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フォッサマグナミュージアムに行ってきた話

新潟、長野、山梨、静岡、埼玉、東京、千葉、神奈川のあたりは、大昔は海の底だったんだって。
静岡以西は陸地だったし、群馬栃木伊東も陸地だったので、日本列島は北側と南側で分かれていました。
その海だった場所が、海底火山の爆発で盛り上がってきて、陸地と繋がり、そのもと海だった地帯をフォッサマグナって言うんだって。
フォッサマグナの地層には海底由来のものが混ざっていて、ずーっと陸地だった場所と出土物が違うのね。
糸魚川あたりの川からは翡翠が出てくるらしいよ。
そーゆー、地層とか土とか石とかの話に興味があるひとは行ってみて、フォッサマグナミュージアム。


地層って千葉時代とかチバニヤンとか?それはあまり興味ないなという人も、
ついでがあれば行くことをおすすめします。
石の分類陳列にわたしは興味を持ったよ。
分類が見事だったのよ。

この↓鉄鉱石四角いじゃない?これって天然?天然でこんな四角いものなの?教えて、地学系の方!

わたしは石そのものには興味なくても、分類が好きなんだよね。
人間には、一定数「分類」することが好きな人っているんだよ。
鉄道好きは「てっちゃん」って言われるけど、
分類好きも「ぶんちゃん」て読んでもらっていいかなと。

フォッサマグナミュージアムに行った前の週、
わたしはJR目白駅の横にある「切手の博物館」ですごく綺麗な切手を見つけたのです。

切手の博物館に行ったのは偶然で、たまたま横を通った時、時間があったので散歩がてら覗いてみたら、なかなか見応えがあったのだ。
神話の縁結び」という古事記の神様の切手がとても綺麗で、調べたら「川崎 日香浬」さんと言う方の描いた「奴奈川姫(ぬなかわひめ)」だって。
奴奈川姫はいまの新潟県糸魚川市あたりの神話に出てくる登場人物で、翡翠を纏った姫だそーな。
翡翠というと、なにを思い出しますか?
わたしの同級生ぐらい(のヲタ)だったら、
アッシュ・リンクス(バナナフィッシュ)じゃないですか?
ま、話がそれるので、バナナフィッシュはおいといて、

糸魚川の翡翠の姫、英語でいうと、ジェイドプリンセス、なんかロマンチックで印象に残っておりました。

その夜、YouTubeの「オカルトエンタメ大学」の口裂け女の会を見ていたら、
口裂け女の前身であるカシマさんの噂は1972年に北海道の札幌と新潟の糸魚川で同時多発的に発生した、というのをやっていたのね。

ネットもない時代に離れた場所で同時に発生した噂という事実に、めちゃめちゃ興味をそそられました。

気になる人は「オカルトエンタメ大学」の吉田悠軌先生の「都市伝説の女」特集を見てみてね(オカルトなので、見るか見ないかはご自身でよく検討してね)。
その時にカシマさんの発祥の地としても「糸魚川」がわたしのデータベースに入れられたのです。

さて、9月の四連休明けの平日、わたしは黒部ダムにダムカレーを食べに行こうとし、行き過ぎて金沢まで行ってしまいました。
仕方がないので金沢おでんを食べた(金沢カレーじゃないのー?)

車麩のおでんも別に注文して食べ、ノドグロも食べた。
とろとろしていて美味しかったー。
治部煮も忘れなかったわたしを、己の脳内で讃えたよ。

さて、金沢から引き返し、高速を糸魚川で降り、

そこから扇沢駅を目指していました。
扇沢駅から関電バスで黒部ダムに向かおうかと。

でも糸魚川、最近よく見かけた糸魚川、なんか惹かれて、ちょこっと街中を散策。

地元スーパーに寄ってみたら
さすが新潟。日本酒の品揃えが圧巻。(下記の写真は一部です)

「謙信」という日本酒があるのをみて、
「人気の武将がいる地域っていいな」
と改めて思いました。

仙台に行くと伊達政宗公のカブトのキャラの「むすび丸」が各所にいるんだよね。

甲府だと、駅前の自販機に「風林火山」と書いてあるし、人気お菓子が「信玄餅」という名前、なんて慕われてるのでしょう、武田信玄公。

ここ、新潟の高速のトンネルには「毘」と書いてあって、新潟の人々の間に、謙信公は息づいているのを感じました。

そんな日本酒群のなかに、あるよー「奴奈川姫」。

奴奈川姫は新潟ではやはりメジャーどころなんだな。
埼玉県でコバトンが愛されているように。
その糸魚川市に、フォッサマグナミュージアムはあります。

この案内板見たら引き寄せられるよね。
GoGo!

入口のところに発掘体験コーナーがあるよ。楽しそう。

フォッサマグナミュージアムで知って欲しいのは地球の、日本列島の誕生秘話。

成り立ちを大画面映像でじっくり学べるコーナーは二度見た。

皆さんも溶岩の流れを間近で感じてみてね。

山の連なりも一目瞭然で確認できるよ。

神話の奴奈川姫の伝説もビデオで流れていた

翡翠推しのフォッサマグナミュージアムはトイレの手洗い用の液体石鹸まで翡翠色。

凝っている(そうなのか?)。

最後にミュージアムの売店でダイオウグソクムシのぬいぐるみを買った。これはフォッサマグナ関係なし。わたしの趣味。

地層好き、神話好き、石好き、化石好き、分類好きな皆さんは、是非いちど見学してみて。

フォッサマグナは夢野久作センセーの怪奇小説とは全く関係ないからね。

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