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PORTRAIT OF MINAMATA 始めます!

【豊田のリハビリ企画 ・PORTRAIT OF MINAMATA 始めます!!】
※水俣のみなさん、ぜひご協力よろしくお願いします!
(水俣の人たちへ広がるようシェアもお願いします!!)

これは私自身が、水俣の人たちと会い直し、知り直す。
そして、新しく会い、知っていく。始め直す企画です。

水俣の土地を、水俣病だけのことを指す形容詞で表される特別な土地ではなく、それも含めて、他の土地と同じようにあらゆる人々の営みがあります。過去の否定ではなく、過去から現代に繋がり、海だけではなく、山の暮らし、川の暮らし、町の暮らし。それらが循環しながら水俣の街もあります。
そうした今の水俣を、水俣の人々の肖像を通して土地を表したい。
そして、そんな写真が撮れた時にこそ、水俣という地名をタイトルに使いたいという、長い間温めてきた企画です。

※水俣の方へ。いろんな人にとにかく会って写真を撮りたい、話を聞いてみたいと思っています。
撮影条件というかお願いは1つ。
「いつもの場所」をというキーワードで撮らせてください。
職場でも家でも、いつもの散歩道とか、休憩場所とか…自分の思ういつもの場所で撮りたいです。
撮る!話を!というと圧があるので…いつもの場所へ遊びにいかせてください。

写真は、中村鮮魚「中村雄幸さん」。水俣で今唯一の魚の行商さんです。
この企画とは別に、私は個人的な中村さんファンなので、取材していました。
トレードマークはこのちょっといい人具合がはみ出てしまう笑顔…中村さんが見る不知火海や海の生き物の話が好きです。先日ゆっくり話を聞かせてくれたので機会を追ってまとめたいと思います。
笑顔の写真ということでなく、その人らしい表情で撮りたいです。

今回も相変わらず…仕事になる見込みなく発進しました!笑
経過は随時、FBやnoteで更新していきます。今後の経過で面白いな!と思ってくださった方ぜひ!何か機会をくださると嬉しく思います。
そして、これに当面時間を使いたい!と最近はバイトもそこそこにして、今回は投げ銭箱も作ってみました。https://yuukitoyoda.base.shop/
後からプリントも追加予定・仕事も募集中です。
数年スパンで考えているので、水俣の人が見れるような(知ると輪も広がり信頼にもつながるので)年一くらい街中での展示や、最終的には写真集、テキスト、そしてできでば…願望はこの写真をプラチナプリントで制作したい!と色々考えています。

進めると方法も、道筋も変わってきて、自分のやり方が見つかると思うので、まずは始めます!そして、成果だけでなく、そんな揺れもブレも全部オープンに公開していきます!笑
6月には東京でグループ展あり、今水俣で同時のその撮影もしているため、まずはじわりじわりと動きたいと思います。

温かい目でどうか見守ってください。よろしくお願いします。

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長くなるのでここからはぼやき

なぜリハビリ企画なのか?といいますと、、、話すと長いので端折りますが、水俣へ越してこの秋で9年になります。28歳でした…
何も知らずに住んでしりたい!と若さゆえ勢いできましたが、、家を決めたあたりからすでに直面すること多く、でも黒岩だけは撮ると決めてきたから撮る!とそれだけを思いながら堪えて来ました。まだ本にできてないのでこれからですが、展示のような形でまずはまとまり、安心したのか、堪える限界がきてしまいました。そしてその結果、ここ数年誰とも会いたくない、関わりたくない、さらに昨年炸裂してしまい、黒岩で取材していた時と同じだけまた何かを堪え続けるのかと思うと恐ろしく、同じ熱量を不信の先でもあるところに向けられそうになく…そして昨年の坂本でもやっぱり不調で、、ひどいものでした。
しかし昨年、坂本に通い、写真を見る地域の人を見ながら思いました。

なぜ水俣へ来たのか?なんでそれでも住んでるか?

しかし、これまで学んできたので…散々無理をして意地になってそこに後悔はしてないけど、持続性がない。。笑
なので、今回は無理のない自分のペースで、方法も模索しながら進めていこうと思っています。

水俣には以前「水俣な人」という塩田武士さんという写真家がいました。熊本のカメラやでバイトしてた時のお客さんでもあり、もう少し早くに塩田さんや水俣に興味を持っていれば…と悔やまれますが、私の好きな水俣の本でもあります。
先日、動機も内容も違うものではりますが、似ている企画であることから塩田さんのお連れ合い・弘美さんへも会いにいき、企画の承諾を得てきました。
いい企画だと賛同してくれ、逆に水俣な人の今や、その繋がりで一緒に会いにいこうと話していました。早速先日、一人目に会い、撮影してきました。

今回は、ナ形容詞の特別なTHE水俣ではなく、ノ形容詞で全部含めて水俣という土地を表したい、来てからずっと感じてた外側からの求められる水俣に違和感への抵抗のような部分もあります。
ただ私がどうということはなく、それをジャッジするんではなく、教わりながらまずはとにかく水俣の人たちに会い、知ることから、始め直そうと思います。

どうぞみなさんよろしくお願いします!!

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