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Re:両利きの件

はじめまして

 こんばんは。あるいはこんにちは。この投稿を夜に書いていることがバレましたね。先日降ったドカ雪の除雪も虚しく、今朝もまた早くから雪掻きに追われていました。追わないで欲しい。

 どうも、ミウラ ユウガです。「〇〇をしている者です」と一意に形容できない者です。これからはその様々な〇〇を少しずつ発信していきたいと思います。SNS不精ですが、主にTwitter(@yuuuuuuuu_25)で活動していますので覗いてみてくださいね。

利き手

まえがき

 突然ですが皆さんの利き手はどちらですか?日本人はおよそ右利きが90%で左利きが10%なんて言われていますね。そんな中僕は「両利き」なんです。両利きってなんだかそれだけで便利そうでしょう?2倍おトクそうでしょう?たしかに両利きで良かったこともたくさんあります。ですが、そんな話をしたところでなんだ、ということで僕は今回「両利きで大変だった話」というブルーオーシャンに飛び込むわけです。
 
 僕の話をする前に、少し両利きについて話さなければならないことがあります。

クロスドミナンス

 「どっちの手でも同じだけ器用なんでしょ」というものが両利きについての世間一般的なイメージだと思います。もちろんそのタイプの純粋な両利きもちゃんと存在します。しかし、「文字を書くのは右だけどボールを投げるのは左」のように用途によって使う手が異なるタイプの両利きもいます。このような人たちを正確には「両利き」とは違い「クロスドミナンス」といいます。今までも両利きとは言っていたものの、よく話をきいてみると実はクロスドミナンスだった なんて人はよくいました。むしろここでいう「純粋な両利き」に僕は出会ったことがありません。
 
 そこでじゃあミウラはどっちなんだいときんに君に問われると、ピクピクと焦らされながらもこう答えるのです。「純粋な〜両利き!」と。ヤー。

純・両利き

 前項で書いたように、僕はクロスドミナンスではなく純粋な両利き(以下、純両利き)です。もちろん一つの物事を両手で同時にこなすこなんてほとんどないですから、皆さんと同じく普段はスタメンの手を優先的に使っています。ちなみに今のミウラユウガーズのスタメン選手は右手です。
 
 そんな純両利きを謳っている僕ですが、生まれつきというわけではないのです。

いつから?

右利きに

 親の話によると、僕は多くの幼児と同じように幼児前期は両方の手を使いながら育ち、幼児後期には左利きに落ち着いたそうです。その後、僕は特に矯正もされず育っていきます。しかし、利き手の確定時期はとっくに過ぎているのにも関わらず、なぜか利き手である左手と同じように右手も使うようになっていたと言います(家族が全員右利きだったため?発育バグ?)。
 
 そして物心がついた頃には、右利きに囲まれ右手も使っていた僕は右利きだと勘違いしたまま育ちます。元は左利きだとも知らずに。

ワードレース

 中学1年生のある日、いつものように英語の授業を受けていました。そのときの英語の先生は若く元気で、楽しい授業をする人でした。その日に教える範囲が終わり授業時間に余りができたときには、よく「ワードレース」という黒板を用いて英単語しりとりをするアクティビティを開催してくれました。座席を縦割りしてチームをつくり、そのうち一人が英単語を黒板に書きに行き、書いたら後ろの席の人にチョークを渡しバトンタッチする。制限時間内で最も長くしりとりを成立させたチームが勝ちという、オモロゲームスタディでした。しかしそのチーム分けの性質上、頭のいい生徒が縦に並んでいる場合は常勝状態になってしまうのです。

 そこでゲームバランスを調整するために「利き手ではない方の手で書く」という縛りルールが設けられました。みんなが苦戦する中僕も(右利きだと思っているので)左手で臨みます。

「あれ?別に普通に書けるぞ?」

 そりゃあ黒板だし右手で書くより汚いような気もするけど、後々周りで共有される「利き手じゃない方を扱うことの違和感」が無かった。気がする。そのあと休み時間にノートに書いてみても違和感はなかった…。ただこのときは周りよりもちょっと器用なだけだと思っていました。

確信

 体育の授業でサッカーのキックテストをしていたときでした。今まで戯れでしかサッカーをしてこなかったけど、テストということでしっかり意識して蹴ります。ここでもまた「右はいいけど左全然うまく蹴れねぇ〜」というあるある違和感には出会えませんでした。つまり普通に蹴れてしまう。右脚と同じように。

「オレ両利きかも!」

 授業後すぐ友達に言います。その日の夕食時も左手で箸を持つ。食べれる!
 こうしてその日以降いろいろ試したり、周りとの感覚のすり合わせをしていくことで徐々に両利きであると確信していきます。

弊害(?)

まえがき

 …と。起きてください!長い前振りも終わりここからが本題ですよ!序盤で言った通り、今回は「両利きで大変だった話」です。もちろん両利きで良かったこと・得したことの方が多いですよ。でも、そりゃそうだの話。

初経験

 初経験の動作を行うとき、両利きではない多くの人は何も考えずとも利き手(いつも通りの方の手)でそれを行うでしょう。ですが純両利きである僕は「どちらの手でもできる」のと同時に「どちらの手でやればいいか分からない」という状況でもあるのです。

 初めてビリヤードをやったとき、どちらの手で突くのが正解か分からず(どっちでもいいのに)両の手で試し試しやっていたところ、どちらの手でも慣れないままその機会を終えました。「投げる」みたいなある程度成長した時点でそこそこ成熟している能力・動作なら、それと同じことを逆の手でやればいいだけなので苦労しないのですが、初経験の動作だとその「片方の手の応用」ができないのです。片方の手でできるようになればそれと同じことを逆でするだけなので、まずはどちらでもいいから片方の手で練習すればいいと思ったでしょう。本当にその通り。でもどうしても「しっくりくる」方があるんじゃないかと探してしまう…そして経験値の振り分け先が二つなので、成長速度も遅い…

 肝心の「さわり」の部分があっさり終わっちゃいましたが、そんなもんなもんなんです「両利き」って。普通に小説の方が奇です。本当は大した内容の無いことを冗長に書いているだけです。このnoteではコードワークを愉しんでください。ツウ振るんですよこういうときは!「あ〜、そういうタイプの話ね。うん、グッドミュージック」って。

まとめ

 「両利き」って珍しくて面白そうなのに、意外とそういうエピソード持ってないんですよね。僕だけなのかもしれませんが。右でやっていることが同じように左でもできるだけ。逆も然りです。左利き不便あるあるにも共感できないし、両利き大活躍トークもそんなにできません。母数の少なさゆえに「両利き」という言葉自体がやや神格化され、スゴみを帯びているだけで実際は「右利き且つ左利き」程度のものです。普通の人です。

 このように生きている階層を移動することのできない社会では、その本質(良さ)を想像することもできないまま死んでいくわけですが、あるなら「ある」とだけアン・ハサウェイにツイートして欲しい。「あるんだあ」と思うから。

#1
2023/01/22

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