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10月のポヤデー


今回のポヤデーはアビィヴァップポヤデーです。

特徴は2つあります。
①お釈迦様が再び地上界に降りてこられたときです。

お釈迦様を生んだマヤ夫人は、その7日後にこの世を去りました。そして忉利天(トウリテン・天界)に転生したとされています。お釈迦様はかつてこの天に昇り、実母のマヤ夫人のために7月から3ヶ月間説法され(※アビダルマ)、10月に再び地上界に降下されたそうです。

地上界に降下された地を三道宝階(サンカシャ)といいます。3つの階段が天上界から築かれ、中央の黄金の階段からお釈迦様が、右側の白金の階段から梵天(ブラフマー神)が、左側の瑠璃の階段から帝釈天(インドラ神)が降下されたところから、三道宝階(サンカシャ)と言われています。

※アビダルマ…お釈迦様の教え(ダルマ)に対する解釈・整理することで体系化された知(アビ)という意味をもつ言葉です。それを記した文献や研究する学問系統も指します。

② Buddhist Lent day 雨安居が終わるとき(出安吾)です。
仏教の修行僧が7月から今月にかけての3ヶ月、外出をさけて修行に専念する期間が終わるときです。
(北インドや東南アジアでは、7月から10月の間は雨季だそうです。)


以上、10月のポヤデーでした!
ブドゥサーラナイ

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