[NO.3]元モエヤン、池辺愛さんと本音トーク!

芸能人や有名人の方と本音で語り合うのが本企画、本音トーク!
様々なメディアで語られている噂の真偽や現在のご活動に対して、ご本人から本音で語ってもらいます。
2016年、最初にして3人目の方は元お笑いコンビ、モエヤンの池辺愛さん。
ヌーブラを子供から大人まで日本全国に広めることになったその経緯から現在の後活動まで語ってくれました。
本音トーク!だからこそ、話せるあの時のこと、皆さん必見です!

―PROFILE―
池辺愛
生年月日:1980年8月11日
出身地:大阪府
身長:158cm
趣味・特技:ピアノ、ダンス、暗記、温泉巡り
慶應義塾大学文学哲学科卒業。
劇団スーパー・エキセントリック・シアター所属。
元お笑い芸人、劇団員。

本音トーク!

(池辺さんご到着!)

ーお疲れ様です!本日は寒い中お越しいただきありがとうございます。
池辺)こちらこそ今日はよろしくお願いいたします。
ー初めて池辺さんを見たのは中学、高校あたりでお笑いの番組に出演していた時でして、
モエヤンというコンビを組んでいましたよね?
池辺)そうですね。 全身タイツで身を包んだ赤色の方が私です(笑)
ー楽しみですね!さて、今回は今年度初の本音トーク!ということでいろいろ突っ込んでお聞きしていきたいなと思います。
そもそも、池辺さんは慶應を卒業された先輩なんですよね。
池辺)はい!慶應大学文学部哲学科を卒業しました。
ーどんな学生生活を送っていたんですか?
池辺)私の大学生活というと、サークル活動が中心でした。
当時は JADEというダンスサークルに所属していました。
ーあの、有名なダンスサークルですよね!ですが、今、JADEがどうなっているか知ってますか?
池辺)聞いています!昨年、無期限活動停止になってしまったんですよね。先日JADEの同期会に行ってきたんですけど、ショックですね。
ーダンスは入学した一年の頃からずっと?
池辺)はい。
高校の時から習ってたんですけど、ダンスとの出会いは中学生の時に地元、大阪の市民ミュージカルに出た時でした。
ー学生の頃からエンタテインメントの世界で活動されていたのですね。ではお笑いの世界に入るきっかけってなんだったのですか?
池辺)紆余曲折あってのことなので…、では、昔のエピソードからお話しますね。
中学生の時、3ヶ月間の入院生活を送ったことがあるんです。
ある時、移動した大部屋がとても暗かったんです。
その部屋には寝たきりのおばあちゃんが3人いらっしゃいました。
そんな状況の中、ラジオを聴くことくらいしか楽しみがなくて…、あっ!ラジオをみんなで聴いたら部屋が少し明るくなるんじゃないかな!?って思ったんです。
病院側は「他の患者さんがよければいいよ」といってくれました。
皆さんからも承諾をもらい、結局はみんなでラジオを聴くようになったんですよね。
私は3ヶ月間だったから特に気にはしていなかったんですが、自分が望んでも楽しみにふれることができない人もいるんだなぁってすごくその時は感じました。
徐々にですが、その頃からエンタテインメントの世界に関わっていきたいと思い始めました。
当時は、まさか全身タイツを着てTVに出ることになるなんて思ってもいなかったんですけどね(笑)。
大学時代に劇団スーパーエキセントリックシアターに入団し、その後「モエヤン」として、お笑いの世界で活動し、現在はラジオパーソナリティー…と、形や表現、活動場所は変わっていますが、常にたくさんの人に楽しいと思っていただければという気持ちは変わりません。
そんな思いで今まで活動をしてきたし、これからもその思いだけは変わらないと思います。
ーなるほど。
思いという部分では共通していらっしゃるのですね。

ーモエヤンというコンビを以前組んでいらっしゃいましたが、そのコンビ名は「もうええやんっ」からきているんですよね?
池辺)そうなんです。よく知ってますね。
ーお二人でコンビを組んでいた時はどちらかがネタを作って、それにボケ担当が入っていくという形は多いですよね。
池辺)私たちはコンセプトも含め、2人で考えていました。
エンタの神様はじめ番組出演の際はスタッフさんやプロデューサーさんからOKでないともちろんダメですけど。
ーそのモエヤンのスタイルはどこから来たのですか?
池辺)元々は何かしら面白いことをやりたいという気持ちがあって。
最初は芝居をしていたんですよね。芝居や舞台という発想から始まったんです。
ある時劇団の先輩達に2人で作ったコントを見せたら、「熱意はわかるんだけど、まったく面白くない。」って言われました。
15分くらいのネタだったかな。
でもある方に「もっと短いネタを作ってみたらどう?」と言われて
「ショートネタってなんなん?」と思いながら考え始めました。
フジテレビで以前オンエアされていた爆笑レッドカーペットという番組の前身で爆笑ピンクカーペットという番組がありましてそのオーディション用に作ったネタ5つを持って行ったんです。
でもね、どのネタもなかなかピンとこないみたいで…。
番組のディレクターから「ネタのほうはもう終わりですか?」って言われて、残っていた最後のネタをヤケクソで披露するんですが、それが「ヌーブラヤッホー!」。
「ちょっと待ってくださいっ!」って、披露いたしました。
そしたらディレクターの目に留まりまして…。
ーおお!
池辺)「ヤッホー、ヤッホー、ヌーブラヤッホー」ってヤケクソのテンションでやったんです!
予備のネタだったんですけど、もう全部出さなきゃもったいないと思って。
そしたら、「それ、うちでやってもいいよ!!」って言ってくださったんですよ。
来週収録あるから、おいでと呼んでいただき、そこからトントン拍子に仕事が決まりましたね。
気がついたら街中で私達の顔をみて、[おっ!”ヌーブラ”」と呼ばれるようになりました(笑)
ーそれはそうでしょうね。あの当時は連日テレビにでていましたし、「ヌーブラっ ヌーブラっ」っておっしゃってましたもん(笑)
池辺)あの衣装も青と赤という単色だったんですけど、ヌーブラが主役で私たちは背景というコンセプトだったのでその旨はうまく伝わったのかなと。
ーほんとに人生どうなるのかわかりませんね。
池辺)そう思います。
ーしかしそんな「ヌーブラヤッホー」もお叱りをうけて封印になってしまうんですよね。
池辺)メーカーの方から「(ヌーブラの)使い方が間違っている!」と言われました。
ーでしょうね。
池辺)「それは服の上から着けるものではなくて、下に着けるものですよね」と指摘が入りまして。もう、おっしゃる通りですとお答えしました笑
ー反論の余地ないですもんね(笑)
池辺)メーカーの方も深夜に私たちがテレビで始めた時から知ってくださっていて、「何だこれ?まぁ、すぐに消えるだろう」と思っていたみたいなんです。
でもまさかのゴールデン進出しまして。
ーお子さんなんかも見ていますし(笑)
池辺)これはさすがに看過できないと思われたのでしょうね。
ーでもそれで一躍ヌーブラが有名になったのも事実ですよね。その点は逆に企業側も嬉しかったのではないかなと思うんですが。
池辺)どうでしょうね?でも、やっぱり、ヌーブラのイメージダウンになると判断されたのではないでしょうか。
ーその後はどういった注意がありました?
池辺)「もうヌーブラを着けないでほしい」と言われちゃいまして。
でも、その時には仕事はすでにもう何件も決まっていたんですよ。
直近では、福岡のショッピングセンターでの、お笑いライブという仕事が…。
当然皆さんは「ヌーブラヤッホー」を楽しみにして待ってくれているし、しかしこちらとしては、もうヌーブラはつけられない…。
ーどうされました?
全身タイツはそのままなんですけど、豚のアップリケをつけて”ヌー豚”にかえて行いました。
ブラではなくて”豚”です。
ーえ?
池辺)ですよね笑 もう会場もそんな感じでした。
「誰だよ、コイツら? 偽モンか?」みたいな感じになってしまって。
ー元々ヌーブラが服の下にあればよかったんですけどね(笑)
池辺)(笑)
ーコンビで「ヌーブラ、ヤッホー」のハモりが狂いがなく、絶対音感をお持ちという噂がありますが。
池辺)小さい頃にヤマハに通っていまして、そこで訓練しました。
ただ歌が上手い、ハモリがすごい、というのは、完全に相方のおかげです。
相方が元々歌手だったので。
私は歌が下手なんです。
頭で音階はわかるのですが、残念ながら声帯が上手に使えなくて…(笑)
ーなるほどそういうことだったんですね。
池辺)でも、相方の歌の上手さのおかげで歌番組に呼ばれることもありました。
全身タイツ姿で絢香さんの三日月を歌ったりしましたが、そんな時はいつもふたりで三田の歌広で練習していました(昼間の安い時間を狙って)。

ーアナウンサーの鈴江奈々さんや夏目三久さんとも交友があると伺いました。
特に鈴江さんに関しては芸人に誘ったというのは本当ですか?
池辺)もともと奈々とはJADE仲間だったんです。慶應入学を機に大阪から一人で上京して心細かった時に、新入生歓迎会でたまたま隣の席が奈々だったんです。
すごーく綺麗な子で友達になりたいなって思いまして、「友達になろうー!」って言ったのかな? よく覚えてないですが、そんな馴れ初めだった気がします笑
奈々が日テレに就職が決まる前にBSフジの生放送に2人で大学生ダンサーとして週1回出演していました。
その日の天気をダンスで表現する企画なんですけど。
ー天気をダンスで表現するんですか笑 すごいなあ。それは見てみたいかも。
池辺)いや、今となると、とても恥ずかしいです(笑)
当時3日前から天気を調べて、考えて、踊ってました。
ー奈々さんとはほんとにずっと同じ時を過ごしたんですね。
池辺)懐かしいな。
あっそうでした、その当時、私、劇団スーパーエキセントリックシアター(以下SET)に入りたいと思っていたんです。
でもその前に何かせっかくだから奈々と二人でユニットしたいなと考えて、お笑いというものに惹かれるところがありまして奈々に提案したんです。
ーどうでした未来のアナウンサーの答えは?
池辺)「愛は面白いこと言うね~。」と、軽めに流されました(笑)
そして、その直後、奈々は日テレへの就職が決まりました。
ー愛さんにとって奈々さんとはどういう存在ですか?
池辺)もう唯一無二の存在ですよ!
今じゃ”働くママ”だからすごく励みになっている親友であり、尊敬する存在ですね。
私が日テレのエンタの神様という番組に出演することが出来ることになったのも、奈々がプロデューサーに営業をしてくれたおかげもあったと思います(笑)
当時NEWS ZEROを担当してたのにも関わらず、「何時から本番だよね?」ってメッセージくれて、打ち合わせ時間の合間を縫って応援に来てくれたんです。
ほんとに嬉しかった。
奈々は本当に友達思いで熱い人です!
ー夏目さんはどういう関係なのでしょうか?
池辺)彼女も関西出身で通ってた塾が同じ塾だったんです。
大学に入学してからも同じ系列の塾でアルバイトをしていたんですが、彼女もその塾でアルバイトをしていたんです。
当時はそんなにかかわりというものはなかったけれど、日テレの「PON!」でレギュラーをやらせてもらっていたときは一緒に生放送をしていました。
つながりってすごいですよね。
ーそうですね。人のつながりで人生成り立っていますよね。
ー昨年ご結婚されましたよね! おめでとうございます。
いかがですか?ご結婚生活は?
池辺)ありがとうございます。模索しながらも楽しんでます。
ー愛さんが思う、付き合うことと結婚の違いはなんでしょうか?
池辺)結婚は、責任と覚悟が必要になってくるということだと思います。
責任や覚悟を持てるということは大事なことです。
お付き合いの中にももちろん責任や覚悟といったものはあるとは思うんですけれど、大概自分と相手の1対1ですよね。
結婚というともう少し広がって、相手のご家族だったり、自分の家族だったり、いろいろな人たちが関わってきますよね。
そこに対する責任や覚悟かな。
ーでもそんな責任や覚悟と引き換えに得られるものがあるからこそ結婚するんですもんね。
池辺)そうですね。責任や覚悟の先には信頼が生まれていくと思うんですが、その信頼こそが幸せじゃないかなと思うんです。
人は一人では不安定な存在だから、突然おかしくなっちゃうこともありますよね。
そんな中で信頼できる、される関係があれば、人を強くしてくれるんじゃないでしょうか。
ー素晴らしくいい話ですね。申し訳ありません、真面目な質問を振ってしまって(笑)
では結婚されて一番自分、変わったなというところはどこになりますか?
池辺)食生活かな。
今までは、好きなものをって感じで食事をしていたけれど、二人になってからは相手のことも考えるようになりましたね。

ー現在FM NACK5にてパーソナリティーをされていますよね。
どんな番組なのですか?
池辺)生活情報バラエティ番組です。
3時間40分の生放送で、いろんなコーナーがあります。
生活の中できっと役立つ情報を毎週月曜日から木曜日まで、リスナーのみなさんにお届けしています。
ー月曜から木曜までとはなんか学校みたいな感じがしますね。
池辺)生放送なので遅刻はできないですよ(笑)
ーラジオならではの魅力はリスナーさんとのやりとりですよね。
池辺)そうですね。
リスナーさんにも参加しながらのインタラクティブな放送をしています。
今まさに、春に向けてワンランクupを目指す企画を進めているところなんです。
曜日によって企画はもちろん違います。インターネットのラジコというアプリで、PCやスマホでも聞いていただけるので是非一度聞いてみてください。。
ー愛さんにとってラジオってなんでしょう?
池辺)生きがいです。
一番のやりがいというか面白さはやはりリスナーとの距離が近いところだと思うんです。
毎回参加してくれるラジオネームの方は段々とこちらも覚えてきますし。
これってテレビではなかなかないことではないでしょうか。
このラジオネームの人は何才で、こういう家族で、こういう仕事をされているんだなあってその人を思う時は何か、新しい仲間が増えたような気持ちになりますよ。
何より私の声を待ってくれているのは嬉しいし、生きがいになります。
TV(モエヤン)では作ったネタやキャラクターと視聴者という関係だったのが、ラジオでは池辺愛というパーソナリティーとリスナーという関係に変わるんです。
何も隠さず、私という人間でみなさんとお話ししている感じなんですよ。
ー本当に隠さず話しています?笑
池辺)話してます(笑)→というか、隠せませんし(笑)
3時間40分の生放送において、全てに台本があるわけではないし、そんな中、つい熱くなって本音が出ちゃいます。
結局、隠せませんよ。
つまり、普段の生活や思考が全部出てしまうんです。
オンエア中以外のときに、自分が何をして、誰と会って、何を考えて、どう行動しているのかっていうことを改めて意識しますし、それこそがオンエアにとって大事なことなんだなって思います。
ー最後にメッセージをいただけますか?
池辺)「人生には失敗はない。」っていうことが伝えたいです
その時点では失敗かもしれないけれど・・・
後々、必ず成功につながるんです。今よりももっと先の部分につながるんです。
万が一、成功に繋がらなかったとしても、笑いにはなりますから(笑)
失敗を恐れず、その概念すらも無くしていろんなことをチャレンジしたら世界が今よりもずっと広がるんじゃないかな。
私もモエヤンの活動中、ヌーブラをネタにすることを禁止され、営業では”ヌー豚ヤッホー”って言わなきゃならなかった。
そりゃーもうドンずべりですよ。
でも今じゃ、こうやって笑いながら話せます。
当時ヌーブラを楽しみにしていた福岡の方たちには本当に申し訳ないけど、そのライブもこれで成仏できるというか(笑)。
勉強だったり、恋愛だったり、就職だったり、学生時代にはいろいろ辛いこともあるかもしれませんが、でもそれも時間が経てば、自分や人をも笑わせてくれるhappyなことになる可能性も大いにあるんです
人生は、捉え方次第だと思います。
そして今、これを読んでくれているあなたが学生なら、周りにいる友達を大切にしてください。
大学時代の友達は宝物です。
私自身、大学時代の友達は今でもずっと付き合っていて、助けてもらったり、刺激をもらったりしています。
仕事も慶應時代のつながりで紹介いただけることもたくさんあります。すごいことですよね。
私がSETに入れたきっかけも、実は最終オーディションで落ちたんだけれど、審査員の一人が慶應の先輩で、「今度また相談においで」って名刺をくれてアドバイスをいただけたからなのです。
そのおかげもあって私は、この仕事に進むことが出来ました。

取材協力 株式会社エイム

いかがだったでしょうか〜?
今年初めての本音トーク!は元芸人で慶應大学出身の池辺愛さんをご紹介しました。
大学時代のご活動や卒業されてからの転換点など、いろいろと学ぶことは多かったのではないでしょうか?
今回登場してくれた池辺さんですが、現在はラジオFM NACK5「monaka」にてパーソナリティをされているとのことなので
記事を読んだリスナーとして声をかけてみては?
池辺愛 レギュラー番組&イベント
FM NACK5 「monaka」(月)- (木) 9:00-12:40 生放送
海ドラカフェ MC
海ドラカフェとは、
カフェやレストランで一緒に海外ドラマを鑑賞し、スリルや感動を共有することの楽しさを発見する不定期開催の
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取材:編集 高橋祐貴 撮影 町祥平

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