思ったことを話すのと、考えたことを話すことは違う
①思ったことを話す
②考えたことを話す
①と②の違いはなんだろうか。
一見同じように見えるが、本質的に見ると全くの別物だと私は考えている。
会話において、「相手を楽しませること」は非常に大切なのだが、相手を楽しませるということは、最低限の会話のルールが守れて、初めて浮き出る最大目標である。
以前の記事で、「何を話すかよりも、何を話さないか」の方が重要だということを述べたが、会話において最大限守るべきルールが、
「相手を不快にさせないこと」である。
いくら相手が喜ぶ褒め言葉をかけたり、相手に気持ちよく話させても、相手の地雷を踏んでしまったりしたら関係性は一気に崩れてしまう。
ここで、大切になるのが、②の「考えたことを話す」ということ。
①の、「思ったことを話す」と、②の「考えたことを話す」ことの最大の違いは、「頭に浮かんだことを取捨選択する時間があるか」ということである。
頭に浮かんだことを取捨選択する時間。わかりやすくいうと、「これって言って良いのかな。」であったり、「これを言うことで、相手はどんな気持ちになるのかな」と考えること。
この過程が、①の「思ったことを話す」には欠落しているのだ。自分の発する言葉によって相手はどんな気持ちになるだろうかという想像をせずに相手に話してしまう為、相手の地雷を踏むリスクも高い。
しかし、②の「考えたことを話す」を実践することで、相手の地雷を踏むリスクを最大限抑えることができ、尚且つ相手に「この人はしっかりと自分のことを考えて話してくれているな」というプラスの感情を抱かせることができる。
これは、対面会話でも、電話でも、SNSでのトークでも応用可能な会話の思考方法であると私は考える。
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