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新しい弓で1週間弾きこんでみて

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新しい弓買ってから一週間以上経ちましたが毎日練習で弾き込んで大分馴染んできました。

持って帰ってきてすぐは毛の張り具合がどのくらいが良いか分からなかったり重心バランスが今までのフレンチと違ったりで少し苦戦しましたが、慣れて見て非常にいい感じです。

それで感じた特徴をいくつか書いてみます。

重量は重め、バランスもやや先寄り

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63gと標準よりやや重めの弓ではあります。

バランスも先寄りで、やはり今までのフレンチと比べるとやや弓を弦から離した時に重さを感じます。

ただ、重いから良くないというわけでは全然なく、単純に慣れの問題で、このアルシェで弾くと先弓でもしっかり楽器を鳴らせるので、フレンチに持ち変えると逆に先のほうで音が抜けてしまったりします。

アルシェの100万クラスの弓は大体重い傾向があるようで、他のペカットモデルもそうでしたし、サルトリーも重め、他のお店で中古で出てるものも63gくらいの様です。

硬くないが、強い

非常にスティックがしっかりしており、腰の強さがあるのですが、跳ね返されるような硬さがありません。

ギヨームの弓を使っていたときはバチバチに硬く強く、音も硬質な感じでしたが(最近のギヨームはちょっと違うそうです)このアルシェは強いがしっとりしなやかさがあるという不思議な感覚で、ちょっと最初は傾向を掴めませんでした。

試奏の段階では結構毛の張りを強くしていたのですが、今は殆ど張っていません。

思いっきり擦る様に弾く場合でなければ、弱めに張って弾力を使って優しく弾いてあげるとクリアで柔らかいとても良い音が出ます。

見た目が綺麗

ペカットモデル、サルトリーモデルより装飾が豪華で、さすがフラッグシップのトルテモデルという感じです。

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金糸も綺麗ですし、やはりスクリューの貝がとても綺麗でかわいいです。

ローズゴールドってのも品があって非常に良いです。

トカゲ革も高級感あって良いのですが、ここは痛みやすいので、長持ちはしないかな…

行きつけの工房で似た素材の革があれば良いのですが。

〜〜〜

非常に高い買い物でしたが思い切って買ってみてよかったと思います。

ただ今までのフレンチから完全に切り替えるというよりキャラクターが違うので、曲によって持ち替えたりという使い方になりそうです。

引き続き、練習頑張ろうと思います。

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