「Vtuber」の在り方の話。

注意書き。
すごくデリケートな事だしセンシティブな内容を今から書きますが、以下の文はすべて私の個人的な意見です。

またリアルに触れる話をしています。
苦手な方、自身が考えるバーチャルユーチューバーという概念思想が強い方はご覧にならない事をオススメします。





前置きはこれで終いにして、最近Vtuberから別のモノへの進化する人が多くなって来たように見える。
Vtuberという言葉を使わずにキャラクターアバターとして活動する方。
Vtuberをやめてリアル活動をし始めた方。
Vtuberと同一人物と公表しつつ、Vtuber活動を別の活動と絡めて活動する方。

これらは大体個人勢に多くて、企業勢の大体は企業が掲げた当初のバーチャルスタイルを守って活動している。
当たり前だけど個人勢は自由だ。個人で活動してるから活動方針をいつ変えようがどう変えようが、まさに個人の自由だからだ。
だからこそ私は個人勢って面白いな、と考えるのだけど、推していたファンからしたら頭が追い付かない事もあると思う。

私はVtuberなので、基本的にVtuber側の擁護や理解に頭を使ってしまうんだけど、同時にVtuberの推しも居るので、ファン心理も若干は理解あるつもりだ。
ただ上記3点を受け入れてこれからも応援できるか、Vtuberというバーチャルな存在を守れないならば応援できない、とするかは
「自身が考えるバーチャルユーチューバーという概念思想への潔癖さ」
で変わってくると思う。ここは個人見解の領域なので触れない。

いやー、率直にさ、難しいよね…。
私の中で無条件で受け入れられるのは
「Vtuberという言葉を使わずにキャラクターアバターとして活動する方」
で、ほか2点はVtuberへの入れ込み具合とリアルによる、が厳しいし傷つけてしまう人もいるだろうけど率直な意見だ。

単純な話としてVtuberはかわいい。かっこいい。顔がいい。
それは二次元キャラクターという体、顔だからだ。
オタクならそれ以上言わなくてもわかるだろう。

でもリアルはいろんな面で多種多様だ。
絶対的可愛い、カッコいい存在だったものが、自分が受け入れるには難しい存在になったら、それは今後も応援する事は難しいだろう。

自己防衛の為に言うと、私は顔や年齢で人を判別しないし、その人の性格や空気感、しゃべりやすさに惚れ込むタイプだ。
ただそれは友達や恋人、上司など、身近で親しみを感じられる存在の話であり、アイドル的存在だった場合は多少のショックを受けた思い出がある。

昔、私はスレイヤーズが大好きで、男性キャラだとゼルガディスとゼロスが大好きだった。今も大好き。
ゼロスに関してはゼロリナとかゼロフィリとかノマカプメインで盛り上がっていたが、ゼルガディスに関しては夢女的な盛り上がりをしていた。
アメリアに結構な嫉妬をしていた。
キャラ繋がりで緑川光さんを知り、緑川さんのほかキャラにハマったりご自身が出していた同人誌を買ったりなど、緑川さんファンになっていた。
ある日、偶然にも緑川さんご本人と対面する機会があった。
ドキドキしながらお会いしたその時、私は愕然とした。
今思えばバカらしい発想なのだが、当時の私の頭の中では「ゼルガディス」「リオン」「同人誌で描かれた自画像」で緑川さんのイメージを二次元的に勝手に構築していて、緑川さんを生きている人間という認識が薄かったのだ。幼かった。
頭で描いていた二次元的人物像と違った事にショックを受けた私は、せっかくの緑川さんとの対面も曖昧なままに終わってしまった。
今思えばなんてもったいないと後悔している話の一つである。
ここで勘違いしてほしくないのは、緑川さんのご尊顔がたとえ美青年であってもきっと同じショックをしていただろう。
だって二次元じゃないんだもの。
(緑川さんのお名前を勝手に出してしまい緑川さんには申し訳ございません。今でも大好きな声優さんのお一人です)

話を少し戻すとVtuberと声優さんは似て非なるものだけど、似ている所も確かにあって、Vtuberのリアルと対面する時の気持ちは
「キャラクターにのめり込んだのちに声優さんを確認する」時と同じ感覚なんじゃないかなぁ、と個人的に思う。
でもラブライブみたいなキャラクターと声優さんを寄せてる所から入ったらこの感覚はないかもしれない。昨今は配慮が出来てるね。

だから「Vtuberやめてリアル活動します!!」と言われた時に驚きはすると思うけど、そこですぐ「じゃあファン辞めます」とはならずに、上記のような初めて声優さんを知った時の気持ちを思い出してみると、案外素直に受け止められるかもしれない。

でもファン活動は義務じゃない。やらなきゃでやる事じゃない。
好きだからやっている事だ。
だからリアルがやっぱり受け入れられなかったら煙のように立ち去ろう。
「リアルは無理。Vtuberやってほしかった。受け入れられられない。」
という言葉は、リアル活動していく、と決めた推しをただしょんぼりさせるだけだ。
ファンはマネージャーでもプロデューサーでもディレクターでも監督でもない。
活動方針を決めるのはVtuberだ。
多分他人の意見を求めたい子はその発表をする前に相談したり聞いたりしてる。

じゃあ「ファンは何もしない、できないのかよ…」と思うかも知れないが、ファンには応援するか、応援しないかを選ぶ事ができる。
これはファンにしかない特権で、応援は推しの活力にもなるし、それがなければ心臓を突き刺す即死攻撃にもなる。
特にファンが少ない個人勢には重要だ。
けどその応援が推しにとっての迷惑行為になっていないか、は常に思いながら楽しく推し事をしてほしいな、と思う。

まだまだ発展途上のVtuber文化。
色々と変わっていく中でVtuberの活動指針の変更やお気持ち表明も多いけど、変わっていく推しに合わせてファンのVtuberへの概念思想も少しずつ変えていかないと、楽しい推し事にはならないのかな、と思う。

ちなみに私はそのままの姿を似顔絵で顕現させているVtuberなので、リアルもバーチャルもない。リアル活動はリアルイベントするくらいだよ。
またやりたいね。







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