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epilogue 『わたしの黙示録』



縋る術もなくて私たちを襲った夜を心地よく受け入れた青い青い果実。
それを食べた闇を神様は見ているだろうか。
始まりと同じように、終わりにも罪がある。
だけど終焉に食べられたのは赤い熟れた林檎とは違う、固くて歪でアダムもイブも決して食べ無いような青い鈍い透明な青い果実なのだ。
世界を裏切ったかつての2人の影を、私は刹那視界に捉えたような気がした。
だけど、私たちが裏切られた側だったからか、もうどこにいない。
待って。
おいていかないでね。
似たセリフを私は吐いたことがある。

「今度は、世界じゃなくて私が迎えに行くから」


…邑。
邑だ、


「待っててよ」



全てを手放す瞬間1番近くで笑う貴方をみたよ。






待ってるね

私もう怖くないよ














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