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2023年6月のお兄ちゃんの⛩巡礼記

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*悠季*の6月
巡礼記はこちら


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5月の巡礼が終わり、一息ついた頃、違和感を覚えた事が有った

それは…
ある「方向」をボーッと見て居た事……

自分の家から調べてみた所、方角的には「西南方向」

「なんかあったっけ?」と考えてみましたが、何も出てきません

その後、気を抜いて居ると常にその方向を何故か見ていました

他にも

その頃から、僕の体温が通常体温が35度から37度になり
最初は「風邪か?」とも思いましたが、病院での検査は何もなし

ただ【体温が上がっただけ】でした

まぁ……疲労感や倦怠感は無く、逆に好調で体が軽く、エネルギーもみなぎる感じだったので、僕の中では、守護神である天照さんが最近会って居ないけど調子が良く、元気にして居るんだなと思って居ました


ですが

6月の巡礼前の5月最後の日

それは突然起きました

その日はお出かけの予定でしたが、生憎の大雨……(;´∀`)

内心
「どうせ、僕が外に出た瞬間には晴れるから、ゆっくり着替えて準備しようかなー」
なんて、いつも通り着替え、外に出た時でした

目の前の空間に「ヒビ」が入ると言う現象を目の当たりにしたと思いきや


「ピッシ」 「パッシャ」 「ガシャーン」 「パリ―ン」


そんな大きな音と思に、僕の周りから「何か」は砕け落ちた

それと同時に、先程まで土砂降りの大雨が、一気に晴れて行きました

そのすぐあとから、太陽が出てきたので

「天照さんがやったのか?」

と思い、外に出た時、僕はある事に気付きました

太陽を浴びてる間、感じていたいつも包み込んでくれる、天照さんの「気配」がまったくありません

天照さんの「気配」と言うより、「加護」ですね、それが無くなっていました


本来「加護が切れる=神様の信用を失う」になるのですが

一般の人なら一方的に切っても問題はありませんが、御用人の場合は、お互いが同意をして、加護を解除するのが掟です

御用人の中では、神様の加護ありきで、御用の仕事が成り立つ人も居るので一方的に切ってしまうと、死活問題になってしまいます

まぁ……(;´∀`)

加護を切られるって事は、見捨てられるような事を沢山したって事なんで、文句は言えない状態で切られるのが大概ですがね

僕は何で切られたのか、その頃は謎でした

元守護神の菅原道真さんに加護が無くなった事を聞きに行くと、どうやら天照さんは重大任務を遂行している最中で

「もしかしたら一時的に、力を外に出さず、全力を出すために切ったのではないか?」

と言っていましたが、僕は過去に目の前で加護が切れる所を、見た事が有ります

人を覆う様に有った、ベールの様な加護が上に持ち上がり、ふわっと消えて行く所を

今回の僕の様に割れるような音と共に砕けて消えたりしませんでした

割れる様に消える

僕の記憶の中にある、割れるような消え方…

一番似てる物と言いと


「消失」


神様の消失とは、寿命を迎えるか、誰にも信仰されなくなった神様に起こる「現象」です

誰にも信仰されなくなった神様の消失は、砕け・砂の様に成り塵の様に無くなってしまう物です

でも……
神様が寿命で消失する場合、全身がクリスタルの様に成り、割れる音と共に砕け、「神様の結晶」と言う物になり

次の世代の神様達の道具として再利用されたり、脈石として、各地の地脈・水脈・龍脈の調整に使われたり

神ヶ池の神水の元になったりと、消失した後も、活躍できます

本題のあの音…「消失の音」それにとても似ていました

力が外に行かなようにするだけなら、わざわざ解除せず、エネルギーを送るのをやめるだけで良いはず……何が何だか

ただ、僕の場合の加護は、エネルギーの回復を早めてくれる物なので、能力に支障はないので加護が無くても問題ありません

広範囲の範囲気配察知も補ってくれていましたが、僕の場合は悠季さんがマップを見るだけで、気配を察知してくれるので、あまり使ってないのでこれも問題ありません

そして、気になっている、西南方向の謎は、いずれ分かるはずと考えるのをやめました



そしてそのまま
6月18日の満月の巡礼になりました

相変わらず、天照さんは巡礼の時に現れず、でも今回は月読さんでもなく、何故かそこに現れたのは……!



クサカ「え、どうしてあなたがこちらに!」

僕らが今回向かう、横須賀に現れたのは意外な神様でした

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