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社員に対して不満を取り除くのではなく、納得させろ

先日動画でオンデーズの田中社長の「目からうろこ」な考え方(というよりも表現方法かな?)に出会いました。非常にシンプルなのですが、めちゃくちゃ刺さったんですよね。

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目指す先は正しいのかという違和感
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なぜ田中社長の言葉が刺さったかの理由は非常にシンプルで、自分の課題の解決に直結している考え方だなと思ったんですよね。
まずはそこからお話させてください。

僕は常々、「こういう経営者がいるから!」とか、「俺は絶対にああいう経営者にはならない!」なんて言ってきましたw
上司を尊敬し、ストレスなく働けるような職場こそが理想だ!と思っていました。
でも、、、果たして本当にそうなのか、という疑問も同時に持っていました。

仮に学生がノンストレスな職場で働き、巣立っていった先で「そのせいで起こり得る苦労」があるのではないか。本人のためにならないということもあるのではないか。だからといっても理不尽を肯定することはありえない。。。そういう疑問です。

そして先月飲食店を開業して、アルバイトも一人雇うことになりました。
改めて考えさせられるわけです。

理想とする経営とはなにか。ということです。

話を少し分解しますと見えてくる課題というものが明確になってくると思うのですが、、、
①不満のない職場づくりが本当にいい職場なのか
②理不尽を排除することは可能なのか
③モチベーションはどう作られるべきなのか
④巣立った先の理不尽と戦う術(すべ)は養われるのか

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田中社長の考えは正に真理だと思える
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タイトルを見ると「納得させろ」とあり、少し高圧的にとらわれるかもしれませんが、そうではありません。

田中社長の言葉をニュアンスで紹介しますと、

不満を取り除く必要はない。でもその不満に対して納得ができないものであれば人は動かない。逆に納得の行くものであればやる気を削がれる要因にはならない。

本人も補足されていたことですが、「不満」とは燃料であり、不満があるから畜生!って頑張れる。例えば給料が18万円しかもらえないとする。それを25万円まで上げたい人がいたときに理由もわからず頭ごなしに「無理」と言われるか、現状の会社の状況や当事者の勤務態度や会社への貢献度をすべてわかりやすく説明され、現状難しいという説明を受け、どうなったら25万円に上げることができるかを明示されるか、でモチベーションは大きく変わってくる。

この2つの大きな違いはズバリ、
納得できるかどうか。

ここで先程僕が抱えていた課題と照らし合わせてみる。

①ノンストレスな職場づくりが本当にいい職場なのか
②理不尽を排除することは可能なのか
③モチベーションはどう作られるべきなのか
④巣立った先の理不尽と戦う術(すべ)は養われるのか

どうでしょうか。

不満は燃料になるのであれば無理に取り除く必要はない。(①)
ただし、それは理不尽であってはならない。当事者が納得できるものでなければならない。(②)その環境があれば当事者は不満を解決するためのモチベーションを保つことができる。(③)このサイクルに幸福感を感じることができれば理不尽には屈しない強い人材になる!(④)

これが真理だと、確信しています。

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言語化できたことで理想が身近に
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田中社長の表現は非常に素晴らしいと思ったと同時に、同意見だなとも思ったんですよね。というのは僕の中でモヤモヤしていたのは「言語化」だったんだなって気付かされたんです。

今回のお店を開店するにあたりアルバイトを一人採用してスタートしたんですが、そこで僕から提示した条件は決して高待遇なものではありません。開店直後に高待遇を用意できるわけありませんからね。

その分、僕は自分の置かれている状況やどういう店にしていきたいかをたくさんお話しました。条件も口頭ではなく書面で提示しました。その結果アルバイトの子は今楽しそうに働いてくれています。(おそらくw)

それは言語化こそできていなかったものの「納得」をしてもらう努力をしていたんだなと田中社長に気付かされたということです。
と同時に自分がやっていたことが間違っていないこと、これからどういう経営者になっていくべきかを明確に描けるようになったのです。

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目指す経営者像はずばり透明経営
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何考えてるかわからない。どうやったら給料が上がるのかがわからない。この会社はどこに進んでいるのかがわからない。

そういう会社少なくないように思えます。

まさに先日の吉本騒動は、契約書があるかないかではなく、所属芸人が「納得できていない」ことが原因だと思います。
現在世間の声をきっかけに契約書ありきの経営に方針転換するようですが、おそらくそれが解決につながるかどうかは別問題で、「所属芸人の納得」こそが解決の糸口な気がしています。

つまり目指すべきは、
できる限りすべてを開示して、考えを共有し、不満はあってもそれ解決できる方法なども見える、そんな「納得」できる職場づくりこそが理想の経営なのではないかと思います。
少なくとも僕はそこを目指します。

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