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人生を短編集だと思うと少し楽になるよって話。

おはようございます。


習慣、それくらいのものですが僕はあまり短編小説を読む習慣がありませんでした。
・・・・この最初の一行を書いた時点で僕自身が「だから?」と思ってしまうほど特に何でもないことなのですが、とにかく短編小説を読んでこなかったのです。


理由は特にありません。
敢えて言うなら長編小説の方が「お得」に感じただけです。
「長編」と言うだけでページ数が沢山あるのだから中身が詰まっている感じがしてどうせ本を読むのならば「お得」な長編小説を・・・という気分が働いてしまうのでしょう。


よく考えてみれば「長編小説」も「短編小説」も本にする時には同じくらいのページ数になりますし「お得」を論じるのであれば複数のストーリーがあって複数の結末があるいわゆる短編集の方が「お得」なのですが、そう聞いたところですんなりとは飲み込みづらいものです。


日本では特に「短編集」は売れ行きが良くないと聞きますし、映画でも短編映画が商業的に成立しないと聞きます。昨年僕自身が短編映画を製作した時もそうした事を感じましたし、商業ラインではないからこそ自由に撮影出来たように感じます。
また自由だからこそ、少しばかりエッジの効いたことにもチャレンジできる。


そういえば短編小説の多くはとてもエッジが効いていますし、とても大胆なチャレンジもみられます。それが好む好まないに分かれてしまうでしょうが、短編集の良さは気に入らなければさっさと次の作品を読み始めることが出来ることでしょう。長編小説の結末が大胆過ぎて好みで無かった時、しばらくは不快感が残ります。
また読書するために要した時間を惜しんでしまいます。短編はそれが無いので気になりません。


少ししか。

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