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妖狐xこい -inu x koi-

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とある東北の田舎町。 人と妖怪狐が奇妙な関係を築いていた。 それでいて、混血を良しとしない不可侵条約が結ばれていた。 そんな世界で、狐の長で九尾の狐のいつのは、その強い妖力で、幼…
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記事一覧

第12話 やさしい終焉と明日への希望【最終話】

 いつのは予定日まで数か月となり、いよいよおなかも大きくなり寝返りすらつらくなっていた。…

結城里音
4年前
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第11話 同棲と消耗

 いつのといつきの同棲が始まって数か月。  いつののおなかは、日増しに大きくなり、臨月ま…

結城里音
4年前

第10話 いつのの懐妊と、秘密

「あぁ。これは、確定でデキてますね。いつの様。やっちゃったんですね……」  両手で顔を覆…

結城里音
4年前
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第9話 恋愛の形と、愛の結晶

 いつきといつのの交際は、秘密にはなっていたものの、ちらほらと噂が立つようになっていた。…

結城里音
4年前
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第8話 学園祭と月夜の後夜祭Ⅲ -禁忌の扉と理性-

 母の姿を追いかけ、禁忌に触れ続けたいつのは、ついにいつきと両想いになることができた。そ…

結城里音
4年前
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第7話 学園祭と月夜の後夜祭Ⅱ

 いつのはキョロキョロと周囲を確認しながら歩いていた。というのも、ミスコンで優勝したいつ…

結城里音
4年前

第6話 学園祭と月夜の後夜祭Ⅰ

 いつのの衝撃から数日。 『あれは……夢?』  月が上がる夜空に、うっすらといつのにピンと立った、綺麗な狐耳と手入れの行き届いた狐のしっぽが見えた気がしたいつき……  自分の部屋で、空を眺めながらそんなことを思い出していたいつきは、うとうとと夢見心地になる。  瞼に浮かぶのは、ほほを染めたいつのの表情と立派な狐耳と尻尾。妖狐がいるとは聞いていたいつきだったが、こんな身近にいるもんなのか?と疑問に思ってしまう……  そして、ふとカレンダーに目をやると、明日の日付に印がつけら

第5話 興味と好意?

 季節は真夏の暑い時期を過ぎ、秋の夜長を迎えようとしていた。  夏場には、ミスコンも開か…

結城里音
4年前
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第4話 妖狐と時々、月明かり

 高校への通学途中、本来ならやよいと一緒に登校するいつのだったが、この日は違っていた。や…

結城里音
4年前
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第3話 妖怪狐と人との混血

 高校への通学途中、いつのは山の中を駆け抜けていた。  それは、風のように颯爽と木の間を…

結城里音
4年前
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第2話 ひとと妖怪狐

 これは、いつきが高校三年。卒業まで一年を切り、進路に迷っていたころのお話。  いつきは…

結城里音
4年前
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妖狐xこい-inu x koi- 第1話 縁側の香りと愛する人の匂い。

 夏の長雨も終わり、縁側にたたずむ紅羽《あかばね》いつきは、若いころに発症した病魔に襲わ…

結城里音
4年前
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