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ハッタリ系謎肩書きの有効期限が切れました

スピ系界隈にも多い、貧乏系起業セミナーにも多い、あれ。
「オリジナルな肩書きをつけましょう」

これがあまりに浸透しまくって、それの持つ効果「ハッタリ」が最近ちっとも効かなくなってしまったというか、ハッタリかましているのがバレている時点で敬遠されるというか、胡散臭く思われるマイナスの要因になってしまっているわけです。

でもそれを無視して、今でもそういう起業セミナーとかで「オリジナルな肩書きをつけましょう」ってやってる。

で、そういうところに行く人は真面目なのでね、つけるんです。
ハッピーライフアドバイザーとか。
開運コーディネーターとか。

そして言われたとおりにブログを書くんです。
「今日も暑いですね。ハッピーライフアドバイザーのみかりんです」
言われたとおりに相互フォロワーのFacebookコメントをつけまくるのです。
「今日も元気でるんるん気分!がんばりましょう!」
お前、54歳だろ…るんるんって、時代がでるな……みたいなね!

この肩書き、もはやハッタリの効果がゼロになってしまったどころかマイナスの効果のほうが強くなっているんですが、それでも馬鹿の一つ覚え。
謎の名乗りからブログは始まります。

今の時代は、流れが早すぎて、もはやフォロワー数をたくさん持っていればそれだけ戦闘力高いというわけでもなくなりました。
書籍を出版したら認知度が上がって信用が高まります、なんていうのもあまりに現実を見ていないお言葉です。
PVを多く持っているのが正義、という時代も終わりに近づき始めています。

こういう、機を見るに敏な人は、ずーっと前に目新しい肩書きを名乗って、ある程度のリターンを得てすっとそれをやめて、すぐインスタフォロワーを増やして、今はまた別のことをやっているんでしょうね!

今も謎肩書きを一生懸命考えている人はいます。

「スピ系の人で、毎回書き出しの肩書きが変わっている人がいるのですよ。肩書きが変わるのが続くと、あーこの人いま不安定だなってわかる」
という話でちょっと盛り上がりまして、
「紀香を見習うべき」
「喜愛と氣合でノリノリ紀香」
「なんであんな美貌なのに、センスがおっさんくさいんですかね」
「基本まじめな人だと思いますよ、だから風水で結婚決めたり」
「そしてぶれないですからね!絶妙にセンスが悪い感じのまま、安定しています。安定感は見習うべき」

スピ系もルールを真面目に守るのが基礎基本ですから、まじめな人には心地よいし、特別さをすぐに感じられるので努力がすぐに特権階級意識に繋がって、非常に安らかな気持ちになれるのです。
自分の感じている違和感を受け入れてくれるし、それが統合失調症などの症状としてしか受け入れてもらえない社会の基準と違う部分で今の社会に受け入れられる場所になるので、救われる人も結構います。が、失敗する人も多いのです。どっちにしても危ない橋だから。

今さら、ハッタリが通用しない謎肩書きを一生懸命考えて、謎の名乗りのブログをいそいそ書いている人は、もう通用しないツールを売りつけられて最後の搾取をされているだけの可能性が結構あると個人的にはにらんでいます。

今は、謎肩書きじゃない、違う方法でハッタリをかまさないと行けないんですよ!2018夏!平成最後の夏!

個人的には、今までは良いリーダーになることが富を得るために欠かせないことだと思われていましたが、現代は「良いフォロワーになること」のほうが重要な気がしています。
正しいリーダーを見抜くこと。
そしてそれを一途に応援したり、支えたり、逆説的ですが導いていくことがフォロワーの力であり、役割です。

それには、良いものをたくさん見ないといけないし、良い経験をしないといけないし、悪い経験もしないとだめです。
むずかしいね。
人の意見に惑わされても駄目だし、人の言うことの真意が見抜けないようでもだめです。

知識はいつまでも足りないものです。
が、それでもきちんと生きていかねばなりません。
大事なのは自己肯定感なのだけど、現在の日本で大人の人たちは著しくそれが低い。男も女も。
(女性差別的なことが日常茶飯事なのは、この男女とも自己肯定感が低すぎるのが原因にある気がしている)

自己肯定感がないので、言われたことをやって安心したい。
謎肩書きで謎ブログを書いて安心したい。なんなら小銭もほしい。
メルカリでなるべく安くものを買いたいからとは値切って、自分の家の不用品を売る。
こんな、こんなみみっちい生き方!!!
私は絶対にい・や・だ!!!

でも、それが嫌な生き方だと知るのは、それ以外の自由な生き方を体験しないと無理な話です。

アイデアひとつでいくらでも金が作れることを体験したりしないと。

そしてもう謎肩書きでハッタリが効かなくなってきているという事実に目を向けないと。

人によってかませるハッタリはそれぞれです。
変なセンスのない肩書きをつけて自分のかませるハッタリの範囲を狭めてはなりませんよ。肩書きはハッタリをより大きくするのが何よりも重要な役割なのです。「皇室御用達」とか最強だねって話をしてました。
ハッピーライフアドバイザーと皇室御用達だったら、どっちを信用しますかね。ハッタリが効く方を使わないと駄目です。

個人的にハッタリの中でかなり成果があるなと思ったのは、モレスキンというノートです。

ヘミングウェイやゴッホが使っていたノート『をイメージして』作ったノート、というやつです。
ヘミングウェイは、モレスキンを使っていない。
まじハッタリ。

それが通用しちゃったんだよね!

ハッタリはこのくらいやらないとだめです。

その覚悟で、肩書きなりなんなり、やりましょう。
いいかこの世は修羅の国。

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つよく生きていきたい。