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無視はできないモチベーションの礎にある欲求の話。

おはようございます。
褒められてグーンと伸びるタイプ西岡です。

今日はモチベーションとはどのようば過程でどのように生まれるのか、、、少し哲学的に見ていきたいと思います。

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避けては通れない「欲」の話
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マズローの欲求5段階説
人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より上の階層の欲求を求める。

①「生理的欲求」
食べたい、寝たいなどの本能的な欲求

②「安全欲求」
危機回避、安全・安心な暮らし、健康

③「社会的欲求(帰属欲求)」
集団に属したり、仲間が欲しい

ここまでの欲求は、外的に満たされたいという思いから出てくる欲求(低次の欲求)です。
これ以降は内的な心を満たしたいという欲求(高次の欲求)に変わります。

④「尊厳欲求(承認欲求)」
他者から認められたい、尊敬されたい

⑤「自己実現欲求」
自分の能力を活かし創造的活動がしたい

これを基礎知識として話を進めます。

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時代の変化による従業員の欲の変化
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半分、想像ですが、
昔は①から③までが満たされれば職場として充分だったんじゃないかなと思います。
飯が食えて、健康で、仲間がいれば、それ以上の欲は贅沢だった。その環境を作るために、勉強をしていい会社入れれば終身雇用というものの傘下に入ることができた。

従業員の欲は次のステージへ

もう今の時代、①から③は当たり前。ただ終身雇用の時代は終わり、リストラや転職が昔よりも身近な存在になってしまった。アルバイトとしてもやっていける時代の今、一つの会社に固執する理由は明らかに少なくなっている。

するとどうなるか。
従業員には選択肢が生まれ、理不尽に耐える必要性が減る。追い込まれれば逃げればいいし、気に入ってるなら踏ん張ればいい。人の働く心理に多様性が生まれる。どんな雇用形態でもリスクに圧倒的な差がないなら「生きたいように生きよう」とする人が増えるのは必然。

もっと褒められたい。役に立ちたい。社会貢献がしたい。(④承認欲求)
もっと表現したい。自分をもっと発信したい。時代を変えたい。(⑤自己実現欲求)

時代の変化で従業員の主体性が高まった。
これにより起業家やフリーランスが増えてきているし、自分にあった職場を求めて転職をする人、アルバイトをしながらやりたいことをやる人が多くなってきている。

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人材確保には欲に対する理解が必須
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気にしなくて済むようなカリスマ的な、バケモノ店舗や会社なら悩みはないかもしれませんが、どこも人材不足です。

目の前の人は何を大事に生きている人かとか、何を欲している人か、ある程度見定めながら接していく必要性が出てきている時代だと思います。多様性を認めて、寛容な会社になることが「働きたい会社」となります。

「うちはこういうスタンス。
それについてこないような奴はいらない」
これを間違ってるとは言いません。
でも従業員の欲で言えば、④と⑤はアウト。③だってちょっと怪しい。
このスタンスで人材不足は解消できません。人材不足は既存の従業員の負担がかかる分、いつどう転んでもおかしくない危険な状態です。人がいないから閉店なんて、勿体無いし、そうならないためにできることはなかったの?って思います。

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自分さえいれば、という慢心
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一人で回す大きさではない店の話。

ついてくる人がいなくなったって自分さえいれば店はできるという前提で店をやっている人には人はついてきません。そもそも間違ってます。一人でできることはたかがしれてます。
できてるように見えても、お客さんが気を使っていたり、サイレントクレーマーはいます。それの気づかないと緩やかに停滞曲線になっていくだけ。

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有り難いと伝えることも大事
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人がいる有り難み。
これを忘れたら今の時代、尊敬なんてされません。人はついてきません。
その有り難みを表現するのが従業員に対する理解が必要。人は皆、自分のためになることでしか能動的には動かない。というより動けない。

だからこそ人の欲を理解しないとできないことなんだと僕は思います。

#欲 #モチベーション #雇用 #ビジネス


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