【鬼滅の刃考察#09】禰豆子が太陽を克服した理由
今日はひっそりマンガ語り。
ゆうTO3です。
だいぶ空いてしまいましたが、
今回は鬼滅の刃考察の第9回です。
禰豆子が鬼の共通の弱点である太陽を克服できた理由を考察していきたいと思います。
当然のごとく
本編のネタバレを含んでいるので
アニメのみで追いたい派はご注意ください。
★★★★★
物語冒頭で鬼にされてしまった禰豆子。
しかし、
普通の鬼と違うことが最初から描写されています。
炭治郎に襲い掛かりながらも、涙を流したり、
冨岡義勇から炭治郎を庇ったりと、人間としての記憶と自我をほんの少し残している様子が窺えます。
また、人を一切食べなくても、長期間眠ることで体力を回復することが出来ます。
一般的な鬼は、人をたくさん喰らうか、
無惨から貰う血が増えることで強力になっていきます。
しかし、禰豆子はそのどちらもすることなく、
血鬼術に目覚めたり、体の再生速度が上がったり、
鬼としてもパワーアップしていきます。
珠世は『禰豆子の血液が短期間で変化を続けている』と言っており、この変化が禰豆子の鬼としての性質変化と関係していると思われます。
そして、ついに太陽の克服も果たします。
なぜ禰豆子は鬼舞辻無惨が1000年以上かけてもなし得ない日光の克服をすることが出来たのか?
可能性①
禰豆子が日の呼吸の心得があったから。
禰豆子はヒノカミ神楽(日の呼吸)の後継者ではありません。
しかし、竈門家の第二子として、最も長い間、炭治郎が父親の炭十郎からヒノカミ神楽の手ほどきを受けている様子を見ています。
炭十郎自身の神楽の舞も何度も見ているはずです。
遊びがてらに、その動きを真似したり、神楽を舞ったりしたこともあると思います。
そして無意識のうちに、日の呼吸を少し身に付けて
いたのではないでしょうか。
日の呼吸は単に身体能力を高めるだけでなく、日光の波長に近いエネルギーを出せる呼吸法だと思います。
つまり、
『ジョジョの奇妙な冒険』における
波紋法に近い。
もともと鬼の弱点である日光のエネルギーを秘めていたため、鬼化に対する耐性が強く、人を喰らいたいという欲求にも耐えられたのではないでしょうか?
そして、もともと日光のエネルギーを秘めているので
外からの太陽光も克服できたのではないでしょうか?
こうすると、
日の呼吸を使いこなせるようになっていた炭治郎が鬼化後すぐに日光を克服したことも納得が出来ます。
可能性②
青い彼岸花の影響
鬼舞辻無惨が1000年以上も探し求めていた『青い彼岸花』
無惨が鬼になるきっかけとなった花であり、
無惨はこの花を見つけることができれば、自分が日光を克服するヒントになるのではないかと考えていました。
この青い彼岸花は、実は炭治郎の実家の近くに生えていました。
そして、炭治郎の母がこの花の存在を知っていたことが完結後に発売された公式ファンブック『鬼殺隊見聞録2』で明らかになりました。
しかし、数年に一度しか咲かず、
しかも昼間の2~3時間しか咲いていない。
こうしたことから、
炭治郎の六人の兄弟の中でも、咲いているところを見られたのは炭治郎だけでした。
(炭治郎は下弦の伍・累との戦いで、走馬灯を見たときに青い彼岸花のことも思い出しています)
炭治郎の母が、この青い彼岸花の成分を、
例えば薬のような形で、自分の子ども達に与えていたとしたら?
炭治郎や禰豆子は青い彼岸花の成分を体内に摂取していたことになります。
これが、二人が鬼に対する大きな耐性、あるいは適性を持っていた理由になっている可能性も考えられます。
可能性①でも②でも、
鬼舞辻無惨にとって因縁深いものが、彼が永年求めた日光の克服に関連していたということになるので、皮肉なものです。
久しぶりの記事ですが、読んでいただきありがとうございました!
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