出会い。

このブログでマゾと公言している僕にもノーマルな彼女がいた時期がありました。思春期から20代。心の奥底に穢れた欲望を必死に隠しノーマルな女性とお付き合いさせていただきました。自分に嘘をついてマゾのくせに恋愛などしていたことでお付き合いしていた女性に本当に申し訳なく思っています。

自分に向き合う勇気もなかった僕は結果的にノーマルの彼女たちを大きく傷つけ今は因果応報となってこの身に降り掛かっているのかと思っています。

中学生の時深夜の自宅トイレで読んでしまった文学全集。谷崎潤一郎の美文と艶めかしさに頭が真っ白になって気が付けば生まれて初めて精通していた。

以来心の奥底で何処か他の男性とは違う人生を歩む予感があった。それでも僕は必死にそれに抗った。

今思えば学校でも僕は女子にいじめられていた。それでもそんな自分に必死に抗っていた。

普段から女子に犬みたい言われていた。学級会では女子に吊し上げ議題とされみんなの前で謝った。泣きそうになりながら謝る中、女子の視線に知ってはいけない秘密の快楽を予感しながらぞくぞくする自我の崩壊を必死に堪えた。

いじめは性的なものになっていった。学園祭では女子に囲まれ化粧を施され女装させられて舞台に立たされた。彼女たちの履き古しの下着を穿かされ笑われて大きくなってしまた下腹部を馬鹿にされた。

やがてクラスでは一番大人っっぽい不良の女子チームに休み時間馬乗りにされたり上履きの匂いを嗅がされて馬鹿にされるようになった。

一人の女子が僕にまたがり僕の顔に上靴を押し付けた。勃起している僕の下半身に気がついた彼女の目が変わった。

ぎらついた目がとても艶やかで美しいと感じうっとりする自分がこわくなった。

女子に跨られ馬鹿にされるという屈辱。そして残酷で美しい瞳。彼女の足の汗のすえた香りが僕を陶然とさせて意識が遠のくような快楽を知った。

やがてこっそり放課後の女子の上靴の匂いを嗅いだり靴の中を舐めるどうしようもない変態中学生になっていた。

それでも僕は自分を健康な男子だと自分自身を決して疑うことはなかった。

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