自分で自分のご機嫌を取るという話

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ブログを書いておりますYuuki.Tという者です。

私は元々精神神経学が好きで色々な本を読んでいました。その事もあり「自分で自分のパフォーマンスを上げられないか」と色々試してきました。今回はその中でも効果を実感した話を書こうと思います。


・基本は食事と運動


大学時代から一人暮らしをしていましたが、正直な所あまり心身の健康について考えた事はありませんでした。食事も「取り敢えずカロリーが取れればいい」と思っていたので料理なんかもしなかったし、元々運動も苦手でした。今から思えばどんな生活してたのか分かりません笑。

食事については「料理をして野菜をシッカリ食べた方が翌朝の目覚めが良い」様な気が大学時代からしていました。しかし当時は人間関係等で悩む事も多く笑、自分の精神面に与える影響はそれ以上あまり感じていませんでした。

運動については得意ではありませんでしたが、全くやっていなかったわけではありません。元々親がトレーニング好きな事もあり、高校生頃から時々一緒にトレーニングもしていました。その時から運動後に何となくスッキリする感じがあったのですが、大学時代にたまたま精神神経学にハマって色々な論文を調べている内、「運動が脳や精神状態に良い影響を与える」という話を沢山見付けました。

決定的だったのは「脳を鍛えるには運動しかない」という本を見付けた事でした。私が見るよりずっと多くの論文をまとめた脳研究者が「脳を鍛えるには運動しかない」という結論に至るなら、最早疑ってるより取り敢えず運動した方が良いのでは?と感じ、次第に意識的に運動するようになりました。


・内村選手のコーチの話


生活習慣と自分の精神状態の関係を考えるようになったのは、体操の内村選手のコーチである佐藤さんの話がキッカケでした。佐藤さんは練習メニュー、精神状態、練習での出来等を内村選手本人と毎日確認しているそうです。すると「ある練習メニューを行うと数日後にこういう精神的な影響が出ている」等の傾向に気付いたそうです。

折角なので私も自分の運動した日やその日の気分を手帳に書くようにしてみました。すると私の場合は運動をした2日後くらいに気分が安定しているパターンが多いと分かりました。また食生活が乱れた日や予定が重なり忙しくなると気分が暗くなるパターンが多い事も分かりました。

この傾向を踏まえ高いパフォーマンスを維持する為に、運動習慣と食生活を良い状態でキープするよう心掛けるようになりました。


・私が人を悪く言わない理由


私はよく人を褒めちぎるので「優しい」とか、「サービス精神が旺盛」とか言っていただく事が多くあります。でもそんなつもりはなくて、自分では「人を褒める行為は合理的」だと考えています。

そんな生活が楽しいかは別として、私は「ヒトは誰とも喋らなくても生きていける」と思っています。なので聞かなくてもいい自分の悪口を言われたり、誰かの発言で不快な気分になるのはとても嫌だし、それを他の人にしたくもありません。何の義務でもなくたまたま関わっただけなのに、他の人が自分と関わる事でその時間を不快で無駄なものだったと感じてほしくないのです。

それに私は人に怒る事も基本的にありません。業務に支障が出る場合は流石に一言言いますが、意見の衝突等で怒る事はほぼありません。というのも意見の違いは「根拠とする情報の違い」や「個人の経験から生じた考え方の違い」が色濃く反映されている場合が多いからです。相手の情報と経験からすると、実は自分の判断基準の方がズレているかも知れません。

一方で人を褒めるのは簡単です。どの様な点をどの様に褒めるかの判断基準は完全に褒める側に任されています。努力家な面を褒めてもいいし、作業が丁寧な面を褒めてもいいし、本人が気にしていることを見方を変えて褒めてもいい。それにどれだけ褒めてもお金はかかりません笑。相手の気分も良くなり、お金もかからず、結果的に人間関係が良くなるなら、怒るよりも褒める方が合理的だと考えているのです。

そんな事を考えていたら、最近読んだ本でも良好な人間関係は脳の健康にも重要だと知りました笑。心身の健康を良好に保つ上でも、やっぱり人を褒める事は合理的です。

ちなみに「他者との身体的な接触を含めた皮膚感覚が感情や思考に与える影響」については以下の本も面白いです。相変わらずアフィリエイトは無いのでご自由にクリックしてください笑。
「オキシトシンがつくる絆社会」Kerstin Uvn¨as Moberg (原著)
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「触れることの科学」デイヴィッド・J. リンデン (著)
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・どうしようもない時はメモを使う


そうは言っても生活習慣が乱れたり、つらい出来事が重なったりして、精神的なバランスが取れないこともあります。私の場合そんな時はメモを使うようにしています。

「紙は第2の脳」とは林先生も仰っていますが、論理思考に限らず感情を整理する上でもメモは有用だと感じています。感情を整理する方法を含め、様々なメモの使い方は以下の本に詳しく書いています。
「記録の力」DaiGo
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B-%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%81%AE%E5%8A%9B-%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88DaiGo/dp/4788914220

思考は考えたそばから消えていると思うのです。10分前に自分が何を考えていたか、案外覚えてないのではないでしょうか。漠然として掴めない思考や不安を全て書き出し、再度論理的に検討する。それだけでも不安への解決策が見えて少し安心できる気がします。


・まとめ:科学的に自分のご機嫌を取る


私は食事と運動と人間関係を軸に、自分の心身の状態が最も良くなる方法を模索してきました。そして意外と科学的に(正確には観察研究的に)分かっている事が沢山あります。何かを無理に勧める気はありませんが、多分私は今の習慣を続けていくと思います笑。

お読みいただきありがとうございました。
気が向いたらまたお越しください。

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