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冷房ガンガンでも汗だくになった「第52回エリア杯+」でスプラ2実況デビュー!感想や経緯、準備したことをまとめてみた

どーもこんにちわっ!ゲームキャスターの長谷川 優貴です!

2021年7月17日、スプラトゥーン2のコミュニティ大会「第52エリア杯+」の実況を務めさせていただきました。

タイトルの通り、汗だくで頭がボーっとしてしまうくらい熱い試合だらけ。今も余韻が残ってます。最高の1日でした。運営、選手、視聴者、みーんなありがとうございました。

本記事ではそんな激熱な大会の感想と、実況をすることになった経緯やどんな準備をしてきたのか、というのをまとめてみます!

過去一の熱量とも言われるほどの戦い

エリア杯+とは、スプラトゥーン2の「ガチエリア」ルールにて行われるコミュニティ大会。月2回のペースで開催されており、今回は52回目となりました。歴史が深すぎる。

まず結論から。スプラ2知ってる方も知らない方も、決勝戦だけで良いから観てほしい。本大会の魅力がググっと集約されています。(上のYouTubeリンクは決勝からスタートするようになってます)

エリア杯+で最多優勝記録を持つ超強豪チーム「うまこ」
第51回の覇者が2名+ベテラン勢で組まれた「ちゃんず」

この2チームの戦いは視聴者のコメントやTwitterで「過去一に熱いかもしれない」という言葉を引き出すくらいの接戦でした。

「うまこ」が力の差を見せつけ2本先取。このままストレート勝ちで優勝かと思われたその時、「ちゃんず」化ける。ほんとに、ほんとにわずかな差で2連勝をもぎ取り、ラストマッチへ。最終戦もすんなりと終わるはずがなく…続きは動画をご覧ください。

もちろん、その他の試合も大白熱。そもそもの第一戦目、準優勝した「ちゃんず」に自らの尖った戦法を押し付けた「スギしか勝たん♡」が1本勝ち星を上げてからのスタートとなっています。いきなり波乱万丈な展開か?!と思われる流れで、終始ドキドキする大会となりました。

過去の大会も非常に面白い、楽しい、熱いといった試合が展開されていますが、また歴史に厚みを持たせるような内容だった第52回エリア杯+。次回は8月1日に実施されるそうです。ぜひ次回もご覧ください。

実況に至った経緯

普段はスマホMOBAを中心に活動しているぼくですが、今回は初めてスプラトゥーン2の実況をさせていただくことになりました。

経緯としては、今回のエリア杯+で解説を務めていましたルオカ団長と、別タイトルの大会でご一緒させていただいたことがきっかけです。

本大会はルオカ団長が今やりこんでいる訳ではないゲームでしたので、二人実況に近いスタンスで臨みました。この時、お互いとても話しやすいという印象を得ており「いつかスプラトゥーン2の実況・解説としても一緒になれたらいいですね…!」というお話をしてたんですね。

そしたらルオカ団長が主催のOdaさんに声をかけていただき、実現した、というわけです!

なおOdaさんとはイベント主催者繋がりがあり、以前Clubhouseでお話したことがありました。いつどこで、どういう繋がりが素晴らしいものになるか分からないものだな!

実況準備について

ここからは実況にあたって実際に行った準備についてまとめてみます。なお、キャスターとしてバリバリ活躍されてる大先輩で、エリア杯+の実況も経験済みである水上さんにも色々お話を伺いました。(本当にありがとうございました!)

準備する前段階で、ぼくのスプラトゥーン2経験や事前に持っていた知識は以下の通りです

・発売当初から数十時間はプレイ済み(ランク27程度。ほぼナワバリのみ)
・ガチマッチのルールは把握済み(アサリはちょっと怪しかった。エリアは大丈夫)
・武器のだいたいの性能やサブ、スペシャルは把握。ただ脳内の最終更新が3年以上前だったので、知らない武器やサブ・スペシャルがある
・スプラトゥーン2の大会観戦は、ほとんどしたことがない
・エリア杯+の名前と、すごい続いてる歴史の深い大会だというのは知ってた
・選手に対する知識は0

①武器などの正式名称と愛称を覚える

最初に取り組むのは正式名称の把握。これはどんなタイトルでも必ず最初にやります。

正式名称を覚えるというのは、何もアイコンや見た目と名前を紐づけるだけでなく、それがどんな動きをするのか、どういう役割を持っているのか、という部分まで触れていきます。もちろん深くまでは触れませんが、一つの名前に多角的な情報を入れたほうが名前を覚えやすいんですよね。

また、実況で言葉にする可能性があるものは喋り慣れてる必要もあるので、結構時間をかけます。

具体的には、こんなことをやります。

1.ノートに書く

武器メモ

まずは系統別に武器の名前、サブとSPをまとめます。そのあとは使い勝手について記載。これはWikiなどに書いてある内容はもちろん、自分で実際に触りながら書いてます。

この時ランク低くて使えない武器とかあったんで、ナワバリで遊びつつ、みんなの武器やSPなどに触れながらより情報を浴びます。(一番しんどいのはチャージャーに抜かれることです。チャージャー嫌い!)

ちなみにぼく、書くという作業がめちゃくちゃ苦手でしんどい(字が汚い&漢字が全然分からない)ので、結構つらいです。でも書くって覚えるのにはめちゃくちゃ効率良いんで、逃れられないのです…くそう。

2.武器一覧データをまとめる

武器一覧

次にスプレッドシートに武器をリスト化します。Wikiからアイコンをもらって視覚的にも分かりやすくするのです。(ゲームによってはこれがキャラクターやアイテム一覧だったりします)

ぱっと見はWikiとかと変わらないんですが、一度自分で作ればその後いろいろ加工したり、見たい情報だけ確認したりできるので重宝してます。

なお手書きとデータ化で重複してるように見えますが、微妙に使い分けしてます。

・手書き:自分が感じたこと、思い、感触などを含める
・データ:名称、数字、記録などの事実のみ

感じたことなどはキーボードで打って見返してもしっくりこないことが多いので…まぁこの辺りは個人差があると思います。

②大会データをまとめる

まずは、先ほど作成した武器一覧を元にエリア杯+での使用数をまとめました。これによって、どの武器がよく使われる傾向にあるのかを把握。そうすることで、逆に全然使われてないものを愛用している選手なども覚えやすくなります。(絵は若干ミスがありますがご容赦ください)

③選手データをまとめる

選手情報

ここは完全にルオカ団長に頼りました。1時間くらいかけて、エリア杯+の上位ランカーや注目選手などについていろいろと聞いたことをメモります。(画像は半分も載ってないくらいたくさん教えて頂きました…!)

これを知ってから再度大会を見直すと、より広く深く楽しめるようになってきますし、誰が何の武器を持ってるのかも瞬時に判断できるようになります。

実況の時は、誰が誰を倒したか、というのも拾っていきたいところなので、持ち武器がある選手は把握しやすくて助かるのはここだけの話…!

また、把握できる範囲で各選手のTwitterやYouTubeも拝見しました。個人視点で配信してる方々のプレイを観た感想は「あぁ、これは同じ人間じゃないな…」です。どうなってんのみんな。脳と手がぼくの100倍のスピードで動いてると思う。

④チームデータをまとめる

チームまとめ

大会参加者が決まると一覧になっていたので、それを加工して各チームと選手の情報を整理します。

エリア杯+はチーム替えが多く、だれかいつ優勝したか、だれが組んでたかという情報が入り乱れていました。ゆえに出来る限り把握できるようにする意図があります。

事前にまとめきれなくても、大会中にルオカ団長やYouTubeのコメントから得た情報と一覧を照らし合わせることでストーリーが繋がっていくのも楽しかったです。

⑤繋ぎの話題デッキを作る

エリア杯+を最初に見た時、大きく二つの印象を受けました。そのうちのひとつが「繋ぎが長い~~~~~~~!!」です。

この大会、インターバルというものは一切なく、配信開始から終了まで常に実況解説で話しながら進めていきます。

基本的には参加チーム・選手や試合について解説と話を掘り下げる形になります。ただ、これだけトークタイムが長いと途切れる可能性もでてくるかも。ということで、いくつか話すネタを準備しときます。

過去の大会で印象的だったシーンや、個人的なお気に入り選手について、スプラトゥーン2というタイトル自体に気になってることや不思議に思うことなどなど。

ここは「データ」と「感想」の2パターンで対応できるようにしておくことで、臨機応変に対応できるかなというイメージでした。

用意した話題を使う使わないに関わらず、自分が落ち着いて実況に備えられるかどうか、というメンタル安定剤として準備する内容になります。

⑥実況練習

ここまできてやっと実況練習!(もちろん感触を掴むためにサラっと流すことはありますが、繋ぎの話以外の準備ができてから行いました)

ここでエリア杯+を見た時のもう一つの印象。

「試合展開、早すぎーーーーーーーー!!!!!!」

ガチエリアの勝敗に関係するものは以下のようなポイントがあります。

・人数差
・誰が誰を倒したか
・SPチャージ状況
・SP発動状況
・エリアカウント
・塗状況(抑えなのか打開なのか)

これらの移り変わりが尋常じゃないスピードで行われ、かつログはあまり残らない(つまりログ以上に大事な情報が盤面にたくさんある)というゲーム性。

それらを踏まえ、ルオカ団長との打ち合わせで「実況は盛り上げに徹しよう」と意思統一しました。構成についてもルオカ団長が全ての武器に触れるというよりはポイントを抑え、とにかくゲーム展開を出来るだけ追い、その熱量を伝えていこうという作戦に。

あとは作戦通り(フィニッシュ時に一番熱量が高まるよう)に、使う言葉や拾うポイント、声の張り方などなどに工夫をしながら練習を積み重ねます。

最後に

これらの準備を行ってから臨んだ大会。結果だけ言うと、選手のみなさんにとてつもなく引っ張って頂きました。

あんな素晴らしい戦いを見せつけられたら、熱量なんて勝手に上がるし勝手に叫ぶわ!と心でも叫びながら楽しく実況させていただきました。

視聴者の方からも暖かいコメントが多く、間違った方向に実況しているわけではなさそうだな…と安心したのはここだけの話です。

自分の実況スタイルや性格的にスプラトゥーン2はとても合っている気もしたので、ぜひまた実況したいですね。

プレイヤーとしてはやっとランク30になり、ガチマッチはほぼ触ってなく、なによりジャイロ操作が一切できないという状況です(汗)

ルオカ団長からは200~300時間くらいやれば慣れますよ~とさらっと言われたので戦々恐々としてます。

でもめっちゃ面白かったし、来年のスプラトゥーン3にも備えたいし…ちょこちょこ練習します!

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。また次の機会も楽しみにしてます。

ではまた。バイバーイ!


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