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リーチを受けた時、強く押し返すか?無難にいくのか?

みなさんこんにちは、魚谷侑未です。
Mリーグ23-24シーズンふり返りnote第6回目です。

今回のお題は【リーチを受けた時、強く押し返すのか、無難な選択をするのか】です。


絶対に押す、絶対に引くといったような方針の決まっている手牌以外、永遠の課題のようなテーマです。
今回は、今までの自分とは少し違う選択をしてみた局について振り返って見たいと思います。

2023年10月5日(木)第1回戦のふり返りをします。
対局者は、
東家 KONAMI麻雀格闘倶楽部 滝沢 和典
南家 セガサミーフェニックス 魚谷 侑未
西家 TEAM RAIDEN/雷電   萩原 聖人
北家 U-NEXT Pirates     鈴木 優

この日は、セガサミーフェニックスの今期初トップをみなさんにお届けできた印象深い日でした。
また、近藤誠一監督が控え室にいらっしゃり、一層「トップを獲りたい!」という気持ちが強かったこともあったため、対局内容を見返してみると、いつも以上に気合の入ったシーンもありました。

それでは、今回も一緒にレベルアップしていきましょう!

鉄強オーナーとふり返り 会話実録編

東4局1本場

東家 U-NEXT Pirates      鈴木 優  18,700点
南家 KONAMI麻雀格闘倶楽部 滝沢 和典  23,700点
西家 セガサミーフェニックス 魚谷 侑未  23,500点
西家 TEAM RAIDEN/雷電   萩原 聖人  34,100点

東4局1本場の配牌

魚谷「手がメンタンピン形になりそうで良いので、手なりでいこうと思います」

3巡目にこの形

(ツモ2p 打 發)

魚谷「ソーズ部分が二度受けでまだ巡目も早いので、安全牌の發を残さず形を更に良くするためのフォロー牌6pを引っ張ります。」

(ツモ7s 打6p)

7sを引いて形が良くなり・・

魚谷「7s引きで、十分形になりました。完全イーシャンテンに受けましたね。」

そこへ5巡目リーチが・・・

魚谷「(リーチを受けて)滝沢さんも早かったなぁ、と・・・
これは安全牌の情報も少ないので、リーチをあまり気にせずに自分の手牌優先でいきます。」


滝沢さんからリーチを受けて何を切りますか?


私はここで無筋の6sを切りました。

ここでリーチに対して無筋の6sを切りました。

岡部「これすっごいですよ!ビックリしたんです!
僕は6s切れないんです、現物の7m切っちゃうんで・・・」

魚谷「これって普通は7mですよね、私も今まで7m切ってきたんですけど・・・
今年の私の課題に沿って切り込んでみました」

第1回目のnote記載の通り、2023-24シーズンの目標は『手数を増やし、参加率を上げる』ことでした。
平たく説明すると、『よりたくさん勝負の舞台に立つ』といったイメージです。

このような打ち方は、放銃率がこれまでよりもやや上がりますが、その分これまでよりあがりを得る機会を増やすことができます。

魚谷「【放銃率を上げる】って悪い意味に聞こえちゃうんですけど、【自分のやるべき手を真っ直ぐ育てる】みたいな意味合いもあって、

7mが現物で、7mを切った後もリャンメンリャンメンが残るのに6sを切るってちょっと尋常じゃないとは思うんですけど、リーチが入ってなかったらソーズの二度受けを嫌って6sを切る手じゃないですか。

マンズも安いので、アガりに向かうならより一層6sを切る手だと思うので6sを切ったんですけど、

この後、翔ちゃんに「あの局ちょっとヘンじゃない?」とは言われました。」

※「あの局ちょっとヘンじゃない?」というのは、白鳥さんと私との関係性があって初めて許容される言葉です!

初対面の人・知り合って間もない人などに対してや、SNS上で打牌に関する意見をするときは、やさしい言葉を使いましょう!

魚谷「7mを切っても結局次の安牌がないんだったら、一巡の安全を買うよりかは、一巡捨てることになるかもしれないけど1手前から勝負しても良いかなって。

どうでしょうか?今振り返っても6sで良いような気がしちゃうんですけど・・・」

岡部「さすが魚谷さんだなと、僕も6sを切れるようになりたいなと思います。」

魚谷「ありがとうございます。でいいんでしょうか(笑)」

岡部「全然安全牌の情報がないから、たしかに6sいくのもアリだなっていう感じではありますよね。」

魚谷「そうなんですよね、通ってる牌がもうちょっと多ければ6sの危険度が上がってしまうので7mになるんですけど・・・

それに、自分のあがりマックスにするということは、守備にも繋がると思うんです。」

岡部「【攻撃は最大の防御】ということですね。」

魚谷「そうですそうです!
攻撃して自分があがることは、守備にも繋がる(=自分があがれば失点しない)と思っているので・・・

白鳥さんからは「この局ヘンじゃない?」というか、「やり過ぎじゃない?」みたいなことは言われましたけど、改めて見直しても私は、今年のテーマに合っててこの6sは良かったな~と思いました。」

岡部「僕はヘンだとは思いませんよ、全く。」

魚谷「ありがとうございます・・・!」

6s切りが選択肢としてアリなのは、あくまでも、【リーチ者の捨て牌の情報が少ない】ということが加味されての話となります。

捨て牌の情報がたくさんあるとき(例:捨て牌3段目の終盤、など)の6s切りは、2スジにかかる超危険牌となるため、悪手となることが多いです。

どちらにせよ勝負する手牌なら、一手前から勝負する。皆様もどこか実践で試してみてくださいね。

岡部「この場面に関しては情報が少ないから6s切りとして、この後3sもブッ飛んでてめちゃくちゃすごいなと思って観てて・・・」

(3sツモ切り 優プロからもリーチが入り2軒リーチになっている)

続いて二軒リーチを受けた後も無筋を切りました。これは正しいのでしょうか?

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