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2024年/NTT【9432】の配当金はいつ?100株でいくら貰えるの?

NTT(日本電信電話)【9432】は2024年5月10日の決算で2025年3月期の配当を前期比で増配する予定を発表しました。

実現されれば14期連続増配を達成する事になり、2003年度比で見れば10倍以上に拡大しています。

NTT株の配当の推移
出典:NTT公式

通期業績予想の減益予想で株価は大きく下落しましたが反発狙いや高水準の利回りを好感してNTT株を買っている投資家が多く、7月1日現在では底値を打って、既に反転している状況です。

この記事では、連続増配&高配当株として盤石な人気になるであろうNTT株の配当金周りの事(配当金はいつ貰えるの?いくら貰えるの?)などを詳しく説明していきたいと思います。

NTT(日本電信電話)【9432】の基本情報

NTT(日本電信電話)【9432】の過去1年間の株価チャート
銘柄名・コード	日本電信電話【9432】
業種	情報・通信業
市場	東証プライム
株価	156.2円
予想PER	11.83倍
予想PBR	1.33倍
単元株数	100株
最低投資額	15,620円
数値は7/1終値ベース

・業績推移

決算期	売上高	経常益	最終益	1株益	1株配	発表日
2023.03	13兆1361億円	1兆8176億円	1兆2131億円	13.9	4.8	2023/5/12
2024.03	13兆3745億円	1兆9804億円	1兆2795億円	15.1	5.1	2024/5/10
(予)2025.03	13兆4600億円	1兆7200億円	1兆1000億円	13.1	5.2	2024/5/10
前期比(%)	+0.6	-13.2 	-14.0 	-13.3

・株主還元に関する基本方針

株主還元の充実は、当社にとって最も重要な経営課題の1つであり、継続的な増配および機動的な自己株式取得の実施を基本的な考え方としております。

長期保有の株主の皆さまの資産形成にあたっても、魅力のある株式として引き続き選んでいただけるよう、今後も企業価値を高めるとともに株主還元の充実を図ってまいります。

NTT公式サイト

それでは、NTT【9432】の権利付き最終日や権利落ち日、配当金額などを見ていきましょう。

NTT【9432】の権利落ち日や支払い開始予定日

NTTは年2回(3月、9月)配当の基準日を設けています。

2024年3月期の各権利日は以下の通りです。

配当月	権利付き最終日	権利落ち日	権利確定日
9月(中間配当)	2024年9月26日	2024年9月27日	2024年9月30日
3月(期末配当)	2025年3月27日	2025年3月28日	2025年3月31日

権利落ち日の1営業日前に当たる「権利付き最終日」にNTT株を保有している方であれば配当金を貰う事が出来ます。

権利落ち日に購入しても配当金は貰えないので注意しておきましょう。

権利付き最終日にNTT株を保有しているか・保有していないかで配当金が貰えるかどうかが決まるので、それまで保有していなくても問題ありません。

権利落ち日になればNTT株を売ってしまっても配当金は貰えます。

ちなみに「権利確定日」とは、権利付き最終日に株式を持っている株主が名簿に名前が載り権利が確定する日です。

🟠配当金を実際に受取れるのはいつ?

国内株式の配当金は権利確定日から約2~3ヶ月後に支払われます。

NTTの場合であれば

中間配当である9月分の配当金の支払い開始日は12月中旬頃、期末配当である3月の支払い開始日は6月下旬頃を予定しています。

「配当金で旅行に行こっ!欲しかったバッグを買おっ!」など、配当金を目当てに予定を立てる時は、実際に受取るまでには結構な時間がかかるので注意しておきましょう。

🟠NTT株100株買ったら配当金はいくら?配当利回りは?

NTT株の過去5年間の配当実績と2025年度の予想配当利回りを見てみましょう。

年	中間	期末	年間配当金	分割調整	配当利回り
2020年	95 	47.5 	95 	3.80 	3.69%
2021年	50 	55 	105 	4.20 	3.69%
2022年	55 	60 	115 	4.60 	3.24%
2023年	60 	60 	120 	4.80 	3.03%
2024年	2.50 	2.60 	5.10 	5.10 	(予)3.27%
(予)2025年	2.60 	2.60 	5.20 	5.20 	3.33%
2020年1月1日に1株につき2株の割合で株式分割を実施
2023年7月1日に1株につき25株の割合で株式分割を実施

2024年3月期の配当は、中間配当(9月)が「2.5円」、期末配当(3月)が「2.6円」、合計の年間配当額は「1株あたり5.1円」となっています。

100株を保有していた場合、年間の配当金は510円となります。
7/1の終値株価156.2円で考えた場合、100株買うのに必要な金額は15,620円です。

例えば100万円分をNTT株に投資する場合、購入できる株数は6400株となり、年間配当額は32,650円となります。

・NTT株を100株(15,620円分)購入→配当金は510円
・NTT株を100万円分(6,400株)購入→配当金は32,640円

ただし、配当金は配当所得なので課税対象となり実際には源泉徴収された金額が振り込まれます。(税率は20.315%)

NISA口座で取引している場合は非課税となります。

・NTT株100株買った時の配当金

口座種類	配当金	税率
NISA口座	510円	0%
特定口座	406円	20.315%

・配当利回り

2024年の予想配当利回りは
株価:156.2円(7/1終値)
年間配当額:中間2.5円+期末2.6円=5.1円
配当利回り:5.1円÷156.2円×100=3.27%

同様に計算した場合、2025年の予想配当利回りは3.33%となります。

2024年6月の東証プライムの予想平均配当利回りが2.27%(配当実施企業のみ)なのでNTTの配当利回りは高めで、高配当株と呼べます。

・高配当株はNISA口座がおすすめ

NTT【9432】は新NISAの成長投資枠の対象商品なので配当金が非課税となるNISA口座での取引がおすすめです。

NISA口座であれば配当金のようなインカムゲインだけでなく、キャピタルゲイン(売買差益)も非課税となります。

ただし、新NISAの成長投資枠は限度額が決まっており年間で240万円、生涯で1,200万円なので投資信託やETFでNISA枠を使う予定の方や、それを超える投資額を予定している場合は特定口座での取引となります。

🟠配当性向も確認

高配当株への投資を考えている時は配当利回りだけではなく配当性向も確認しておきましょう。

配当性向とは
当期純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したもの。

配当性向が高い会社は無理をして配当金を支払っている可能性があります。

再投資に回す利益が少なかったり、借入金に頼る可能性などもあり、成長性や安全性が不透明で将来的な減配リスクも高まります。

配当性向は高ければ高い程良いと言う訳ではなく、適切な範囲内で株主に還元している企業が本当の優良企業です。

業界により配当性向の目安は異なりますが、おおむね30~50%位を目安と思っておきましょう。

目安を大きく超えている場合には注意が必要です。

・NTTの過去5年間の配当金の支払額と配当性向

決算期	配当支払額	配当性向
2020/03	3548億2700万円	41.1%
2021/03	3584億7000万円	42.3%
2022/03	3969億6300万円	34.9%
2023/03	4195億2500万円	34.5%
2024/03	4174億3800万円	33.8%

まとめ

最後に、NTTの配当金はいつ貰えるの?100株購入でいくら貰えるの?といった部分をまとめておきます。

9月(中間配当)
権利付き最終日:2024年9月26日(木)
権利落ち日  :2024年9月27日(金)
支払開始予定日:2024年12月中旬

3月(期末配当)
権利付き最終日:2025年3月27日(木)
権利落ち日  :2025年3月28日(金)
支払開始予定日:2024年6月下旬

NTT株を100株購入した時の年間配当金額は510円。2025年度は520円予定です。

以上、NTT【9432】の配当金周りについてでした。
それじゃあ、またねー 😉👋


かりんちゃんのブログ↓

最近、日本株もちょこちょこ再開しだして、XやYoutube、ネットなどで色々と情報収集している時に見かけたかわいい子。

わたしが日本株を触る時はけっこうその時々で話題になってる”テーマ株”を重要視しているんだけど、そのテーマ株をまとめるのが上手で早いひと。

それに分かりやすいからとても参考になる

ゆうなと同じようにX以外にもブログとかで情報発信してる子と仲良くなりたいって気持ちもあってかりんちゃんのブログを紹介中。
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