＃4 テストで得たもの

とあるテストを受けた。
初心者の分野だったのに、どこか、大体解けるだろうと甘い考えを持っていた。
事前にどういったものが出題されるかは聞いていて、指示書があるからその通りにすれば、割と高得点が取れると踏んでいた。

だけど実際は、スタートの時点から上手くいかなかった。
たぶん、同じテストを受けた他の人は躓かないような最初の一歩で躓いた。
その後もいちいち躓いて、その度に諦めそうになった。
元々、自分で考えるよりも人に聞いてしまう癖があったから、試験中なのに先生にどうしたらよいか聞きたくて仕方がなかった。
もちろん、聞かなかったけど。

でも、途中で「諦めたくない」という気持ちが湧いてきた。
ここで諦めたら、この先この分野で生きていくことを諦めるも同然だと思ったからだ。
このままだとださくて笑えないし、自分のみっともなさに失望すると思った。
諦めたくなくて藻掻いていると、なんとか最初の壁はクリアすることが出来た。
とりあえず先に進めないといけないと思い、何回も躓きながら先へ進めていった。

最終的にテストは悔しい結果になった。
間違いだらけだったし、単純なところをミスしていたときは泣きそうになった。

でも、私は今回のテストで何かを得ることが出来た。
諦めない心、というには小さなものかもしれない。
でも確実に少しは進歩してると思う。
焦らずに立ち止まり、考えながら手を動かすことで、軌道修正が出来ることを改めて学んだ。

諦めない心を持つこと
立ち止まらず考えて続けること
この2点を肝に、引き続き頑張っていきたい。