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【2024年】SPYDの配当日を確認!権利落ち日は?配当金はいつ貰えるの?

高配当が狙える米国株ETFとして高い人気を誇る「SPYD」(SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式 ETF)

高配当狙いののETFをポートフォリオに組んでおきたい個人投資家に人気のETFですが、いつまでにこの銘柄を保有しておけば配当金が貰えるのか?また、いくら位もらえるのか?などを解説していきたいと思います。

※ちなみに、配当金と書いていますがSPYDはETFなので正しくは「分配金」です。

株式投資で企業の利益から支払われるのを配当金。投資信託の純資産から支払われるのを分配金と呼びます。

ただ、分配金より配当金の検索の方が圧倒的に多いのと、貰う側からすればどっちの呼び名でも関係ないのでより馴染みが深く、分かりやすい「配当金」で記載しています。

SPYDの基本情報

ティッカー	SPYD
銘柄名	SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式 ETF
ベンチマーク	S&P500 高配当指数
基準価額	40.25USD(2024/06/13)
資産総額	59.19億USD(2024/06/13)
経費率	0.07%
設定日	2015年10月21日

SPYDは米国(NYSE Arca)に上場している海外ETFです。

米国の資産運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSgA)が提供しており、「S&P500 高配当指数」に連動する投資成果を目標として運用が行われます。

「S&P500 高配当指数」とは、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500の構成銘柄の中から配当利回りが高い80銘柄で構成された指数の事です。均等加重型が採用されています。

S&P500などで採用されている時価総額加重平均型だとマイクロソフトやアップル、エヌビディアなど時価総額の大きい企業の銘柄の比率が高くなります。

均等加重型の場合は時価総額に関係なく配当利回りの高い80銘柄が均等配分で構成されます。

配当利回りの高い銘柄だけで構成された指数への連動を目指すETFなので、高い利回りが期待できるETFです。

ちなみに銘柄名の頭についてる”SPDR(スパイダー)”はステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSgA)が提供するETFのブランドです。

同社が提供するETFは複数あるのですが、銘柄名の最初に”SPDR”が付きます。

それでは、SPYDの配当日や配当金額などを確認していきましょう😉

SPYDの権利落ち日・配当金支払い日

SPYDの配当金は年に4回(3月・6月・9月・12月)に受取る事が出来ます。

2024年の権利付き最終日、権利落ち日、配当金の支払い日は以下の通りです。

配当月	権利付き最終日	権利落ち日	配当金の支払日
3月	2024年3月14日	2024年3月15日	2024年3月20日
6月	2024年6月20日	2024年6月21日	2024年6月25日
9月	2024年9月19日	2024年9月20日	2024年9月24日
12月	2024年12月19日	2024年12月20日	2024年12月24日

・「権利付き最終日」…株主権利(配当金)を得る事ができる最終取引日の事です。
・「権利落ち日」…株主権利(配当金)を得る事ができる最終取引日の翌営業日を指します。

「権利付き最終日」にSPYDを保有している方であれば配当金を受取る事が出来ます。

「権利落ち日」に買っても配当金は受取れないので注意しておきましょう。

権利落ち日になればSPYDを売ってしまっても大丈夫です。配当金は貰えます。

権利付き最終日にSPYDを保有しているか・保有していないかで配当金が貰えるかどうかが決まるので、それ以前に保有していなくても問題ありません。

🟠配当金が手元に入ってくるのはいつ?

自分の登録口座に実際に配当金が入ってくるのは支払い日から2~3営業日後になります。

例えば6月の場合、実際に配当金が口座に入るのは6月27日~28日位になります。

これはSPYDが海外ETFなので、現地での支払い確認後に証券会社が入金処理を行う事や時差などの都合上、現地の支払い日から2~3国内営業日ほど時間がかかります。

🟠配当金は幾ら貰えるの?

具体的に配当金が幾ら貰えるのかは投資額や利回りによって変わってきますので、過去の配当利回りの実績などから2024年に貰える金額を想定してみたいと思います。

・SPYDの過去5年間の年間配当利回り(実績)

年	年間配当金	配当金利回り
2023年	$1.828 	4.62%
2022年	$1.983 	4.72%
2021年	$1.549 	4.70%
2020年	$1.632 	4.16%
2019年	$1.746 	5.13%
平均	$1.748 	4.67%

過去5年間の平均配当利回りは4.67%です。

2024年の配当利回りを4.67%、投資額を100万円と想定した場合、年間の配当金は46,700円となります。

ただし、米国株式で得た配当所得には米国で10%課税されるので実際に口座に入ってくるお金は課税額を引かれた金額です。(NISA口座の場合)

NISA口座ではない場合、米国で10%課税された金額から更に日本でも20.315%が課税されます。

ただしこれだと二重課税となるので確定申告で「外国税額控除」という仕組みを利用すれば外国で課された税額を日本の所得税や住民税から差し引く事が出来ます。

つまり米国で課税された10%分は確定申告で取り戻せるという事です。

ちなみに、特定口座(源泉徴収あり)だと元々、確定申告は不要なので「外国税額控除」を利用しなくても問題ありませんが、米国で課税された10%分は取り戻せません。

書類の提出などが面倒という理由で申請しない方もいますが、金額がある程度大きい場合はやらないと損しますのでやり方は把握しておきましょう。

NISA口座の場合は日本で課税されません。なので二重課税にはならないので「外国税額控除」は利用出来ません。

・SPYDの配当金額(条件:投資金額100万円/配当利回り4.67%)

口座種類	外国税額控除	配当金	税率
NISA口座	-	42,030円	"米国:10%
日本:0%"
特定口座	あり	37,212円	"米国:0%
日本:20.315%"
特定口座	なし	33,491円	"米国:10%
日本:20.315%"

🟠SPYDの購入はNISA口座がおすすめ

SPYDは新NISAの成長投資枠の対象ETFなのでNISA口座での取引がおすすめです。

ただ、新NISAの成長投資枠は年間の非課税投資上限額が240万円、非課税保有限度額が1,200万円なので、それを超える投資を行う場合は特定口座での取引となります。

長期でのコツコツ積立投資の方はNISA口座一択です。ドカンと大きい金額で購入する方は特定口座となります。

特定口座の場合は、確定申告で外国税額控除を忘れずに申請しましょう。

SPYDと同じ位人気のVYM、HDVもチェック

配当金狙いで米国株の高配当ETFを購入する方にSPYDと同じ位人気なのが「VYM」と「HDV」です。

それぞれの基本的な情報が以下の通りです。

各ETFの違いなどは別記事で解説していますので気になる方はこちらも御覧ください。

まとめ

最後にSPYDの配当日をまとめておきます。

3月
購入期限:2024年3月14日(木)
権利落ち日:2024年3月15日(金)
配当支払日:2024年3月20日(水)

6月
購入期限:2024年6月20日(木)
権利落ち日:2024年6月21日(金)
配当支払日:2024年6月25日(火)

9月
購入期限:2024年9月19日(木)
権利落ち日:2024年9月20日(金)
配当支払日:2024年9月24日(火)

12月
購入期限:2024年12月19日(木)
権利落ち日:2024年12月20日(金)
配当支払日:2024年12月24日(火)

SPYDはS&P500構成銘柄の中から高配当な銘柄だけで構成された指数への連動を目指すETFなので高い配当利回りが期待出来ます。

高配当ETFとして人気の他2つのETFよりも配当利回りは高いです。

過去5年の平均がたまたま高いのではなく、基本的にSPYDは他2つのETFよりも高い配当利回りを出します。

ただし、増配率とトータルリターンでは他2つのETFに劣る傾向があります。

分配金を都度使いたい方や最も多くの配当金を狙いたい方に向いているETFです。


「VYM」や「HDV」の配当日情報も同じようにまとめてあるので気になる方はこちらを御覧ください。

ではでは、またねー 😉👋


かりんちゃんのブログ↓

最近、日本株もちょこちょこ再開しだして、XやYoutube、ネットなどで色々と情報収集している時に見かけたかわいい子。

わたしが日本株を触る時はけっこうその時々で話題になってる”テーマ株”を重要視しているんだけど、そのテーマ株をまとめるのが上手で早いひと。

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ゆうなと同じようにX以外にもブログとかで情報発信してる子と仲良くなりたいって気持ちもあってかりんちゃんのブログを紹介中。

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