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【全文無料・CS入賞!】最新型パロミラフォーミュラは、6000円でちゃんと4killする。【パロミラ探求日記#1】

※この記事は全文無料の投げ銭形式となっております。

どうも、ゆう~んです。
とうとうパロミラフォーミュラを研究する連載企画を始めてしまいました。
第一回は、デッキタイプの解説及び現在の結論構築であるラララライフ型の紹介になります。
デッキ紹介のためかなり長い記事にはなりますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

それではどうぞ。

※追記 じっくりさんに第2回デネブログCSで5位入賞して頂けました。

除去要員にシウバはなるほどかもしれない



パロミラフォーミュラって?

パロミラフォーミュラとは、《パーロックのミラクルフィーバー》で大量に手札を手に入れ、その手札で1ターンを耐え、返しのターンに《偽りの名 iFormulaX》でEXwinするデッキです。


パロミラで確実に大量ドローするために、《ドンドン吸い込むナウ》などでボトム固定をする必要があります。

エピソード期に環境に存在したデッキですが、《パーロックのミラクルフィーバー》の殿堂入りにより崩壊、8年後の2022年に、大量殿堂解除の中ひっそりと復活しました。
当時はシノビを使って1ターンを稼いでいたそうですが、現代デュエマはそんなものでは止まらないので、エンドレスフローズンカーニバルを詠唱して安全に次のターンを得る構築が主流です。(それでも動いてくるデッキもそこそこありますが…)

パロミラの殿堂解除時に某工房で紹介されたり、ガチまとめの歴代名作デッキで紹介されたり、DECK MAKERにもそこそこ登録されていたり、僕が何本か記事を出していたりしますが、知名度は相当低く、いまのところ対戦で初見でネタが割れたことはありません。(初見殺し出来るから助かるけどな!)

構築の自由度は高く、カツキングなど純粋にカードパワーの高いカードを使って5killする型が巷(デッキメーカー)では主流ですが、何かしらのマナカーブごまかしカードを使って4killする型もあります。
今回紹介するのは《妖精の裏技 ラララ・ライフ》を使った後者、ということになりますね。

構築経緯

これは共通認識として持っていて欲しいのですが、パロミラフォーミュラの《スペルブック・チャージャー》は、デュエルマスターズにおけるデドダムくらいには最強です。

手札の減らないマナブーストでありながら、パロミラを探しつつボトム固定できる単純に優秀な性能は、他には5マナ域にすら存在しません。

しかしその唯一無二に輝く性能ゆえに、パロミラの構築にはある種の歪みが生じていました。

デッキメーカーにあるのは大体これ

こちらを見てください。

このリスト、スペルブックから繋いだ6マナ時に何をするのでしょうか?
一番使いたいのはカツキングだと思いますが、それではボトム固定が2回行われているので手数の無駄ですね。
また、ジャスミン→パクリオと繋いだ時、その次のターンにパロミラを撃つためには、スペルブックが無ければカツキング+プチョヘンザまで必要になってしまい、要求値がかなり高くなっています。

他にも様々なパターンがありますが、いずれにせよマナカーブが茫洋としていますね。

このぼんやりしたマナカーブは、4投のスペルブックが強すぎて、引けた時と引けなかった時のプランがだいぶ異なることに起因しています。
パロミラ使いである僕はこの歪みに四苦八苦していました。

ところが、つい先日これがあっけなく覆りました。

高校球児のアクアマルガレーテ卿、アクア丸刈りーテ卿

スペルブックチャージャー8投の時代です。ひゃっほう!
これにより、スペルブックを引くことを前提として構築できるようになり、いわゆるフルパワーのような、自分の動きを押し通すデッキが組みやすくなりました。

そこで、以前はラララライフピン投で上振れ程度に考えていた、エスメル→スペルブック→ラララライフ→パロミラという4killルートを本筋として組んだところ、かなり安定して決まり、パロミラの結論構築と呼べるものになったので、紹介します。

モードチェンジ版のフレテキがいいんだわ。オーロラは明るい性格で、エネルギーの暴走に慌てつつもちょっと楽しんでるんだろうな、っていうのが口調から伝わってきて萌える

デッキリスト

ブルーインパルスを入れなければ6000円で済みます。(スズラン・エスメル・ガリュ・池ポチャはショップやメルカリ、残りはカーナベル)

受け札の枠は諸説

↓リアルタイムの構築はこちらをチェック

CSでの戦績は五分ぐらいです。

回し方

前述した通り、2コスブーストのスノーフェアリーを出す→スペルブックでパロミラとラララライフのうち足りない方をサーチ→パロミラ射出&エンドレスフローズンカーニバル→iFormula+打つべしナウでEXwinの実質4killルートがメインです。

1ターン稼いでくれる調和と繁栄の罠やスローリーチェーン、「すべて見えているぞ!」は4ターン目に撃つ事で次の7マナまで遅延し、実質的にラララライフの代わりになる場合もあります。

採用カード解説

・初動

■天体妖精エスメル /「お茶はいかがですか?」

17枚持ってるけどあと8枚足りない

アナジャの登場によりやっと世間に強さが知れ渡ったカード。
2コスブーストがアポロを受けられるだけで凄いですが、このデッキでは生きたスノーフェアリーであるため必須、さらにクリスティナフォールのための白マナになったり、下面を使って盾0からスロチェを埋めたり、リソースが細いとき下面を普通に1ドローとして使ったりと八面六臂の活躍をします。
多色事故を防ぐために優先して出しがち。(そしてトリガーを落としがち)

■再生妖精スズラン

最近なぜかちょっと高騰してる子

盾を減らさないので是非とも優先して使いたいところですが、青マナを落としに行けない・後からラララライフを撃てない等色々惜しい。
でもエスメルの次に強いです。

■桜風妖精ステップル

初期版のフレテキだけ敬語

■楽球の妖精

プロモかホイル出てくれ

デメリット重い組。
Black Lotus型ではコンボパーツの一端を担っていたラクロスフェアリーさんも今回は仕方なく入る枠に。(後手ならちょっと強い)

■ジャスミンの地版

Aレアのイラスト良すぎ

隠れ最強初動。
除去されづらく盾も手札も減らない単色と、初動としては最良ですが、エンドレスフローズンカーニバルの「5『体』捨てる」テキストのせいで1枚採用に落ち着いています。悲しい。

■地龍神の魔陣

きれい(母談)

役割は2ブ初動の嵩増しだけではありません。
2マナ地龍神でスペルブック回収→3マナブースト→5マナスペルブック→7マナパロミラの安定5killルート(地龍神の分追加でボトムを2枚見ているためピン投のカードがない事故が起こりにくい)を取れたり、2ターン目ブースト+ラララライフの次の5マナ時にスペルブックとくっついてパロミラを探しに行くことで4killにも貢献したりと、1枚採用ですがそのカードパワーの高さ故様々なムーブを可能にしています。
色基盤にもなり使用感はかなりいいので採用安定だと思います。

■妖精の裏技ラララ・ライフ

銅トレも綺麗でモードチェンジとどっち使うか迷う

マナカーブごまかし要員。もっと評価されてもいいカードだと思います。
3マナという手撃ちして5killが狙えるコスト帯なのが偉い。
また、ガイアッシュ対策で、パロミラを唱えるターンまでラララライフを撃たないテクニックがありますが、多色が落ちるリスクがあるので、アナカラージウォッチや刃鬼などガイアッシュが出ることにより速度を逆転されるデッキが相手でなければ過度に気にしないようにしましょう。
《妖精のイザナイ オーロラ》とのツインパクト化を待ち望んでおります。

・ボトム固定

■スペルブック・チャージャー

公式さんどうか…スペルブック・Re:チャージャーを…

神です。
手札に加えるのは任意だということは頭に入れておきましょう。こないだ忘れててスノーフェアリーが足りなくて負けました。

■氷牙アクア・マルガレーテ卿 / スペルブック・チャージャー

下面が何故かドラマチックカード版

同じく神です。こちらはマーダンロウにハンデスされてしまうので、両方あるときはできるだけ非ツインパクト版を手札に残しましょう。

上面は呪文を封じられた時ぐらいしか出しません。

■五番龍 レイクポーチャー ParZero

すごくかわいい

このデッキは全体的に旧時代のカードが多く、シナジーと速度と初見殺しで戦っている感がありますが、レイクポーチャーを使っているときだけは現代デュエマを感じます。
4killのためにスペルブックが優先されることが多いですがこいつでもラララライフが2枚絡めば4killできますし、6マナ時とかに出すと妨害とパロミラのサーチの両方ができるのでとてもちょうどいいです。

・コンボパーツ

■パーロックのミラクルフィーバー

神の試練とパロミラは役割が違うだろ!!!競合扱いするな!!!

切り札。ハンデスに弱いデッキではありますが、7マナある時ならトップで引けば勝てます。

ボトム固定できていない時の宣言ですが、ターンに余裕がある時は《スペルブック・チャージャー》か《パーロックのミラクルフィーバー》を、無いときは《偽りの名 iFormula X》か《偽りの名 iFormula X / クリスティナ・フォール》を宣言しましょう。盾落ちLOは割り切ってください。
お祈りパロミラでも割と勝てます。

ちなみに、下のルールを根拠に、《偽りの名 iFormula X》と《偽りの名 iFormula X / クリスティナ・フォール》は別カード扱いとする、という裁定がCSでは出ました。

808.4. ツインパクトカードのカード名を参照する時は、二つの部分が 合わさった名前を持つカードとみなします。バトルゾーンにクリーチャーとして存在して いるツインパクトカードのカード名を参照する時は、クリーチャー側のみを参照します。

デュエルマスターズ総合ゲームルール

■エンドレス・フローズン・カーニバル

ジャスミンが後ろ髪を結んでいる⁉

疑似エクストラターン。たまに貫通されます。
前述した通りテキスト表記のせいでジャスミンの地版を捨てられません。
そろそろ再録&テキスト変更来て欲しいです。(スノーフェアリーをよく描いてるイラストレーターさんで金トレ来て欲しい)
コンボパーツに枠取られたくないので2枚で我慢。

■偽りの名 iFormula X

初期版にはaとXの間のスペースがない

■偽りの名 iFormula X / クリスティナ・フォール

「メカ」なんだよなあ

■ドンドン打つべしナウ

再録無しだけど意外とストレージにある

■西南の超人 / 断断打つべしナウ

ジャイアントが強化された結果入らなくなったの悲しい

4枠をすべて違うカードにしたい、緑を増やしたいといった理由でこの比率にしています。
打つべしナウ2種類だけが手札にある時に勝てないというデメリットはありますが、iFormula2枚が盾落ちする確率は約1%なので割り切っています。

・受け札

環境に合わせて採用します。(色バランスを気にしつつ)
今は刻むデッキが多いので除去多めがいいのかな?
マーチングバトンダイダイはスノーフェアリーなのでたぶん確定、採用圏内なのはアグンテ、エタトラ、すべて見えているぞ、スローリーチェーン、オリジャ、バリスパーク、クロック、ザミュート(2ドロー1捨てがあんまり生きないのでクロック優先)、BFFモーメント、ハヤブサマル、カクシレシピ(手札に抱える余裕が無いので微妙)、ブルーインパルス、ピース盾ルピア(ボトム固定できるため)、ドンドン吸い込むナウ(カードパワー的に微妙)あたりだと思います。

いくら緑と白が欲しいからと言って《龍幻のトラップ・スパーク》を積むのはやめましょう、と書こうとしましたが、マジック1点にもコンプレックスにも一応アポロにも解答になるのでちょっとありな気がしてきました。

3300円のデッキに2枚収録で以降未再録⁉高騰あるか⁉

不採用・採用候補カード

■飛翔龍 5000VT

高くて使ったことないけど

マガツカゼが環境にいないのでメタは割り切っています。
スペルブックで拾えないから都合よく持ってるとも限らないしね。
青黒コンプレックスのシャッフは先4パロミラで突っ切りましょう。

■罪無 ビカビカ兆

最近知って買おうと思ったらなんか持ってた

青いタップ要員。
クリーチャーなのでエンフロに反応して出てきたガイアッシュラブも貫通します。
今回は緑の方が先に多くの枚数必要なので打つべしを優先しています。

■雪精 サエポヨ&ユキぴょん / ハンマー・チャージャー

3マナボトム固定ブーストが今年度急に3種類も

デュエパデッキの新規。これのためにアカシック4つ買いました。
ボトム固定の嵩増し、スペルブックチャージャーのツインパクトを拾えれば5killに貢献するスノーフェアリー。他にも拾えるカードはちょこちょこあります。
序盤を安定させるカードですが初動16、中継ぎ9のデッキで事故るのは流石に割り切れと思い不採用。なんで96.5%が引けないんだよう!

よく使う能力の順番が他の採用デッキと真逆

スノーフェアリー枚数のために入れていましたが不要っぽいです。皇
身内にマガツカゼやシャッフや戦武の無限皇ジャッキーが多いなら。

スノーフェアリーの枚数について

スノーフェアリーが少なくなると、エンフロが撃てない場合が出てきます。
一年以上様々な型を回しての体感はこんな感じです。

15枚~:エンフロ2発や素撃ちも視野に。
13枚~:安心。プレイ中に気にすることはない。
12枚:まあ安心。ちょっとは気をつけるけど大体撃てる。
11枚:ギリ。不用意にスノーフェアリーを埋めない。
10枚:撃てないことがあるものと思え。
~9枚:撃てたら嬉しい。

対面相性

数えたわけではないので体感です。
競技勢の方は言いたいこともあるでしょうが大目に見てください。

アナジャ:ボンキゴもVTも効かないので早期に走られなきゃ勝ち。走られても盾でワンチャン。
マジック:先手ならまあ。後手は相手3キル無し+盾受け+自分4キル要求なのできつい。
アポロ:お茶やダイダイのおかげで割と勝てる。先手なら選んで除去しても大丈夫。なお普通に貫通することもよくある。
フィオナアカシック:同速で要求値低い分自称有利。
魔導具:ブラッドゥでボトム固定をリセットできることに気づかれなければ有利。気づかれても無理ではない。相手がガルラガンを持っていると出すことにターンを使ってくれるので勝ち。
黒緑アビス:テレスコのせいで本当に勝てない。先4に賭ける。
青黒コンプレックス:シャッフさえ…シャッフさえいなければ…。先4に賭ける。

課題

・ボトム固定の成功率
ピン投が14枚だと、スペルブックで5枚見た時に1枚以上ある確率は90%と、ちょっと不安です。かといっていじれるところも少ないので、スペルブックやエスメルの互換が出るのを待ちましょう。スズランを1枚霞み妖精ジャスミンに換えるとか?

・メタ耐性
刺さらないメタも多いですが、マガツカゼ・シャッフ・一王二命三眼槍等の一部のカードがどうやっても無理です。アグンテや極輪の妖精なんて都合よく引けません。
これが何を意味しているかというと、意識されると勝てないため、決して環境に上がることができないということです。永遠の地雷。
いい感じの青か緑の除去呪文が出るのを待ちましょう。

あとがき

ここまで読んで頂きありがとうございました。
意見・感想等ございましたら@yuuun_dmまで。パロミラフォーミュラ使いの同志もお待ちしています。
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また、当方学生DMPで、そこまでお金に余裕があるわけではないので、よければ投げ銭して頂けるととても助かります。

改めて、長大な記事を読んで頂きありがとうございました。

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