日常がまた崩れていく 猫日記39日目(加筆)
昨夜の雨は激しかった。動画を見直しても、雨の音が雹のようにバチバチと聞こえる。
この雨が止めば来週からはきっと梅雨明けだろう。例年と変わらず暑い夏が来る。
しかしまたコロナが私たちの日常を壊していく。延期された東京オリパラまでちょうど一年。池江璃花子さんの魂のメッセージを聞いてもなかなか体に力が入らなかった。
運命の歯車はどこまで狂っていくのだろう。この数日は本当に心が締め付けられて。やっとのことで見つけた出口をまた塞がれた気分である。
猫たちには明日への不安は無いのだろうか。期待する未来が無ければ苦しむこともないのか。心穏やかな日常って何だ?雨が激しければ雨をしのぐだけなのに。人は何を恐れ、苦しむのだろう?
雨宿りするクロとよっちゃん
連休だというのに美味しいものをいくら食べても力が入らない。
猫の母さん、教えておくれ。無症状でもPCR検査なんか受けたらお前たちは安心して生きられるのか?
今日、目の前に見えている風景が、非日常の世界でも、いつもと変わらぬ日常の風景であろうとも、我々がやれることは、何も変わらないんじゃないのか?人間は何を恐れて大切なものを禁止するのか?諦めるのか?諦めさせるのか?
『終末のフール』のボクサーみたいに、俺たちは未来を恐れること無く、今やれることを、手を抜くこともなく、淡々と、丁寧に、黙々とする他はないんだよ。例えタイトルマッチが有ろうと無かろうと、世界が粉粉になっても、今やれることを。