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山下清さんに学ぶ「本質」

山下清、と言えば、「日本のゴッホ」とも呼ばれる画家の顔を持つ反面、「裸の大将」と称され、全国各地を放浪し、その記録が書籍にもなっています。

彼のことを考えていた時、とってもタイムリーな情報が私の元へ入ってきました。

今年、清さんが生まれて100年目に当たるそうで、その生誕を記念しての展覧会がある、とのこと。

絵画って、描いた人のエネルギーを直に感じることができるので、特に好きな画家の展覧会にはよく足を運びます。

宇宙からも「行きなさい」と促されているように感じました。
これはもう、行くしかありませんよね(笑)

結果、本当に行って良かったです。
清さんの生涯のことを存分に知ることができました。

それと同時に、自分の中にある「燻った感性」をとても刺激されました。
清さんは、「放浪したい!」と思ったらすぐそれをやるし、「絵(貼り絵)を描きたい!」と思ったらすぐにそれをやる。

私たちは、大人になるにつれて、「やりたい!」と思ったことを理性で封じ込めてしまう時があります。

「他人に迷惑をかけるから」「立場を考えないといけない」など、

ついつい、「外側」のことを考え、「内側」から湧いてくるものを抑えてしまうのです。

そして、私自身も、清さんみたいに自由に物事を「表現」したかったのだな。と気づかせてもらいました。

彼の「放浪記」は、決して飾ることなく、「ありのまま」を「表現」していました。
「ありのまま」ほど、強力なものはない。
そのことを再確認した瞬間でした。

彼だけが「特別」ではない。この展覧会はそんなことを教えてくれた気がしました。

芸術に「正解」はありません。かのピカソも「自分は意図を持って絵を描いていない、見る人の心に任せている。」と。

芸術鑑賞は、自分にとっての「正解」を見つけることなのではないか?とも思いました。

あなたの「正解」はどんなことでしょう?
そして、あなたの中に燻っている感性はどんなことでしょうか?

山下清展、オススメなので、是非行ってみてくださいね♪

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