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ゼノブレイド3 新たなる未来 クリア感想

 DLC第4弾である前日譚・新たなる未来をストーリークリアまでプレイ。ゼノシリーズ遍歴としては、ゼノギアス→wii版ゼノブレ→ゼノクロ(途中放棄)→ゼノブレ2→黄金の国イーラ→ゼノブレDE→つながる未来→ゼノブレ3。

 個人的に、3本編は演出や設定であまり良い評価を持っていなかったのですが、この追加ストーリーのおかげで本編の説明不足や納得いかなかった描写に補足が付け加えられ、且つ誰もが望んだキャラパーティ構成になったことにより、いちシリーズファンとしては本編以上の満足度を得られた形となった。まぁ、ほぼ前作キャラたちのおかげでもあるが。


ストーリー

 ストーリーは概ね良かった。というか、パーティキャラが望んだやつばかりだから、これだけでもうファンサービス満載で満足だし、敵対するアルファがメビウスたちよりも一貫した敵役してて安心したのもある。

 やり込み要素や広大なフィールドのために私自身のプレイは20時間超えているものの、おそらくメインストーリーは短めかと。そのため、見せたい部分がしっかり選り分けられ凝縮されているように感じた。何より本編で多かった冗長なムービーが今回はコンパクトにまとめてくれていたので見やすく安心した。

 また、本編では明らかに設定が用意されているものを演出やドラマ性の勢いで誤魔化してモヤモヤさせられていたのに対し、今回はある程度の情報がキャラの会話等で開示されたことにより、本編で納得いかなかった描写にも補足説明される形になったのは良かった。

 私の場合は例えば未確定とは思うが、本編メインストーリー第3話にて上空に飛び上がったノアが、鉄巨神の主砲をラッキーセブン解放のために籠手に変形したブレイドで受け止めたシーンとかかな。推測の域を出ないのだが、私は納得いかないシーンの1つだったので、新たな「あの情報」により考察する余地ができたのは良かった。

 また、サブクエストやボイスなし特殊会話等で、そのキャラの背景を知ることができるのも見逃せない。

特に一般ノポンのふりをしていたリクは要チェック

 とはいえ、終盤の展開でエヌの起こした行動に疑問持ったりしたので、演出面での説得力の足りなさは相変わらずかな。言わずとも伝わることと言わないと分からないことは全くの別物。というか、ラストの演出は本編ですべきだったのではと今でも思う。

戦闘

 本編をプレイしていたらお馴染みのシステム。

 手を大きく加えられたのはチェインアタックで、コンプリートボーナスとヒーローチェインのカスタムが可能になり、自分なりのパターンを構成できる良い改善点だと思った。もともとキャラが持ってるボーナスをその上位互換に換えたり、ヒーラーがTP100%超えられるようにできたり、100%超えても1回だけ追加攻撃できたりと、かなり自由度が上がった。

よりチェインを回せるため、300%越えも余裕

 あと個人的にはクラスが固定となったおかげで、やり込みと戦闘が比較的に楽できたのが嬉しかった。クラスのレベル上げもなかなか大変なんで。その代わりに、アーツも同様にキャラ固有となったのでアーツ付け替えの自由度はなくなったが、個人的にはキャラゲー的にこっちのが好き。

 ちなみに私が主に使ってたキャラはエイとシュルク。アタッカーがよくヘイト貰っては沈むので、自然とサポート役に徹することとなった。後は、私が初代信者だからというのもある。女性ならカギロイよりエイ派、男性ならレックスよりシュルク派です。

この2人が並ぶだけでニヤニヤしちゃう

やり込み要素

 こちらも言わずもがな、本編と変わらず。ただ、新たな改善点としては、ユニークボス等を見つけただけでマップにマーキングされるようになったこと。これで探す手間を省けられるようになったのは嬉しい親切設計。

 また、今作はアーツ・アクセサリー・ジェムに加えキズナビリティによる固有スキル等の取得に制限がかかっているため、その制限解除のためのアイテムが宝箱やユニークボスが持ってたりするので、面倒ではあるがやり甲斐は感じたかな。

まとめ

クリア画面

 新たなる未来は、特にシリーズファンでゼノブレ3のストーリーに不服な人ほどやった方が良いかもしれない。前作等に関わるものが本編以上に出てくるし、ネットでも話題のゼノクロもチョロッと顔を出してるので、ゼノブレ設定の整理に一役買えるかな。新たな謎や疑問も増えるが。

 私はボリューム的にも満足したので、安心してサントラを待つことができます。・・・ホントにDLC第5弾とかないよね?(2023年6月7日現在)

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