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ゴーツーで一泊二日の仙台旅に行ってきたよ。

仙台へ、出張でなく、観光旅行で行くとなるとこんな問題がある↓

「住むにはいいけど、観光する場所があんまない街」問題。
仙台って出張で行くにはほんといい街なのよー。
駅に「牛たん通り」、「すし通り」というのがあって、日帰りでも仙台の美味しみが十分に堪能できる。
住むにもきっといい街。都会だけど自然も豊か。街路樹が大きいんだよねー。
そんな仙台ですが、宮城県出身者も観光スポットがないとお嘆きの様子。

そこで今回はやはり前出のヨッピーさんのお知恵を拝借し、

仙台近郊旅行といたしました。

ではいってみよー。

11時仙台駅着。
そこから地下鉄で二駅先の勾当台公園まで歩いて移動。
仙台は商店街が栄えていて、その商店街の屋根が二駅先の勾当台公園のあたりまで続いているの。
雨に濡れずに二駅分歩けます。
商店街両サイドの吊り広告である「ベガルタ仙台」や「楽天イーグルス」の応援旗を見ながら仙台を感じて。

今日のお昼は中華を食べます。
牛タンでは?と思った?
牛タンは所沢でも食べられるからね。

この本で知った、水煮肉片(スイジューローペン)を食べに。


これがなかなか脳天に来る辛さ。


素ラーメンである上海ラーメンか白米を
おともにしてね。
みんなでいろいろなお菜を頼んでちょっとずつ食べられるのがまた楽し。
食べ終えたらお茶したいところでありますが、今回は四人と大人数だったので、入れる店がなかなかない。
お茶するところってたいてい1〜2人客を対象にしてるものね。
予約していたレンタカーを早々に借りに行き、その中でお茶&おしゃべりタイムといたせるのも旅行中ならでは。

仙台駅から勾当台公園までの往復で、たっぷりと仙台の中心地を堪能してね。
定禅寺通りの街路樹が大きくて美しい。
政宗公の都市計画の賜物だってブラタモリで言っていたよ。

仙台駅前でレンタカーを借りたら、一路隣の名取市閖上浜へ。
2011年に津波の被害にあった場所ですか、着々と復興が進んでいます。
4年前の2016年にも訪れていて、それから4年、どのくらい復興が進んだんだろう。
車で30分くらいで閖上浜に到着。
見渡せる広さに視界が開けています。
防風林となる松が一斉に植えてあるけど
まだ人の背丈を越えていない。
まるで松の幼稚園って感じ。健気な風味。早く大きくなぁれ。
海を見るために堤防に登る。
太平洋は波が大きい。
前に冬に福井に行った時、日本海の波を見て、「荒々しい!東宝映画のオープニングみたい」と思ったが、あれと違う波。
冬の日本海は波が高くてその波の数が多い。
今見ている太平洋は一つの波が大きい。
前に瀬戸内海の海近くの人が「瀬戸内海以外の海は怖い」と言っていて、
「海に違いがあるのか?」と思っていたけど、そーね、確かに違うね。
海の解像度があがった。

震災復興伝承館に向かいましょう。


復興の歩みが年表で確認できます。
震災後1ヶ月ですでにイベントも開催されていたのだよ。
なんか元気出るし、希望を持てる。

被災前の閖上浜の手作りの立体地図があり、特に見応えあった。

被災された方の震災前の生活がグッと身近に感じられます。
被災者の方に寄り添い、復興を応援したい気持ちに改めてなります。
なにかお土産品を買って少しでも閖上浜を応援したいのだけど、伝承館にはお土産の類はおいてなし。
少し先にカフェがあり、そこに併設の水産品売り場で牡蠣の缶詰を買う。
ここは生の魚介類が取り扱いの主なもので、うちが近所でなければなかなか買って帰れない。
もっと遠距離のお土産に特化した日保ちのするものものがあればいいなと思いました。

さて夕方4時も過ぎ、そろそろ日も暮れてきました。今宵は仙台市内とはいえ、山の温泉に泊まります。
閖上浜からも一時間ちょっと、仙台市内からだったら30分くらいで秋保温泉に到着。
地方都市の良いところは都心部から郊外部がとても近いところだよね。
秋保温泉は日本三名湯のひとつだってよ。
今回泊まったのは約30年以上前の二時間ドラマによく出ていたバブリッシュな豪華旅館。
前から泊まってみたかったと同行者談。
エレベーターと廊下の模様が、今はなかなか見られないクラシックなタイプ。
こういう団体旅行向けのホテルに泊まると、バブル期に団体旅行向けに作られた旅館の栄枯盛衰を思い出す。

「温かい食事を温かいまま出すこともできなかった」バブル時代に大盛況だった栃木の鬼怒川温泉はなぜ廃れてしまったのか?分析した論文が面白い

特に何度も読み返したい場所が、

割り切れない、ほんに人生は割り切れないよね!

ホテルの夕食はレストランでのビュフェ方式だったので、今回はズワイガニと牛タンと牛しゃぶだけを、その三点だけを食べることにしました。
昔はこういうビュフェ方式でもちゃんとバランス良く野菜も取っていたのですが、鬼怒川温泉の産業再生機構の支援を受けれなかった優良旅館の気持ちを思い出し、好き勝手にやることにしました(ウソ)。
デザートはチョコレートのみ。
好きなものしか食べん。好きなものしか勝たん。
食後も部屋でダラダラおしゃべりをして、気がついたら23時を過ぎていたので慌てて大浴場へ。

大浴場には若いお母さんと小学校3〜4年生くらいの男の子がいたの。
女湯に来るには大きすぎるのでは?
と思った。
一応入口には「男児は8歳まで」と書いてあったのだけど、どうみても10歳くらい。
まぁ母子家庭の場合など、小学生の男の子ひとりを男湯に行かせるのは忍びないのであろうがな。
今回と逆、小学生の女の子を男湯に連れて行くのにはわたしは断固反対する。
けっこーいるらしいけどね。
わたしが定年退職したら、温泉の男湯の前で待機し、父親が娘を男湯に連れて行こうとしてるのを呼び止め、わたしが女湯に一緒に連れて行くボランティアとかしたいよ。

お風呂から上がってきて、ふかふかの布団に倒れ込んだら、あらいやだ、前後不覚にそのまま朝まで寝入ってしまった。

カーテンを開けたまま眠ったようで、朝になると大きな窓から光がいっぱい。
普段おうちではカーテンをきっちり閉めて眠るけど、こういった観光地ではカーテンを開けたまま眠るの、悪くないね。
創世記にも書いてある通り、ますば「光あれ」だよねー。

起きてそのままの状態で(顔も洗わず)朝食を食べに行く。
朝食後はトドメの温泉。
巨大な湯船の中で、手足を伸ばしてみる。
手足はどこにも当たらない。
天井から床までの窓から差し込む光を全身で受けてみる。
はー、温泉とおしゃべりで浄化されました。
10時チェックアウト。仙台中心部に戻り、青葉城へ。
仙台に遊びに来るたびに仙台城址には必ず寄る。
ご挨拶よね。

相変わらず見晴らしいいよー!
広瀬川の緩やかな蛇行を眺めながら、「青葉城恋唄」を歌う。
「政宗公にわたくしめの青葉城恋唄を、披露するのももう4回めくらいですかー」


というと、「だんだんうまくなってるよ」と棒読み声の称賛が同行者から。
彼女は毎回ここでわたしの青葉城恋唄を聴いている。
なんと思われてもいいの。
気持ちよく歌っているんだから。
お土産物屋でゴーツーのクーポンを使う。
結構な金額が付与されるんだよねー、ゴーツートラベルは。
わたしはむすび丸のマスコットとむすび丸のマスクと、城ステッカーと、政宗公タオルを買いました。
むすび丸のマスコット、かわええ。
札幌、仙台、名古屋、神戸、福岡、などの政令指定都市で仙台はむすび丸がいる分、キャラクターもので抜きん出ているね。みんなが愛する武将がいることもキャラ設定に大きなポイントだよね。
みんなに愛される武将がいるのは羨ましいの回

こういった旅先のお土産物などを買うなと若い意識高い系のYouTuberさんや片付けミニマリストたちはおっしゃっていたが、
わたしは必ず買う。
可愛いとか、素敵と思ったマスコットや置物、キーホルダーなど旅先でガンガン買う。
そして家に飾る。
ダサくてもええんじゃ。
掃除がめんどくさくて埃まみれになってもええんじゃ。
汚れたら捨てればいい。
なにも一生ものとして買うわけでない。
わたしはこの各種お土産物屋の「可愛い」に「いいね」するつもりで買っているのね。
流通商品はインスタなんかの投稿と違って、いいと思ったものに「いいね」する機能の代わりが

買うことと思うからね。
汚れたら捨てればいいのよ。
でも「いいね」したことはお金となって作った人に届くでしょ?
ショッピング・ネットワーク・システムよ。

その後レンタカーを返却し、昼ごはんを食べる。
今回は知り合いのお店へ。
昼ごはんを食べたら帰途につきます。
あまりキチキチにスケジュールを詰めないのが良いと思う、中年の旅スタイル。
仙台駅で2000円のフカヒレスープを買う(ゴーツークーポンで)。
新幹線に乗り込み、あとは爆睡で気がついたら東京駅でした。
楽しかったよ、皆様、ありがとう。

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