カフェでアルバイトをした話

ただいま人生初隔離中in台湾


三日間だから意外と楽しんでます🤤ちょっと前まで二週間隔離の時に渡航してた方々本当凄いなぁ、、、

さて。この時間を利用して、今日はカフェのバイトのお話を。
何のこと??と思われた方、是非早花まこさんのこの記事の後編をご覧下さい。

 
 
   第7回 中原由貴(煌月爽矢)(後篇) 単身、台湾へ――自分だけの挑戦が私を前に進ませる | 私、元タカラジェンヌです。 | 早花まこ | 連載 | 考える人 | 新潮社
   合格倍率は約25倍、なるだけでも相当難関な「タカラジェンヌ」という職業がある。青春を捧げ、常に自分を磨き、仲間と競い、舞台に立つ苦しみと喜びの日々から卒業した「彼女たち」は、今何を思うのか――。元宝塚雪組・早花まこが、元タカラジェンヌにインタビュー。彼女たちの“その後”に迫るドキュメント。
   kangaeruhito.jp
 



今までただの一度も、公式の場で『カフェでバイトをしてた』事は言った事がありません。今回、さらりとこのエピソードが登場しているので、そのお話を深掘りしたいと思います✨


ことの発端は…辞めて暫くして、私はまだ自分のやりたい事を模索してる日々が続いてる中…凄くやりたい!という訳じゃないけどどこか芸能事務所に所属しておかないと😭という、決して投げやりからくる思いではなく、むしろ必死な闇雲的な感情でちょこちょこ芸能事務所を回っていた時期がありました。

宝塚OGは極々一部の方を除いて、芸能界で生きていくのはかなり難しい。という事はもう皆わかっている事です。元宝塚という肩書きは溢れていて珍しくないし、その上で『演技の癖がある』『使いづらい』といった割とネガティブな目線で話される事も多々ありました。
どこの事務所か忘れてしまいましたが、面接に行った時に同じ様に割とディスられていて(笑)『だって、貴女がコーヒー淹れてる姿とか想像出来ませんもん。』
と言われた事がありました。


これはもちろん比喩的な意味合いで、良く言えば生活感がない(良く言ってるのか?)、悪く言えば浮世離れしてる感があって一般の演技が出来なさそう。という事です。
それを聞いて、は??淹れられるし。
とイラッときた私が始めたのがカフェでのバイトでした(笑)

ただ反発心があったのと同時に、その浮世離れ感を消せたら良いなと当時よく考えていたので、ちょっとした新しいことを始める事によって、今まで見えてないものが見えるかも。という気持ちもありました。

バイト自体は学生時代に経験があったのですが、ホスピタリティーを理解してないうちに辞めてしまったので、実質ちゃんと飲食店で働くのは初めての経験です。
大手チェーン店を選んだので、朝イチで入れるシフトのある店舗を探し、面接を受け、朝の時間帯のみバイトに入らせてもらう事になりました。

これがね、結果から言うともうめっちゃくちゃ楽しかったんです😂始めは手順を覚える事に必死で、ドリンクの作り方に追われていました。【朝のシフトに入る】というのは他の時間帯と少し違っていて、開店と同時に【毎日のルーティン】として出社前もしくは1日の始まりにお決まりの一杯を飲むお客様で行列が出来ます。その方のお顔と何を飲まれるかを覚える必要がありました。何を飲むか、というのもメニューだけじゃなくて『この方はコーヒースプーン要らない』とか『この方はミルク二つに砂糖一つ』とかオプションも全て含んで覚えます。

慣れてくると3人先のお客様まで見て、一度に全て作りながらお会計をサクサク済ませたり、朝の時間帯は私と店長さんの二人体制だったので、並んでいるお客さまだけじゃなく店内全て気を配ったり、様々な事を同時にこなす事に凄くやり甲斐を感じていました(笑)

この点は、OL経験もなければむしろ社会に出たと言えない位閉鎖的な世界で育ってきた私ですが、『先輩の先回りをして先輩にお手数をかけない様に自分がやる!』という事を叩き込まれた12年間だったので、意外とえ、私凄い仕事出来るかも!と思えた日々でした😂😂😂宝塚の厳しさに本当感謝。

そして記事にも少し書かれていますが、この時に今まで出会った事のない様な層の人々にも会いました。とんでもなく不機嫌で、凄く棘のある言い方でオーダーする方とか…声が小さ過ぎて聞き取れなかったので、聞き返したら突然キレられた事もあります。

今まで、職場関係の人々は皆優しくて良い方ばかりだったし、ファンの方ももちろん優しく接して下さって、直接敵意を感じる経験ってなかったんですよね。

だから、わぁ、世の中ってこんな物の言い方する人いるんだなぁとか、どんな思考からこんな態度になっちゃってるんだろう、とか色々…興味深く見る事が出来ました(笑)

でも大抵のお客様はフレンドリーに接して下さり、特に年上の方々は凄く可愛がってくださいました( ⸝⸝⸝⁼̴́◡︎⁼̴̀⸝⸝⸝)やっぱり、物を売ってくれる人、買ってくれる人、それぞれの立場に『ありがとう』があるのが一番気持ち良いですよね。

そんなこんなで続けていたバイトですが、その店舗で投票制で選ばれる『一番感じの良い店員コンテスト』でトップを頂けた事と、時期を同じくして、ある日ルーティン組の中の一人の男性が、帰りがけに所謂ラブレターを下さった事がきっかけで(笑)あ、もう私は店員という経験の上では満足するものを得られたかも。と思い、区切りをつけて辞めることにしました。


当初の動機であった浮世離れ感云々についてはわかりませんが、そういう上辺の見え方というよりも、色んな種類の方に触れる事が出来て、私にとって色々物事の見方が変わった経験の時間となりました。



宝塚ファンの中には、昔宝塚にいた人がカフェでバイトをしている姿が【残念な姿】として映る事があるとわかっているので、特にこの事には今まで触れてきませんでしたが…私にとっては色々感覚的に広がった期間だったので今回のインタビューでお話しました😌

という訳で( ⸝⸝⸝⁼̴́◡︎⁼̴̀⸝⸝⸝)今日は懐かしい思い出の1ページの話でしたー。
おやすみなさーい!

ゆうき

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