しろいろの街の、その骨の体温の(小説)

画像1 この人より上だとか下だとか、正直今でも思う。そういう人間関係における自分の立ち回りや価値観の醜さが血を吐くように書きまくられていて、本当に苦しい本だったな。懐かしいし、今でもそうだし、正しさとか道徳とかそんなのじゃ片付けられないものがたくさんあった。一人がこわい。気にしなくていいようなことでもどうしても内側に積み重なっていく暴力的な言葉たち。みんな自分を守るのに必死だけど、無意味でも、逆効果でも、自分から世の中に矢印をだせるようになりたいとおもった