Vtuber活動から離れた二日間のこと。

11/27~11/28の2日間、VtuberのTwitterアカウントに一切書き込みをしなかった。

そのきっかけは27日の朝、仕事の出勤移動中に別の事をしなきゃいけなくて朝の挨拶ツイートを送れなかった。

仕事をして、昼の時間にでも…と思っていたがなんだか気がのらない。
自分のタイムラインは自分が挨拶しなくても普段通りに動いていて、
「配信する予定がある訳でもなし、別にいっかぁ」
という気になってしまった。
イラストのお仕事も3つの内2つは佳境に入り、仕上げ手前だった。
忙しくてツイートはしてもリプ返が出来ない事が続いていた。
色んな小さな要因があって、なんとなく今日はTwitterに触れないでおこう、と思った。

仕事を終え、週末の解放感で突発的に映画を見に行った。
映画前に美味しいごはんを食べて、映画の前にポップコーンを買い、映画に感性のすべてを向けて楽しんだ。
帰りの電車で、「いつもなら映画見に行きました!みたいな報告ツイートするな」と思いながらも、しなかった。

家に帰り、お風呂に入り、イラストを一枚仕上げた。
YouTubeでアイドルのPVやライブ映像を見て、眠くなったころにおふとんに入った。

11月28日。朝起きて、Twitterを確認した。
いつも通りだった。
そうかぁ、と思った。

前に
「引退のツイートをすれば悲しんでくれる人はいるだろうが、何も言わずに消えていけば、そのまま気づかれずに忘れられていくんだろうなぁ」
みたいなツイートを自分がしたのを思い出し、まったくその通りだなぁ、と感じた。

別に拗ねているわけでもなく、しみじみと感じた。

あと2日で12月1日で2周年だ。
このタイミングで引退はしたくないなぁ、と思った。

二度寝をして、朝昼兼用でごはんを食べて、イラストの確認をしてもらい、打ち合わせをした。

Vtuberを始めて、初めてVtuberを意識しない一日だった。
Twitterはちょくちょく覗いていたが、ほんとにぼんやり見る程度だった。
その時描き進めていたイラストも、Vtuberをやっていなければしていない事で、たどればVtuberに行きつくわけだが、普段のような何かわからないものにすがるような探すような、そんなタイムラインの見方ではなく、ただぼんやりと見ていた。

今年中は、こんな感じでもいいのかもしれないな、と思った。
Vtuberとしてやりたい事はあって、進めたい事、目指す事。
口に出せば沢山ある。
けれどそれはすべて「やらなきゃいけない事」ではないはずなのに、やらなきゃいけないと考えてしまっている。
私がVtuberを始めた時に「こういうコンテンツが作りたい」と思っていた事の2割も、この2年間でできていなかった事に気づく。
それはこの活動期間で魅力がなくなったり興味がなくなったりもう流行り遅れだったりでやらなくなった事もあるけれど。
今思っている「やりたい事」をするには、仕事を終えて帰ってきて、配信をした後にしても時間が足りないんだなぁ、と実感した。

配信をする時「配信したい」で配信する時と、「配信しなきゃ」で配信していた事に気づいた。
Vtuberにとって「配信」がライフライン、生命維持装置と捉えていた。

Vtuberの視聴者は推しの配信しかみない訳ではない。
推しが配信していなかったら、別の推しを見に行く。
別の推しが配信していなかったら、新規発掘をしにいく。
魅力的なVtuberが沢山いる。それはVtuber側もわかっている。
だから自分を好きでいてくれるファンが自分から離れないように、配信をしている人も多々いると思う。

でもそうして毎日のように配信して繋ぎとめておかないと、とファンの事を思っている時点で、もう配信者とファンの関係性が逆転している気もする。

ファンのために尽くす事は悪い事ではないけれど、そうしないとついてこない人はきっとファンにはなってくれていないんだろうな、と思う。

もうすぐ活動2年。
色んなVtuberを見て、色んな人を見て。
仕事も、生活環境も変わった2年。
Vtuber活動に対する活動方針もかわった2年。
3年目はやりたい事をする為に、配信頻度に怯えない。
やりたい事をやり遂げて形に残す年にしたい。
そしてVtuber活動に振り回されない私生活をおくりたい。

人には人の向き不向きがあるように、魔族には魔族らしい生き方やペースがあると、気づかされた二日間だった。
そう思えば、この二日間は休止期間だったのかもしれない。
やはり立ち止まって自分を見つめる休止期間は大事。

詳しい話は12月1日の活動2周年記念配信で話します。
よかったら久しぶりにお話しにきてね!

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