α7CについてSONYユーザー(APS-Cだけど)が思うこと

BCNランキングやカメラ店の販売数ランキングを見ていると、どうもα7Cがフルサイズではトップクラスに売れているらしい。

α7Cは世界最小・最軽量フルサイズミラーレス一眼カメラとして昨年発売されて以来、すごい売れている。

でも、私にはなぜそんなに売れているのかよくわからない。

世界最小・最軽量?

多くの人が世界最小・最軽量フルサイズミラーレス一眼カメラという謳い文句にひかれて買っているのだろう。

実際量販店などで何度も持ってみたことはあるが、軽いなとは思わない。少なくとも、APS-Cユーザーやカメラ初心者からするとそうだ。グリップが浅めなだけで、本体の厚みは従来のα7Cシリーズとそう変わらない。

そして、グリップが浅めなことで、体感としての重さは従来のα7シリーズと変わらない。軽量を売りにしたキットレンズを付けているにも関わらずである。これに、一般的なレンズを付けたらどうなるだろうか?

握力トレーニングになりそうである。

そもそも、世界最小・最軽量フルサイズミラーレス一眼カメラという謳い文句自体が半分嘘みたいなものである。

公式サイトを見ると世界最小・最軽量(*)フルサイズミラーレス一眼カメラと書いてある。アスタリスクの注記をよく見ると「光学式ボディ内手ブレ補正機構搭載のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラとして」と書いてある。要するに機能の割には軽いですよって話なのだ。実際、光学式手振れ補正なしなら、sigmaのfpシリーズの方が軽い。

ボケの話

α7Cは軽量化のために従来のカメラにあったある機構を無くしている。それは先幕である。α7Cは電子先幕専用機なのだ。

電子先幕だと何がいけないか?

フルサイズの魅力のひとつであるボケが欠けるのである。理由に関しては下のリンクを見てほしい。

α7Cの魅力??

α7Cの魅力としてしばしば挙げられるのがバリアングル液晶と動画において30分制限がないことである。しかし、これは本質的な話ではない。バリアングル液晶を搭載した機種についてはSONYが新機種を発売すればいい話だし、30分制限についてもファームアップさせるなり、マイナーチェンジモデルを作るなりすればどうにでもなる話である。30分制限についてははっきり言ってSONYの怠慢だろう。

じゃあ何のためのカメラ?

結論から言えば、YoutuberやVloger向けのカメラだ。動画撮影では電子シャッターしか使わないから電子先幕でもどうでもいいし、20mmとか24mmとかの単焦点をつけがちなので重いレンズをつけないのだ。

つまり、写真機ではなく一眼の形をした動画機。スチル写真にはあまり向かない機種だろう。

あと、Youtuberのレビューは参考になるところもあるけど職業柄、動画視点で話すことが多いので注意が必要。

参考にした記事

触って思ったことをうまく文章にまとめてくださっていたので参考にしました。




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