方
50位までのランキングには入っていません。だからこそ知られていない名曲。
綺麗な夕焼けをみたような、ごくりと唾を飲み込んで思わず魅入ってしまうような曲です。
国立競技場で綺麗な夕焼けの中で演奏されたときは、この時間が永遠に続けばいいのにと思わされました。
ライブでも演奏される機会が増えたので、曲の良さに気づいた人も増えてきたかもしれません。私もその中のひとりです。
・the Fourth Avenue Café
15周年ライブの公式ファン投票で1位の曲。
諸事情により当時販売が中止となってしまったのも影響しているかと思いますが、堂々第1位です。
クラクションやバイクの排気音から始まる日常的な音楽ですが、秋の紅葉を彩るようなそんな雰囲気のある曲です。
季節の移ろいと心の移ろいを重ね合わせているような切ない歌詞でもありますが、曲調がポップだからでしょうか?ゆらゆらと流れる心地良さが味わえます。
やさしい歌声でささやかれるような曲調に、心があたたかくなる音楽です。
・海辺
15周年ライブ時では、未発売の音楽のためランキングはありません。
ファンの中でも上位にはあまりこないかもしれません。
それでもこの世界観が好きです。静かですし、暗めですが、胸が張り裂けそうな思い、その強い気持ちが音楽で表現されているようです。
静けさから急に力強い高音に変わる部分では、聞き手のこちら側まで力が入ってしまうような圧倒的な力強さあります。
海辺なのに夏感はまったくありません。
夜のちょっと怖い海の静かさと、自然の壮大な力強さ、音楽でそんな世界観を醸し出す曲です。
・Sell my Soul
こちらもランキング外。これが入っていないのか…と思いますが、ラルクって良い曲がいっぱいあるんです。
しかも、CD音源で流してしまうような曲も、ライブでは神曲になるから凄いです。こちらはまさにそんな曲。
ポップなんだけど物悲しげな雰囲気もある、お洒落なジャズバーで聞きたくなるような曲です。
お酒を片手に、静かに聞き入りたくなる雄大さのある曲です。
この曲を聴くと、宇宙のなかで自分はちっぽけな存在で、悩みなんてこの大きな世界から見たらちっちゃな事だと感じさせられます。
・As If In A Dream
こちらもランキング外。
GLAYのTAKUROさんが本楽曲を聴き、「自らの目指していた世界だと感激した」と語っており、hyde自身も「L'Arc〜en〜Ciel史上最高の曲であり、これを超える楽曲は未だに作れていない」と語っていたことがあるぐらいの曲です。
ken曰く「高速道路を走っているときの夜景だったり、そのときの気分を込めながら作曲した」との事ですが、大空の雲一つないまっさらな中を、自由に飛び回っているような壮大な音楽です。
1993年発売の初期の曲。DUNEというアルバムに収録されているのですが、中世を感じさせるような宗教と混沌を表現したような異色な音楽が多いです。
個人的にはこのアルバムの世界観も好きなんですが、この曲の翼が生えたような自由な壮大さは、現代でも引きつけられる曲です。
ラルクとは?
「壮大、圧巻、美麗」にフォーカスした世界観は如何でしたでしょうか?
曲を載せられないのが非常に残念ですが、検索したらすぐに出てきます。
ラルクにはもっとすごい曲がある? - はい!もちろん存じています。
ラルクって音楽観じゃなくて、世界観なんです。
歌詞、曲調、聞くときの気持ちによって、音楽の聞こえ方って変わるじゃないですか。
でもラルクは、見え方なんです。音楽から映像をイメージさせられるんです。
ドラマとか映画とかそういった作られた映像じゃないんです。
見たことないイメージ、想像したことない映像が見えてしまうんです。だから世界観なんです。だから夢中になるんです。だから感動したり暴れたりしてしまうんです。
ラルクは曲の多さ(横)と、曲の深さ(縦)がめちゃめちゃ広いので、こんな曲あったのかと未だに驚かされます。
ラルクには色々な世界があります。
「ポップ」、「絶望」、「破壊」、「妖艶」、「麗らか」
その世界観に合わせて、ライブ構成を考えるのも楽しいのです。
曲や歌詞の良さだけでない、ラルク観を共有できると嬉しいです。
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