R-18 6秒クッキング
長田が目を覚ましたのは、薄暗い部屋だった。いやらしい赤色の間接照明のほかに明かりはなく、場末の風俗店のような湿気があった。雄の臭いが染みついた陰鬱な部屋で、長田はベッドに大の字に縛り付けられていた。しかも、一糸纏わぬ、生まれたままの姿で。
状況が飲み込めず、長田は軽いパニックに陥り、大声を上げたが、声は沈黙に飲み込まれた。芋虫のように体を捩じらせ、手首、足首に結び付けられた麻縄を解こうとするが、緩まる気配はない。それどころか、かえって麻縄が食い込む始末。痛みに耐えかね、長田は