2024JNでの練習法→2025JNに向けて

こんなに短いスパンで書くのは初めてです。
というのも前回の反省で練習法も詳しく書こうと思ってたんですけど、準決勝脱落してしまってそちらの反省に意識を持っていかれてこちらを書くのを忘れていました。
競技ヨーヨー選手で練習法の詳細を公開してるのはイシダヒデオ選手くらいしか知りませんし、イシダ選手も2019年世界大会時の練習法を公開してるのみで毎大会ごとには書いてません(本人曰く今でも2019年世界大会時の練習法を実践してるとのこと)
自分は毎大会ごとに練習法を変えています。理由は人間は毎年年齢を重ね、体力も年々低下していくので毎年同じ練習法を継続するのは20代、30代前半までが限界だなと感じたからです。そしてこういうシステマチックに練習法を考え出したのが30代後半からなのでもはやこれまでです。。。
なのでまず今回のJNのための練習法を公開して、更に来年に向けての練習スケジュールも今考えて1年計画で頑張っていきたいという決意表明もしたいと思います!


・大まかなスケジュール

曲、構成が完成したのが4月中旬、そこから逆算して本番まで2ヶ月弱、1日に通せる回数、確保出来る時間を考慮、体力モチベーションをガン無視して作った無茶スケジュールがこちらになります。

準決勝 1日10回(約20分)を1セット
決勝 1日10回(約40分)を1セット
仕事の日はどちらも1セットずつ(セット間休憩20分)
1時間20分を確保、これを出勤前にこなす
(仕事が13時からなので9時半起床10時半から開始で余裕を持って終われる)
休日は準決勝、決勝どちらも3セットずつ(合計4時間)
休日が10日×2で20日、平日が40日と計算
これで平日400回、休日600回、合計1000回通せます


はい、無理です。実際無理でした。

流石に1000回は無理でも半分の500回はいけるだろうと高を括っていたんですけどそれすら無理でした。
まず平日出勤前に準決勝決勝共に10回通す、これは最初の1週間は出来ました。でも普段ストイックに練習してないので反動が来て3〜4日ヨーヨーしない日がありました。
これを経て軌道修正、準決勝と決勝は日を分けて10回ずつ通す、あるいは5回にして共に通す、という風に変えました。
そして休日練習各3セットずつ、これはもう初っ端から出来ませんでした。2セットずつで限界、しかも反動で翌日は練習しなくなりました。
これを経て軌道修正、反動が来ないように1セットずつ、準決勝だけ2セットあるいは決勝だけ2セットという風に変えました。

はい、もう500回すら不可能な練習メニューに成り下がりました。スケジュールの組み方も無茶でそれをやり通す意思も弱い、体力も無い、何もかもが準備不足でした。

・メンタルコントロール

量がこなせないなら1回を集中して質を上げる選択肢を選びました(これが逃げ、甘えになると思ってても蓋をして耳を塞ぎました)
通しをする前に曲をかけてイメトレ、具体的にJNのステージ上、観客席、空気感を鮮明にイメージしてそれを行ってからMCのコール→通すというのをやり続けました。これを5月中旬くらいからやってました。
更に連続して通すと決まる→グダる→決まる→グダるみたいな流れが出来てきて、長時間やり続けるとグダる→グダる→グダる→グダるみたいな心折れる展開になりがちで、そうならないために合間にリラクゼーションソングを聴きながら深呼吸をするというルーティンを挟みました。
実際これを続けて毎回決まってたかというと実はそうでもなく、本番前も自分の出番の5人前からそのルーティンをやって3人前から軽めの技確認をする、という流れをやりましたが決まりませんでした。
以前twitter(絶対にXなんて言わないという鋼の意志)に「緊張とかメンタルとか関係ない、決まる決まらないは練習量で決まる」的なことを言ってましたが、自分で言っといて実践出来てないのはもうお笑いですね。

・練習会が全てを狂わせた

これは前の日記にも書きましたが練習会でそこそこの出来を出したことで調子に乗ってただでさえ少ない練習量を更に減らしたのが全てです。練習会が悪いわけではなく、意識の問題ですね。
調整と称して楽をしました、逃げです。
本来なら本番3日前から練習量を減らして1回1回丁寧に集中して通すというのを予定してたのに、練習会終わりの3週間前から練習量を減らす、これは駄目です、愚の骨頂というやつです。
これでもし内容と結果が出ていたら今後の大会練習も楽してやっていたと思うと、失敗して逆に良かったまであります。練習量は嘘つかない。


・今後の計画

さて、今回は色々無茶なスケジューリング、調子に乗って楽をする、なんとかなるさ精神でなんともならないという三重苦に泣き、5連続決勝進出を逃してしまいました。アホですね。
でも収穫はありました、それは技のチョイスは間違っていなかったこと。
今の構成でスピードを1.1倍速くして加点要素を追加してやれば、来年以降もまだ戦える位置にいます。
前の日記でも書きましたが今は技を増やす期間です。ただ増やすだけじゃなく実戦投入可能な精度まで練度を上げるためにはストイックに練習しても半年は必要になるでしょう。
それに自分は習得速度が異様に遅いです。なので来年になっても1個か2個しか技が増えていないでしょう。

それでも

来年もう一度あの舞台に立つために

頑張っていこうと思います。

まず今年いっぱいは技習得に当てます。2024年内の大会は出ません。理由は前回日記参照。
そして来年の大会の曲を今の内に決めます。候補をストックしておくのでなく、決めます。構成も大筋は決めておき、新技の習得進捗によって微調整します。
そしてNJがあるかないかわからない状況なんですが、もういっそのこと地区大会はパスして直でJNに出ようと思ってます。なのでワイルドカード、準決勝、決勝の曲構成を作って年明けから反復して行こうと思います。
これには理由があって、自分は大会毎に熱量を上げて頑張るんですが、ひとつの大会が終わるとその熱が一気に冷めます。もう一度熱を上げるのには相当悔しい思いをしない限り、平気で3〜4ヶ月かかります。今回のJNで熱量が上がりきらなかったのはNJでそこそこ満足してしまったからです。
なので熱量を保つために、大会に出ない。
という練習法を試そうと思います。
年明けから反復を始めるのは、だいたい6ヶ月くらいの期間があれば、今度こそ1000回通しが可能だろうという計算です。
甘めに、無茶をせず、それでも量をこなす。
平日は5回、休日は10回通して、週2日完全フリー日を作る。
これでだいたい1000回行けます。今度こそ完璧な計算です。
でも机上の計算なんて簡単に崩れるので、長期的スパンで計画は必須です。技の習熟度によっては11月からやり始めるかもしれません。

それでも

俺はあれだけ頑張ったんだ

って言いたい

言えるように努力したいんです。


今回はここまで。
どうもありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?