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Kusabueさん、吉田 翠さんとの 【コラボ作品集】の目次です。 ⿴⿻⿸⿴⿻⿸⿴⿻⿸…
『懐古の時、それもまた』 小さな駅舎の時刻表。古い友人を訪ねたはいいが…… …
『行く道』 これはひとつの区切りだ。 年老いた父の具合がどうもいけない。わ…
kusabueさん・吉田翠さんと、昨年の『雪』から一年を通じて行なって来たコラボ作品集・四季を…
『じいちゃんと僕』 夏休みの宿題にじいちゃんとふたり、木の枝に座っている嘘…
『父』 楽な儲け話に失敗し、ふらりと家に帰った俺に 「酒はやらねぇぞ、ケツが…
『桜吹雪く』 穏やかな川面を、滑るように小舟がゆく。 綿帽子に隠れた島田には、母の形見の簪がひとつ。 高砂やこの浦舟に帆を上げて お母さんお母さんきっと…… 岸に立つ若者が手を差し出す時、一瞬の風が花を吹雪かせた。薄いその一枚が、娘の懐に仕舞われた筥迫に舞い降りる。 娘は若者に、自分の手をそっと預けた。 ☆俳句 kusabue ☆140字小説 吉田 翠 ☆イメージ 悠凜
『宵の宴』 これ右大臣よ、少々呑みすぎではあるまいか? 良いではありませぬ…
『もうひとつの記念日』 「ふたりが橋の上ですれ違ってから5カ月、お前の腕も大…
『あなた、見てますか』 火鉢に乗せた網の上で、少し焦げた所からプーっと膨…
※kusabueさんの140字小説、今日が正に当日なお話なのでオマケ付で再投稿させて戴きました…
『たったひとりの』 さぁ、子供達へメリークリスマス! くたびれたサン…
『そんな気分もいいじゃない』 そこのバーテンダーは女だった。 カウンター…
『偲ぶ』 シミだらけの古い写真を引っ張り出してきた。 「戦後の食いもんもろくにねぇ時代だったなぁ。大雪が降って近所の悪ガキと雪合戦だ。仇取るみてぇによ、ほらこいつらだ」 窓の外は雪。 「みぃんな先に逝っちまいやがってよ……」 顔を上げ、ゴツゴツした手をさすりながら老人は目を細めて、降る雪を眺めた。 ☆俳句 kusabue ☆140字小説 吉田 翠 ☆イメージ 悠凜