4歳双子のママになって〜双子赤ちゃんを育ててた頃の私への手紙〜
初めての妊娠から、
しんどいしんどいと言って過ごしたお腹の双子との日々。
そして出産してから双子がいて当たり前の日々。
それがついに満4年を迎えます。
今日が4歳のお誕生日。
楽しいこともしんどいことも、
もう色んなことがあり過ぎて正直記憶がありません...(笑)
けど、この4年間の間に
あんなに
“双子育児なんて出来るんだろうか”
と戦々恐々としていた私が
(自称)立派な肝っ玉母ちゃんになりました。
双子達自身もたくましく4歳に成長。
この4年間を振り返っていたら
双子を出産して、
赤ちゃんの双子を
どうにかこうにか必死に生かしていた頃の自分へ
手紙を書いてみたくなりました。
今の自分や双子達を、あの頃の自分に宛てて。
安心して。双子達は健康体だよ。
To 2020年のゆーぽん
うちの双子達は2人共とても小さく生まれたよね。
長男は1,300g台、次男は1,500g台。
だから2人ともNICU→GCUの卒業生。
しかも妊娠中にコロナ禍へ。
出産後もコロナのリスクを避けながらの育児。
そのせいで人に手伝ってもらうことも躊躇ったよね。
双子を連れての外出はただでさえハードル高いのに、
コロナ禍のおかげで引きこもるしかなかった。
それが孤独だったよね。
そして、長男は低血糖を心配され
退院後も毎日自宅で採血をして血糖値を測る毎日。
もう、この毎日の採血が辛くてね。
まだ何もわからず、
ママを全身全霊で信じてくれてる赤ちゃんの小さな足の裏に
医療針をプスっと刺して血を出すのよね。
長男は生後2ヶ月ほどまでは痛みも認識してるのかしてないのか
なされるがまま泣かなかったけど・・・
それが生後3ヶ月頃になると、少しずつわかってきたのか
針を刺すと泣くようになり、嫌がる素振りをし・・・
それを毎日1日に2〜3回。
血糖値を下げないために、
本人がお腹空いた!と泣かなくても
3時間半以内にはミルクをあげなきゃいけない。
私もパパも
何度泣きながら針を刺したことかわからない。
「だけどこの子を生かすためだから!」と
何度自分に言い聞かせたことか。
次男は次男で臍ヘルニアの症状が出てきて、
手術の必要があるかもしれないから
ガーゼでおへそを押さえる処置を続けなきゃいけなかったり。
「この子達の処置は
いつか終わる日が来るんだろうか。
しっかりと生きていけるんだろうか」
と何度思ったことか分からないよね。
そんな長男の血糖測定の毎日も生後228日目(7ヶ月半)でやっと終了!
次男の治療も無事に手術が不要な状態で終了!
そんな双子が1歳児クラスから保育園に入園。
長いこと、「登園イヤイヤ」が続いて大変だったけど・・・
1年目はこんなに?!と言うほど、風邪をどちらか貰ってきてはもう片方がうつる。
一度、体調不良になろうものなら2人が完治するまでに1週間保育園お休みが常。
最初の年なんて、
今月は7日間しか登園してないよ?!
保育料、日割りにならない?!
なんて月が何度もあったよね。
月6万円強お支払いしていたから、
1日1万円近い保育料よ・・・
割高すぎん?って思ったよね(笑)
それが!
いまや!
皆勤賞狙えるのでは?という程に休まなくなった!
体調不良が激減だよ!
想像できないでしょ!(笑)
平日に頑張ってる分、
週末に発熱することもあるけれど
それでも一晩寝たら下がってることが多いよ。
だからこの3ヶ月程、
いつもの小児科にも行ってない!
月に何度も行ってた薬局にも行かなくなって。
この間久々に行ったら顔を忘れられてたくらいよ!(笑)
前は、こんにちはー!って入ると
「ゆーぽんさん!」と話しかけられてたのに...(ちょっと寂しい)
双子だから病気を移し合うってことも当然あったろうけど、
そもそも低体重で生まれたからか体力なくて身体が弱かった気がするね。
長男は一度、
熱性痙攣で救急車で運ばれもしたよね。
あの時は長男の意識が戻るまで、
とても怖かったね。
長男が目を開けてるのに、
どれだけ呼びかけても反応がなくて・・・
脳に障害でも残るんじゃないかと、
心配で泣けてきた。
今でも警戒しているけれど、
あれ以来一度も熱性痙攣になってないよ。
保育園でも頻回にお熱を測ってくれてる。
安心して。
「生かさなきゃいけない」段階を抜けたよ。
3歳を迎えるまでくらいは、
「この双子達をなんとか生かさなきゃいけない」
と毎日思っていたよね。
それが4歳を迎えて、
そんな風に思うことは減ったよ。
「生かさなきゃいけない」段階は抜けたんだと思う。
4歳を迎える今は、
「彼らの個性を生かして生きていけれるように」
と思うことが増えたよ。
発語は心配しないで。毎日うるさいくらいだよ(笑)
3歳になる直前まで
3語文がなかなか出てこなくて。
もう少しで療育を紹介されるところだったよね。
極底体重児だからと、
2人は9歳辺りまで出産した病院へ発達外来に行かなきゃいけない。
そこで、
「言葉が遅いから療育へ」と言われたんだよね。
小さく生まれる双子にはよくあることみたい。
出産予定日より前に生まれてるからと
修正月齢で考えてきたけど、
それでも周りのお友達より
色々と少し遅れがち。
こちらが話していることは
ほぼ理解出来ている様子なんだけど、
それでも発語してくれない。
保育園の先生達に相談して、
一緒に発語を促すアプローチをしてくれたっけ。
結局、療育を紹介される診断半月前で
ちゃんと発語してくれた双子。
タイミング測るにしても
ギリギリ過ぎでしょ、って先生と笑った(笑)
今では保育園の先生達も
びっくりするほどおしゃべりよ(笑)
状況の説明から、
自分の主張、周りへの配慮・・・
4歳児なりに全てをきちんと言葉に出来てる。
事細かく説明したり、
たまにパパへのダメ出しをし始めたりして・・・
パパからは
「小さいママがいる・・・」
と言われてしまうほどよ(笑)
あのお話してくれなかった期間は、
きっと言葉のインプットの時間だったんだね。
“男の子は発語が遅い“とも言われるけど
それも個人差あるし。
うちの双子達のペースを信じて
焦らないように心がけてた私は正解だったと思うよ。
よく頑張ったよね。
毎日の愛情表現はちゃんと伝わってるみたいよ。
今の双子達の言葉や行動を見ていると、
この4年間のママやパパの態度が彼らの中に積み上がっているんだなと感じるよ。
まだ2歳で自分達より小さな三男に向けて、
「三男くんならできるよ!
応援してるからやってごらん!」
と、双子が声掛けしているのを聞くと泣けてくるよ。
臆病で初めてのことには怖気付いてしまう双子に
私がいつもかけている言葉。
双子の中にちゃんと残ってるんだな、と感動する。
それと共に、選ぶ言葉を考えなきゃなと自戒もするよ。
だけど大正解だったなと思うのは、
毎日の愛情表現。
赤ちゃんだった双子に、
言葉でどう愛情表現したらいいか悩んだ時期があったよね。
それで、この絵本を参考に事あるごとに
「大好きぎゅっぎゅ」することにした。
今でも毎日やってるよ。
思いついてから、この4年間近く毎日欠かさずやってきたよ。
朝起きた時。
出かける時。
帰ってきた時。
寝る前。
その他いつでもウェルカム。
そのおかげかわからないけど、
「大好き」という気持ち以外に
「ありがとう」という気持ちも
たくさん伝えてくれる子達に成長したよ。
それは私達親や兄弟間に限らず、
保育園の先生やお友達にも。
「今日、ママが⚪︎⚪︎してくれて嬉しかったから、明日先生にお話するんだー!」
「お友達がお手紙くれたんだ!嬉しかったからありがとうだねー!」
そうやって愛情の輪を
外へも向けてくれる双子を見ると
私自身、双子がそう思える姿へ
成長してくれてることに感謝せずにはいられない。
最近は寝かしつけの時に
双子と三男が暗闇の中、
私の顔にぶちゅ〜しに集まってくるよ(笑)
わかった!終わってくれ!
と言ってもなかなか終わらないくらいに
愛情表現してくれてます(笑)
彼らなりに考えられる。彼らの素質を大事にしたいと思ってるよ。
「双子のこと安心して!」と
伝えたいことが山ほどあって
手紙は終わりそうにないなぁ(笑)
だから、現状の自分のことを伝えるね。
双子は自分達だけではまだもちろん生きていけない年齢ではあるけれど、
彼らなりの生きるために必要なしっかりした“軸“は出来つつあると思って見ているよ。
それは私やパパが培ったというよりは、
元々の双子の本質。
双子達は十分に素敵な素質を持って生まれてきていて、
教育的なことは教えていくとしても
私はなるべくその素質を
邪魔しないようにしたいと思っているよ。
素直だし、前向きだし、親切だし、
きっちり物事をやり切りたいという気持ちも持ってる。
その全てが、“双子“という個性も欠かせないものだとは思うけど。
双子で生まれてきてよかったね!!
何度思ったかわからないけど、
きっと1番多く思ってきたのは、
「双子でよかった!」ってこと。
もちろん、
「双子だったからしんどかった」
って事もたくさんあったよね。
でも、「双子でよかった!」
の方が凌駕するんだよね。
彼らも双子だったからこそ
2人でちゃんと相談して、
自分達なりの最適解を出して
進んでいるみたい。
もうね、双子の同性ペアって最強ね!
一番の味方が常に横にいるんだもん。
“味方“という呼び方がピッタリなんだと思う。
なんせパパとママとよりも
濃密に24時間一緒にいるんだもんね。
赤ちゃんの頃は、
長男が次男の遊んでるおもちゃを問答無用で奪ったり・・・
つい手が出ちゃって、
お互いに痛い思いもしてたはず。
今ももちろん喧嘩するんだけど、
最近の2人の喧嘩は手を出すことはほぼない。
お互いに言葉でちゃんと
「何が嫌だったか」
「どうして欲しいのか」を伝えてる。
それを聞いた相方も、
「そうか!ごめんごめん!」
なんて言って上手にやってるから
おかしくて笑っちゃう(笑)
「テレビでこれ見たいんだけど、長男くんはどう?」
「今これやってて、次男くん手伝って欲しいんだけどお願いできる?」
なんてきちんと話し合っていたりして。
そんな大人な一面を見るなと思いきや、
「今日は色違いのお洋服着ようよ〜♡」
と次男が長男の分のお洋服も選んできたりして。
まだまだ2人して
「ママ、だっこ〜」と甘えてくるよ♡
でも2人の中のルールやお互いに気遣うことも無意識に学んで出来てるみたい。
そこには三男も入り込めない何かがある。
これは双子ならではなのかもしれないね。
どう成長していくのかとっても楽しみ!
ママはよく頑張ったよ。よく頑張った!!
初めての出産で双子とわかってから、
どれだけ調べ、
どれだけ対策し、
時には疲弊しながら・・・
それでも双子を心身共に健全に育ててきた!!
パパもママもあっぱれよ!!
これだけの困難を乗り越えたことで
よくわからない自信もついた。
それは自分自身の糧ともなるけれど、
きっと双子にも伝わってる。
双子にもきっと
“無理と思ったことでもちゃんと乗り超えらる“
という応援メッセージになる。
お疲れさま。
まだまだ頑張る日常は続くけれど、
でもステージもどんどん上がっていくよ。
自分の人生も子供達の人生も。
今は、
「家族の毎日の満足度を
いかに高くするか」ってことが課題よ!
もちろん、
そこには自分の満足度も含まれるのよ。
だからどうか、可能な限り毎日を楽しんで!!
by 2024年のゆーぽんより
まとめ
双子を妊娠したとわかってから
おそらく通常の妊娠よりも多くの不安や心配、
そして細やかな苦労を重ねてきただろうなという実感はあります。
けど、双子を育てるママとしては
「双子でよかった!!」
これ以上の感想はありません。
それくらい、双子を育てる毎日は
苦労を凌駕するほどの幸せに溢れてます。
もしあなたが
今、目の前の双子育児に
押しつぶされそうだったとしたら・・・
そんな幸せな未来がすぐ4年後に待ってるかもしれないこと、
一つの希望として想像してみて欲しいです。
そんなこと言われても、
「今が」しんどいんだけどね・・・
わかるよ・・・
毎日よく頑張ってるよ・・・
そして...
4歳になる双子達、お誕生日おめでとう!
私は、君たちが今の君たちのように育ってくれたことを
とても嬉しく、誇らしく思っているよ!
私を母親として選んで生まれ、
よくぞ心身共に健やかに育ってくれた!!
それは君たちの大いなる力だよ!!
もしかすると(もしかしなくても)
私達親がうるさいと感じこともあるかもしれない。
けれど、どうか自分達の心を信じて
一番の味方である相方と相談しながら進んでくれたらいい。
君たちに幸多いことを祈るばかり!!
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