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【2024年】VYMの配当日を確認!権利落ち日は?配当金はいつ貰えるの?

米国高配当株ETFで人気の「VYM」(Vanguard High Dividend Yield ETF)

配当金狙いのETFとして人気がありますが、一体いつまでに買えば配当金が貰えるのか?また幾ら位貰えるのか?等を解説していきたいと思います。

※株式投資などで企業の利益から支払われるものを「配当金」、投資信託の純資産から支払われるものは「分配金」と呼びます。

その為、VYMの場合正しくは分配金ですが配当金での検索の方が圧倒的に多い事と、貰う側からすれば呼び名がどっちでも関係ない事から馴染み深く分かりやすい「配当金」と記載しています。

VYMの基本情報

ティッカー	VYM
銘柄名	"Vanguard High Dividend Yield ETF
(バンガード米国高配当株式ETF)"
ベンチマーク	FTSEハイデ ィビデンド・イールド指数
基準価額	119.25USD(2024/06/05)
資産総額	540.26(億USD)
経費率	0.06%
設定日	2006年11月16日

VYMはバンガード社が提供しているETFで、「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」に連動する投資成果を目標として運用が行われます。

「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」とは、REITを除く米国株式市場の高配当利回り銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数です。

簡単に言うと、米国株の中で平均以上の配当利回りの銘柄を集めて、その中で時価総額が高い企業の割合が多くなるように銘柄を構成している指数となります。

約450銘柄が組入れられており、幅広く分散されているので比較的安定感のある高配当ETFです。

それでは、VYMの配当日や配当金額などを確認していきましょう😉

VYMの権利落ち日・配当金支払い日

VYMの配当金は年に4回(3月・6月・9月・12月)貰う事が出来ます。

それぞれの日にちは以下の通りです。

配当月	権利付き最終日	権利落ち日	配当金の支払日
3月	2024年3月14日	2024年3月15日	2024年3月20日
6月	2024年6月20日	2024年6月21日	2024年6月25日
9月	2024年9月19日	2024年9月20日	2024年9月24日
12月	2024年12月19日	2024年12月20日	2024年12月24日

権利落ち日の1営業日前に当たる「権利付き最終日」までにVYMを保有している方であれば配当金を受取る事が出来ます。

権利落ち日に買っても配当金は貰えないので注意しておきましょう。

権利落ち日になればVYMを売っても大丈夫です!配当金は貰えます。

権利付き最終日にVYMを保有しているか・保有していないかで配当金が貰えるかどうかが決まるので、それまで保有していなくても問題ありません。

🟠配当金が入ってくるのはいつ?

自分の口座に配当金が実際に入ってくるのは配当金の支払い日から2~3営業日後です。

例えば6月の場合、実際に配当金が口座に入るのは6月27日~28日位になります。

これはVYMが米国籍のETFなので現地での支払い確認後に証券会社が入金処理を行う事や時差などの都合上、現地の支払い日から2~3国内営業日ほど時間がかかります。

🟠配当金は幾らもらえるの?

配当金が幾らもらえるのかは投資額や利回りによって変わってきます。

VYMの過去5年間の年間配当利回りは以下の通りです。

年	年間配当金	配当金利回り
2023年	$3.478 	3.21%
2022年	$3.252 	2.90%
2021年	$3.096 	3.38%
2020年	$2.906 	3.11%
2019年	$2.842 	3.64%
平均	$3.115 	3.25%

例えば2024年の配当金利回りが過去5年間の平均である3.25%であった場合、VYMに100万円投資していれば年間の配当金は32,500円となります。

ただし、米国株式で得た配当所得には米国で10%が課税されるので実際に口座に入ってくるお金は課税額が引かれた金額です。(NISA口座の場合)

NISA口座でない場合だと米国で10%課税された金額から更に日本でも20.315%が課税されます。

ただしこれだと二重課税となるので確定申告で「外国税額控除」という仕組みを利用すれば外国で課された税額を日本の所得税や住民税から差し引く事が出来ます。

つまり米国で課税された10%分は確定申告で取り戻せるという事です。

ちなみに、特定口座(源泉徴収あり)だと確定申告は元々不要なので「外国税額控除」をしなくても問題ありませんが、その場合だと10%分は取り戻せません。

書類の提出などが面倒くさいという理由で申請しない方もいますが、金額がある程度の額の場合はやらないと損しますのでやり方は知っておきましょう。

NISA口座の場合は二重課税とはならないので「外国税額控除」は利用出来ません。

・VYMの配当金額(条件:投資額100万円/配当利回り3.25%)

口座種類	外国税額控除	配当金	税率
NISA口座	-	29,250円	"米国:10%
日本:0%"
特定口座	あり	25,898円	"米国:0%
日本:20.315%"
特定口座	なし	23,308円	"米国:10%
日本:20.315%"

🟠VYMの購入はNISA口座がおすすめ

VYMは新NISAの成長投資枠の対象となっているのでNISA口座での取引がおすすめです。

ただ、新NISAの成長投資枠は年間の非課税投資上限額が240万円、非課税保有限度額が1,200万円なので、それを超える投資を行う場合は特定口座での取引となります。

コツコツ積立投資の方はNISA口座一択です。ドカンと大きい金額で購入する方は特定口座となります。

VYMと人気を分けるHDV、SPYDも要チェック!

高配当米国株ETFのVYMと同じ位人気なのが、同じく高配当米国株ETFのHDVとSPYDです。

それぞれの簡単な基本情報が以下の通りです。

各ETFの違いなどは別記事で解説していますので気になる方はこちらも御覧ください。

まとめ

最後にVYMの配当日をまとめておきます。

3月
権利付最終日:2024年3月14日(木)
権利落ち日:2024年3月15日(金)
配当支払日:2024年3月20日(水)

6月
権利付最終日:2024年6月20日(木)
権利落ち日:2024年6月21日(金)
配当支払日:2024年6月25日(火)

9月
権利付最終日:2024年9月19日(木)
権利落ち日:2024年9月20日(金)
配当支払日:2024年9月24日(火)

12月
権利付最終日:2024年12月19日(木)
権利落ち日:2024年12月20日(金)
配当支払日:2024年12月24日(火)

VYMは配当金もそうですけど、期待できるリターン値も割と高いのでインカムゲイン・キャピタルゲイン、両方狙えるETFです。

増配率も魅力的なので長期でのコツコツ積み立て投資に向いているETFだと思います。

HDVやSPYDの配当日情報なども別記事でまとめてあるので気になる方はこちらを御覧ください。

ではでは、またねー😘

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