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「クリエイター必携」ネットの権利トラブル解決の極意

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こんにちは!
フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェです。

本日の記事は
「クリエイター必携」ネットの権利トラブル解決の極意

20200322は

本日はクリエイターにオススメしたい書籍の紹介です!

タイトル


「クリエイター必携」ネットの権利トラブル解決の極意

著者:岩﨑拓哉
監修:弁護士 齋藤理央
出版:秀和システム
ISBN:9784798056937
価格は最後に載せています!


タイトルの通り、ネットの権利トラブル解決の書籍です。

この書籍では、著作権侵害についてのトラブルの発見から解決、注意点が書かれています。読後、まさに「クリエイター必携」!と思いました。
各章毎に感想を書いていきます。


第1章 情報収集

無断転載画像の探し方のお話

無断転載を防止するという理由のために画像にクレジット(名前など)を入れる事は知っていましたが、クレジットを入れる「もう一つの理由」に感動しました。…さすがGoogleさん、すごい。

また、どこに転載されたのか?
それは「引用」の定義に外れているのか?
改めて「引用」と「無断転載」の違いについて学べます。

もし無断転載であった場合の証拠の残し方も記載されています。今まではそのページのURLを残すくらいかと思っていましたが、それでは全然証拠として成り立たないことが分かりました。


第2章 著作権侵害された後の対応


著作権侵害を発見!さて、その後はどうする?というお話です。
使用料を請求するのか、はたまた、削除依頼をするのか…

この章で初めて知ったのは、例えばツイッターで無断転載画像(クレジットが載っている)をアイコンにすると
「二つの権利の侵害」になる事。
ただの「著作権侵害」だけではない。これは知りませんでした。

「ワンポイントアドバイス」も必見です。


削除請求の概算の見積もり(自分で対応する場合・専門家へ依頼する場合)、専門家に相談の際に揃える資料一覧も載っています。


第3章 交渉相手の特定


著作権侵害者をどうやって特定するかというお話です。

個人なのか、企業なのか?
プロバイダの種類は何なのか?
注意する点は?
プロバイダに開示請求手続きをする際の書き方は?
プロバイダから返事が来たら?

例文も沢山記載されており、とても分かりやすいです。


第4章 特定した相手と交渉する


削除させる、交渉するやり方のお話です。

経験豊富な作者の例文が沢山。使用料を相手に支払いさせる際の支払いの意思あり・支払う意思なし(もしくは争う意思あり)・返信がない場合それぞれ記載されています。

ワンポイントアドバイス、筆者の体験談も勉強になります。


第5章 裁判


相手が交渉に応じない・賠償額の条件が合わない等で実際に裁判手続になった場合のお話です。
簡易裁判所での本人訴訟を想定し、裁判の流れから訴状の作成方法まで幅広く解説されています。

そもそも裁判所ってどんな所?
簡易裁判所と地方裁判所の違いは?
裁判を起こすかどうかの基準は?
著作権トラブルなら弁護士?認定司法書士?
裁判に必要なものは?証拠資料の作り方は?
一連の流れは?

この章の【反論のヒント】もなるほど…!と思うものばかり。いざ裁判となった際に、予め的確な反論を用意出来そうです。

例えば…「有名な建物を撮った場合、誰が撮っても同じようになるので、あなたのものとは言えないでしょ?」と言われた場合、
「裁判では」どう答える?等…
この本を見ながら準備すれば、何となく私も本人訴訟出来そう!と思った程です。


価格


これでもかと言うくらい沢山のことが書かれているのにも関わらず価格は
2400円+税!驚きです。



自分自身でここまでの事を調べなければならないとしたら、一体どれ程の時間がかかることでしょう?

ユウミンカフェは神奈川県民ですが、神奈川の最低賃金は1011円。
2時間と少しの賃金でここまでの情報が手に入るだなんて…本当にこの価格設定で良いの?と思ってしまいますが、
きっと筆者の「著作権トラブルに悩むクリエイターの役に立ちたい」という想いあってこそ、この価格設定なのでしょう。有り難い限りです。


おわりに


この書籍は本当にクリエイターさん全員に持っていてほしいです。私は幸いまだ著作権トラブルに巻き込まれた事はないのですが、後学のために購入しました。オススメです!

耳で読む派の方はこちらもどうぞ


ではまた。
ご覧くださいまして、ありがとうございました。

2019年3月22日 フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェ

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