星井美希とVtuberの違い。

昨日7/11、18時からのSHOWROOM配信をご覧になった方はどれぐらいいらっしゃるだろうか?
私は仕事をフライング気味で終わらせてすぐに配信を見に行ったわけですが。

最高だった。素晴らしかった。感動した。

星井美希が…あのミキミキが…目の前にいる…

感動でスマホ片手に立ち尽くしてしまった。
涙も自然にこぼれてしまって、近くの公園で比較的濡れてないベンチに座って見てました。

ミキミキがこちらに話しかけてきた時、配信内コメントで
「新しいバーチャルブイチューバーの方ですか?」
というコメントが目に入った。

おい、ミキミキになんてこと言ってるんだ。
たとえそれがふざけて、ジョークで言ってたとしても笑えないし失礼だろ。

あの配信後、私のタイムラインではミキミキを「Vtuberと定義するか否か」とか「Vtuberと星井美希を比べて」とかいろんなツイートが飛び交っていて、私としてもそれを否定すべく筆をとったわけです。

星井美希はアイドルだ。
ずっと前から大勢が知って、大勢が魅了され、応援されてきたアイドルだ。

Vtuberとは比べ物にならないアイドルだ。
土俵が違う。比べる対象が違う。
それは対象がキズナアイさんであっても輝夜月さんであっても変わらない。

あの時ミキミキが私達に話しかけてくれた時。
それはあの「アイドル星井美希」が私達に話しかけてくれた!!という感動でいっぱいになった。
ずっと近くて遠い存在だったあの星井美希ちゃんが!!

残念ながら私はミキミキ大好きだけど担当Pではない。
だからこそ一ファンしての感動があった。
ミキミキが私達の世界に話しかけてくれた、あるいは自分達がミキミキがいる世界に入り込んだ。そんな錯覚に近い気持ちだった。

だから逆に途中でミキミキがプロデューサーに話しかけたシーンは、現実に戻されたというか、バックステージを見ていた気持ちだった。
きっと担当Pの方々はあの瞬間がバチッと当てはまった瞬間かも知れないが。

私がミキミキを見た時の感動は、宇多田ヒカルが生出演しているのを見た時と同じだった。
「本当に存在してたんだ」
その一言だった。

本題に戻ろう。そしてより現実的な話をしよう。
ただ感情的な話が入るしそもそもアイドルマスターの星井美希になんの思い入れもない人からしたら納得できない文章かもしれない。

でもいいんだ。ここに書いてるのは全部私のひとり言だから。

星井美希はアイドルマスターというアイドル育成ゲームのキャラクターだ。
同じバーチャルな存在といえばそうだし、今回ファンに対してのレスポンスも出来て、Vtuberと何が違うんだ?と思う人もいるだろう。
一番違う点は
「アイドルマスターのキャラクターという元々二次元だった存在が、我ら三次元にの世界に舞い降りた」
という点じゃないだろうか。
言葉にできない感情を文章にするって難しいのでうまく伝わるかわからないんだけども。
Vtuberはバーチャルな存在で、みんなが住んでいる世界とほぼ同じ世界に住んでいるが、あくまで顕現している場所の話であり、配信を通して三次元のファンの話を聞いたりレスポンスしたりできる。
対象者を意識した上で活動しているユーチューバーなのだ。
対してミキミキはゲーム上、アニメ上のアイドルで、対象者はプロデューサーだ。作中でファン描写はあれど私達が没入するのはそれではない。
だからこそ配信でファン目線でミキミキを見ている自身は「アイドルマスターの世界に入った自分」か「アイドルマスターのキャラクターが二次元を飛び出して話しかけてくれた」という没入感があった。
なんの違和感もなくアイドルマスターの世界に引き込ませてくれたのは、
バンダムの技術力とミキミキの絶対的存在感、そして自分自身のミキミキへの愛情の深さだと思う。
つまりVtuberと星井美希の違いは「没入感」だと考える。

でも世界観やストーリーがしっかりしているVtuberは沢山いる。
たとえば鳩羽つぐさん。
彼女は独特の世界観と見ている者はリスナーではなく切り取られたワンシーンをのぞき見しているような、そんな不思議な感覚与える謎に包まれたVtuberだ。
彼女ほどの存在がもし話しかけてきたら、きっと星井美希がこちらに話しかけてきた時と同じ衝撃かもしれない。

でもやっぱりミキミキはアイドルで、一日たった今もミキミキが話しかけてくれて同じ次元、世界線に立ったあの感覚は格別なんだろう。


ちなみに同じ引き合いに出すのなら、ゲームキャラクターからVtuberになった、シスタープリンセスの可憐はどうなんだ?という話だが、あれは運営側がVtuberと定義しているし、好きな者からすれば「別の世界線の可憐」なのでいいのだ。あれはIFの可憐なんだ。
自分の妹の可憐ではなく、「もしも可憐が配信者になったら」の姿だと思っている。
もしマイシスターの千影が来たら自分もどうなってしまうかわからない…!!!

そして少し話は飛ぶが、あの時私はギフトを投げられなかった自分を後悔した。
SHOWROOMのギフト課金する時はいつもパソコンからしていたのもあったし、今趣味に使えるお金の余裕がない状態だからだ。
だからあの時配信上でギフトを投げられた人に本当にありがとうと言いたい。
普段「投げ銭できるファンが一番偉い訳じゃない」と断言している私がなぜこんなことをいうか。

相手は大手企業だからだ。

バンダムは、765プロは、企業だ。
コメントで「これが無料なのか…!!」というコメントがあった。
実に浅はか。
ミキミキは
「自身の公演がコロナで中止になってしまったから今回特別配信をした」
と言っていたが、あの安定感、あの技術力。
もしギフトの金額がバンダムの納得のいく金額だったり、予想外の金額だったら?

また同じようにミキミキが配信してくれるかも知れないし、自分の担当アイドルが配信してくれるかもしれない、という可能性が生まれるのだ。
(あの場のギフトを投げた人はミキミキとバンダムへのありがとうの気持ちで投げてる人が大半だと思うけど…)

良くも悪くもお金で動くのが企業。
YouTubeなど、無料コンテンツが多くなっている昨今。
「なぜ無料なのか?」
を考えない人が多い。
投げ銭をしろと言われていないだけで、投げたら生まれる可能性に希望をもって配信をお楽しみ頂きたい。




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