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私と母を繋いだ、小さな命

こんにちは、yuukiです。
今日は、『私と母を繋いだ、小さな命』についてお話しします。

私は動物が大好きです。
今は一人暮らしなのでペットは飼っていませんが、YouTubeやインスタグラムでかわいい動物の映像をよく見ています。

最近はまっているのは、”ウォンバット”
初めてウォンバットの動画を見つけたときは、あまりの可愛さに、鼻血が出そうに…
わざわざぬいぐるみも買いました。(笑)


このウォンバットが、本当に、めっちゃくちゃかわいいんです。
オーストラリアに生息しているのですが、日本でも会うことができるとのこと♪

国内には、わずか6頭しかおらず、そのうち4頭が、”日本で2番目に小さな動物園”といわれる、大阪の五月山動物園で暮らしています♪


最近は、個人的な「行きたいところリスト」がどんどん増えているのですが、そのNo.1と言ってもいいのが、こちらの五月山動物園です。
早く、生ウォンバットを見たい・・・✨

、という感じに、私は動物が好きなのです。

以前、”命とともに生きる”という記事で、過去、私が触れてきた動物たちについて書きました。
幼いころから、私と動物に関するエピソードはたくさんあるのですが、その中でも印象深いのが、”ジャンガリアンハムスターのハムハム”との思い出です。🐹


ハムハムと過ごした2年半

ハムハムは、私が中学校3年生の時に、我が家に来ました。友達のゆかりちゃんから譲り受け、ハムハムと名付けました。

家族みんなでかわいがって育て、家族団らんの時間には、ゲージから出して、よく一緒に遊んでいました。

日々のお世話は、水替えと餌やり、そして敷き詰めているおがくずと、ゲージの中に置いているお家の中の綿を取り換えること。あとはトイレをきれいにすること。

お世話する担当は私ですが、部活で疲れていたり、めんどくさいなと思ってさぼったりしたとき、お母さんが代わりにしてくれていることも多々ありました。


ゲージの中は2階建てで、2階にいつもハムハムが寝ているお家が置いてあるのですが、
2歳を少し過ぎた頃から、2階へのはしごを登る勢いが、だんだん衰えてきました。

それもそのはず、人間で言うと、実に80歳を超えたおばあちゃんです。

そんなある日、ハムハムの小さなかわいい耳に、赤い腫瘍ができてしまいました。
確かに、体にガタが来てもおかしくない年齢。
むしろ、ハムスターにしてはとても長生きしている方です。


前みたいに、ゲージから出して遊ぶこともできなくなり、病院で診てもらうことに。
お母さんが、休みの日に連れて行って、薬をもらってきてくれたので、その日からは、日々のお世話に、薬を塗ってあげることが加わりました。


ハムハムが繋いでくれたもの

ちょうどその頃、私は、一方的に、しばらくお母さんと口をきいてませんでした。
今まで両親に対して、大きな反抗期は無かったので、後にも先にもこの時だけです。

うちの家は、まわりの友達の家に比べると少しお堅い教育だったので、お小遣いが少ないとか、門限が厳しいとか、恋愛ができないとか、そういう小さなことに対して、青かった私は不満がたまっていました。

でも、このままの状態が続くのはよくないなと思いつつも、一度そういう態度をとってしまうと、変な意地を張ってしまい、一言も口をききませんでした。


そんなある日、学校から家に帰り、ハムハムのゲージを見に行きました。
2階のお家からひょこっと顔を出して、気持ちよさそうに眠っています。

その日は、お母さんが仕事を終えて、先に家に帰っていました。

帰ってきた私に、お母さんが一言

「ハムハム、亡くなったよ。」

私は信じられなくて、ハムハムのお顔をツンツンしてみましたが、全く動きません。

体はだんだん弱ってきていたので、この日がもうすぐ来ることは分かっていましたが、私は涙が止まりませんでした。

「今朝はまだ大丈夫そうやったんやけどね…。優しい顔で、眠ってるみたいやね。」
と、お母さん。

私は、お母さんに対して、変な意地を張っていたことなんて忘れて、お母さんと2人で、ハムハムのゲージの前でしばらく泣いていました。

ハムハムが亡くなったことはとてもとても悲しいことでしたが、眠っているハムハムが、

「そんなに意地っ張りしてないで、仲良くしてね。」

と言ってくれているような気がして…

私は、ハムハムの死をきっかけに、お母さんに謝ることができました。

あれからもう10年以上経ちましたが、今でもこの日のことを思い出すと、涙が出ます。

ハムハムは、しばらく見えない壁で隔たれていた私とお母さんを、自分の命を持って繋いでくれました。

今度実家に帰ったら、お母さんにこの話をしてみようかな♪
そして、裏庭のハムハムのお墓にも、お礼を伝えに行こうと思います。

#私のペット自慢 #実家の思い出 #ペット

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