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視えないおばあちゃん

 
僕は料理をするのが大好きです ほぼ毎日自炊!

幼少の頃から気付けば包丁とまな板と仲良しだった

母が「自分で自分の人生を歩むレッスン」のスタートとして1歳の時にはもう
始めていたらしい
 
食材選びも大好き!
スーパーにも、生きている人と同じくらいの数の霊の方がいらっしゃいます

1つの「生」はたくさんの霊と共存しているからです
 
夕方の時間帯だったせいか、(生きている人は)みんなすごく慌ただしく
カートを押して売り場を回っている
 
店員さんは、段ボールを通路に置いて品出しの作業に追われ、お客さんが通ろうとしても気づかない・・

霊さんたちはいつも「生きてるか?生きてること味わってるか?」そのようなお顔をされています
 
 さてさて・・・今回は何を作ろうか!

頭の一部で「カレー!がいいね」と言っています

「ポークカレーかな、それともビーフかな」と考えていると
 
1人のおばあさんがきょろきょろと何かを探しています
  
腰が曲がり、穏やかな雰囲気のおばあちゃん
 
僕のひいおばあちゃんみたい・・
 
👦「何か探していますか?」
僕は声をかけてみました
 
👵『ろうそくを・・』
 
👦「ろうそくの売り場はあちらでしたよ」と場所を指差しても

おばあちゃんは「きょとん」としています
 
👦「じゃあ、一緒に行きましょうか😃」
 
👵『ありがとね』
ニコッと笑って、腕を組んでこられた
 
ろうそくの売り場に着くと、またニコッと笑って
🧓『ありがとね』
 
結局、ろうそくを持って一緒にレジまで行きました

懐かしいこの感じ、ひいおばあちゃんを思い出すな~
 
僕が先に支払いを済ませ
👦「おばあちゃん、ここに置くね」とろうそくをレジに置いて
おばあちゃんの方を見ると・・・

え?・・あれ?  おばあちゃんが居ない😅
 
レジの店員さん「あの・・こちらもご一緒のお支払いですか?」と
 
そっか、おばあちゃん・・霊だったんだ 👤

僕が代わりにろうそくを買うね

そういえば・・😲お家のロウソク・・もうそろそろなくなるころだった!
 
おばあちゃんの『ありがとね』の笑顔を想いながら
暖かい気持ちでスーパーを出ました😊

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