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新規飲食店オーナーは馬鹿だと思われてる

おはようございます。
先々月新規開業する手続きを踏んでいた西岡です。 まー頓挫しましたが。。。

今日はその時に思った話です。
まずタイトルを見て、どう思いましたか?
まあ仕方ないことですが。。。

飲食店で働く人間の中でもちょっとパソコンを使える英雄になれる店は少なくありません。

飲食人間は、料理や接客「しか」できないと思われてる。
そういう話です。

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事業計画くらい作ってますけど。。。
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正直、自分が思ってる以上に選択肢があるのかないのか、そして、将来自分の後輩が独立するぞって時にアドバイスができるように、「行かなくてもいいかなー」と思いつつ、積極的に足を運ぼうという姿勢だったので【川崎産業振興課】を訪ねて相談をしに行きました。

そこで、担当者が創業 に関して、
言葉でいう「あいうえお」から教えるように話し始めたんです。

全部聞いてられないのもありw
「用意してきたものがあります」と
事業計画書を渡しました。

すると、担当者はびっくりした顔で、今日は何を聞きに来たのでしょうか?と。

「え?」

こっちもびっくりしました。
事業計画書は用意したうえでの相談がしたかったのに、
向こうは事業計画書の書き方のレクチャーだと思ったようです。

というよりも、アポイントの際にきちんと「事業計画書のチェックと、融資の選択肢や何か有効な制度があれば聞きたい」と伝えていたのに、ゼロから教えることが既定路線になってしまっていた。

話を聞けば、飲食店の創業でこんなにきちんと資料を作って来る人は珍しいとのことでした。

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無知ほど怖いものはない
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勢いなども時には必要。
でも最低限入れなきゃいけない知識はある。

とある定食屋のオーナーの話。

彼は自己資金がなく、借金はしたくないという目線で、独立できる方法を探っていた。
すると、フランチャイズの誘いを受けた。
条件は以下の通り。

①某主要駅徒歩1分の10坪の物件、家賃は70万
②フランチャイズマージン月額60万
③初期費用は不要。内外装も会社が負担。
④定食屋の枠をはみ出さない
⑤新規メニューは伺いを立てて承認されれば出せる

これ借ります?笑

知識なくったって、絶対やっていけないってわかると思います。固定費が130万がどれだけ大変か。
10坪の定食屋で400とか500とかなかなか厳しいです。

でも③の理由にしか焦点が合わず、これを借りて、半年で飛んじゃった人を知ってます。

きっと貸す側も計算に入ってるでしょう。すぐ数週間後違う店になっていました。

こんなの「飲食店の始め方」みたいな本を一冊読めば、難易度はわかるはずです。

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バカでもできると思われてる
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何が言いたいか。

飲食店はだれでも始められる間口の広い業界ではあるが、「本当のバカ」にはできない。

**知識を入れようとしない、
得意分野以外は勉強しない、
リスクを考えない、 **

こんな人にが成功できるわけがないです。

今まで何万人の人が、起業相談に知識ゼロで足を運び、「あいうえお」から教わり、創業して行ったんだなと思えば、5年後続けてる確率30%とか、10年後続けてる確率10%とか余裕でうなずけるなと実感しましたよ。

接客ができれば、料理ができれば成功できるなんて、そんな簡単なもんじゃない。

もちろん、そこから成功した人もいるし、
逆に知識めっちゃ持ってるけど失敗もするでしょう。

でも失敗する確率を少しでも減らそう、
成功する確率を少しでも上げようって当たり前の工夫だと思うんです。

そんなんだから「バカでもできる」なんて思われてしまう。

ただ、逆に思いました。
正しいタイミングで正しく判断して、行動が伴えば失敗する確率はゼロに限りなく近づくと。
いかに知恵を働かせて環境に適応して生きていくか、それに尽きると思います。

もしよろしければサポートお待ちしています。 すごく励みになります。頂いたサポートは独立資金など夢を実現していく過程で利用させていただきます。応援よろしくお願いいたします。