卵子凍結保存の話①

36歳の2024年1~6月に未受精卵の凍結(20個)をしました。
その一連の体験を書き記していきたいと思います。
まだまだ経験者が少ない中、私自身も当初情報収集に苦労したので、
誰かの参考になればと思っています。

noteを書くのは今回初めてで、マイペースに公開していきたいと思います。

卵子凍結を決めた経緯

33歳くらいの頃、一度真剣に考えたことがありました。
もともと、生命科学分野に少し明るかったこともあり、
年齢に伴う妊孕性(子供を産む能力)の低下については理解していた方だと思います。

その頃、ちょうど地方から東京への転勤に伴い、当時付き合っていた彼氏と別れたばかり。
頭にちらつくのは35歳以降に急激に落ちていく妊娠率低下のグラフ。
「将来子供欲しいし、やっとこうかな」
という感じで、34歳の時、都内のある不妊治療専門クリニックの説明会に申し込みました。

卵子凍結とはどんな感じかをなんとなく掴めたものの、多額の費用のこともあり、決断には至りませんでした。
それよりも、
「早く婚活して結婚して子供産んだらいいんじゃない!?」
とマイペースに考えていたと思います。

34歳のとき、お付き合いをする人もできましたが、結局半年ほどで別れてしまいました。
当時転職を考えていて、スキルアップのため毎日勉強していました。
自分の中での優先順位は、転職活動とスキルアップ。
35歳という節目が迫る中、
そっちにエネルギーを全振りしたいのに、また子供を産むための婚活をしなければならない・・・

本当に結婚がしたいのか?
本当に子供が欲しいのか?
それとも、出産の年齢リミットに焦らされているのか?
子を持つという将来の可能性を失うことを恐れているだけじゃないのか?

本心では結婚したいと思っていないのに、妊娠のために婚活する・・・
そんな気がしてなんとなく苦しくなってしまいました。

とはいえ、時間は止められない。
35歳で転職。半年くらい経ったころ、未受精卵凍結のできるクリニックを本格的に調べ始めました。
ネットやSNSにはほとんど体験記がなく、迷った末不妊治療の成績が良いクリニックを探すことにしました。

卵子凍結も基本の技術は不妊治療と同じ。
凍結卵子を使った不妊治療までの末長いお付き合いを考えるなら、生殖医療の技術力が最も高いところを選ぼうと思ったからです。

ネットで各クリニックの不妊治療成績の情報を調べ、説明会やオンラインカウンセリングに参加し、最もお願いしたいと思えたところに決めました。





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